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日本ではあまり食しませんが、フェイジョアは食べられる果物です。低木なので庭で育てることもできます。
このページではフェイジョアの育て方をご紹介しています。土選びや育てる場所などを記載していますので、これから育ててみたい方はぜひ参考にしてみてください。
フェイジョアはフィジョアとも呼ばれるフトモモ科の植物です。日本では珍しいですが果実が食べることができます。花も美しく良い香りがする低木なので、庭木としてもおすすめで、海外では人気があります。
果実は10月下旬〜12月中旬にかけて熟し、鳥も好むため、お庭に植えると鳥がやってくることもあります。
フェイジョアの植え付け時期は3〜4月です。苗木を植え付けましょう。鉢植えの場合は、10号(直径30cm)ほどのサイズの鉢を使用し、樹高30cmほどで切り戻して支柱を立てましょう。
地植えの場合は、直径と深さ50cmほどの植え穴を掘って、掘った土に腐葉土3と赤玉土2、元肥を混ぜて植え付けます。
1本でも実がなる品種もありますが、2本以上混植すると実つきがよくなります。
フェイジョアは湿気を嫌うので、土がジメジメしないように気をつけましょう。
地植えだけでなく、鉢植えでも育てることができ、土を作るときは赤玉土を多めにすると水はけがよくなりますよ。赤玉土と腐葉土の割合を7:3にするのがおすすめです。
フェイジョアは日当たりのよい場所を好みます。パラグアイやウルグアイなどあたたかい地域が原産の植物ですが、耐寒性もあります。果実を収穫するとなると-5℃以下の低温にあたってしまうと品質が悪くなってしまいます。収穫の前には低温に当たらないような場所に植え付けましょう。
基本的には常緑性のある植物ですが、寒い地域だと葉を落とすこともあります。日当たりのよい場所であれば、どこでも問題はありません。
フェイジョアをお庭に直接植える場合は、降雨のみで問題ありません。ただし、真夏でほとんど雨が降らない時期は水やりをしましょう。
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをしてください。水切れを起こすと果実が育たないこともあるので注意してください。
フェイジョアの肥料は、2月の芽を出す前に寒肥として有機肥料を、11月に果実を収穫したあとにお礼肥として化成肥料を与えるとよいです。
フェイジョアはコウモリガの幼虫がつくことがあります。フェイジョアの枝のなかに入り込み内部を食べてしまいます。被害にあうと生長が止まることもあるので注意してください。
雑草が生い茂っていると、コウモリガの幼虫がつきやすいので雑草の手入れはこまめにしましょう。
フェイジョアの収穫時期は国内では10~11月頃なので、秋の時期に食べられる果実として知られています。南半球のニュージーランドでは北半球とは異なり3~5月頃が秋なので、この時期に収穫できます。
フェイジョアの実は熟してきたら自然と木から落ちるので、落ちた時が食べ頃といえるでしょう。
自家結実性の品種もありますが、ほとんどのフェイジョアは自家不和合性なので、実らせたい場合は別品種を2株以上栽培する必要があります。
鉢植えで育てる場合は、生長していくと鉢が小さくなることがあるので、3〜4月に植え替えをしてあげます。根を傷つけないように注意しましょう。
庭に地植えする場合は植え替えは必要ありません。
フェイジョアは発芽前の3〜4月に剪定するのが最適です。長く伸びてしまっている枝、混み合っている葉や枝を間引いてあげましょう。
下垂気味の枝には大きな実がつきやすいので残してください。
フェイジョアの挿し木時期は6月が適しています。フェイジョアの枝を5〜10cmほどカットし、切った枝の下の葉は取り除きます。枝を挿し木用に用意した鉢に移して増やすことができます。
収穫した種を植えることで増やすこともできます。フェイジョアの種まき時期は春の3〜4月です。
フェイジョアの果実から種を取り出したあと、よく洗い果肉を落とします。陰干ししてから鉢または地面にまいてください。芽が出るまではたっぷりと水を与えましょう。
種から育てると花が咲くまでに約5年前ほどかかります。
フェイジョアは海外では食用として有名です。自宅で育てたフェイジョアをぜひ食べてみませんか。花も楽しむことができるので庭木としても育ててみてくださいね。
GreenSnap編集部