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カレーやシチューに入れると美味しいジャガイモ。こちらは果実なのでしょうか。
このページでは、ジャガイモの花言葉をはじめ、花期や特徴、由来など基本情報をまとめています。これからジャガイモを自宅で育ててみたいかたもぜひご参照ください。
ジャガイモの花言葉は「慈愛」「恩恵」「慈善」「情け深い」です。
このような花言葉がつけられた由来には、ジャガイモの栽培が簡単だという背景があります。
まず、ジャガイモは土地を選びません。どんな土地でも栽培が可能と言わるほど育ちやすいです。寒い土地や痩せた土でもよく育ち、さらにデンプン質で腹持ちも良い特徴があります。また、ジャガイモは一度植えると何度も収穫ができる特徴もあります。そのため、ジャガイモは古くから人間にとって貴重な食糧とされてきました。
さらに、ヨーロッパでは何度も飢饉から人々を救ったとされており、日本でも天保の大飢饉では人々の食糧となりました。このように、人々のピンチのときに救ってくれる野菜であることから、「慈愛」、「恩恵」、「慈善」、「情け深い」という花言葉とつけられたのです。
ジャガイモの花期は5月から6月で、花色は品種によって白や紫があります。
あまりジャガイモの花は鑑賞されませんが、フランスのマリーアントワネットは非常に好んだ花とされており、ジャガイモの花を髪飾りにしていたと言われているほど魅了されていたといわれています。
花は摘むほうがリスクが高いので、そのままにして大丈夫です。
じつはジャガイモの栽培にとって花はとくに重要ではないのです。ジャガイモは地下でストロンというほふく枝を伸ばして、そのストロンの先に新しいイモを形成していきます。そのためもともと受粉能力が低く、そのまま花を咲かせていても収穫量に影響が出ないからです。
むしろ花を摘んだときに病原菌が入りこんで感染したりするリスクのほうが高いので、花を摘むのはおすすめしません。農家によって方針もことなりますが、もし花を摘むというときは清潔なハサミを使うようにしましょう。
ジャガイモにはそもそも花がよく咲く品種と、あまり咲かない品種があります。メイクイーンはよく咲きますが、男爵イモはあまり咲きません。種イモを購入するときに確認してみるといいでしょう。
花がよく咲く品種なのに花が咲かない場合は、土中の栄養バランスが乱れている可能性があります。窒素が多すぎると茎や葉だけ育って、花つきが悪くなったり、逆に少なすぎると全体の生育が鈍って花つきが悪くなります。
ジャガイモで私たちが食べているものは、果実と思われるかもしれません。しかし果実ではありません。では、根ではないか? とも思うかもしれませんが、根でもありません。いわゆるジャガイモで私たちが食べているものは、「新塊茎」と呼ばれるもので、地下で肥大化した茎のことです。
まず、ジャガイモという名前の由来から説明していきます。ジャガイモは「ジャガタライモ」が由来でついた名前とされています。こちらは、ジャカルタから入ってきたイモという意味です。
しかし、ジャガイモとなった由来は、それ以外にもあるといわれています。それは「ジャワイモ」が転じたという説。こちらはジャワ島から来たイモという意味です。
さらに、別の説もあります。それは「御助芋」が転じてジャガイモとなったという説です。「御助芋」とはどういうことでしょうか。
ジャガイモは、年に数回収穫が可能です。さらに、痩せた土地でも育てることが可能です。この特徴を活かしジャガイモは天保の大飢饉の際に食料として非常に重宝されました。人々を飢饉から助けてくれた感謝の気持ちから、このような名前となりました。
では、バレイショの由来について見てみましょう。バレイショは漢字で書くと「馬鈴薯」となります。こちらは中国での呼び名に由来しています。馬につける鈴の形に、ジャガイモが似ていることからこのような名前となったとされています。
英語ではジャガイモはポテト(poteto)と呼ばれます。最後にこの由来についても紹介します。こちらはタイノ族の言葉でサツマイモという意味がある「batata」が由来しています。ジャガイモがスペインに渡って「batata」は「patata」となりました。それがさらに転じて、現在の「poteto」となったとされています。
料理をする方ならご存じかと思いますが、ジャガイモには毒があります。芋から発芽した芽や皮などには、ソラニンという有害物質が含まれているのです。包丁の端をつかって、芽をくり抜くことを忘れないようにしてくださいね。
GreenSnap編集部