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一年中食べることができるキュウリは、初心者の方が家庭菜園でも栽培できる野菜です。キュウリは実だけでなく花も楽しむことができますよ。また、種類もたくさんあるのでいろいろな品種を楽しめます。
今回は、キュウリの花言葉や種類、特徴を紹介していきます。
キュウリの最も古い歴史は、メソポタミアまでさかのぼります。キュウリは昔から世界各地で食用栽培が行われており、キュウリを好んだ歴史上の人物もいるくらいです。
中国では完熟させて食べるのが、一般的であった時期がありました。日本でも完熟させて食べていたときがあって、完熟した黄色い瓜「黄瓜」が転じて「キュウリ」と名前がつけられたといわれています。
幕末には品種改良が行われ、早く成長し、皮も薄く味の良いキュウリが栽培されるようになりました。
雄花と雌花をつけますが、キュウリは単為結果性のため、受粉をしなくても実がつきます。
花が咲くと、花の根元にすでに小さなキュウリができているのがわかると思います。2〜3日程度で花は枯れ、花の根元にあった実は大きくなっています。
キュウリの表面には白い粉のようなものがかかっています。これは病気ではなく、ブルームというケイ酸を主成分とする果粉で、果実から水分がなくならないようにキュウリが出しているものです。味が落ちる心配はありません。
また、キュウリが曲がりすぎているときがありますが、それは病気ではなく、栄養や水分の不足や収穫終了を知らせています。
キュウリの90%以上が水分で、含まれているカロチンやビタミンCの含有量はわずかなので、栄養価はそこまで高くありません。
しかし歯ごたえがあってさっぱりとした味があること、そして水分量の多さから、夏や暑い地方などでは水分補給のために食べられてきています。
また、実の性質によって白イボ系、黒イボ系に分けられます。栽培されているものの9割が白イボ系で皮が薄いのが特徴です。
黒イボ系は四国や九州でつくられています。日本の各地方ごとに伝統的に育てられてきたキュウリがいくつも存在します。
中でも有名なのが大和三尺で、奈良県の特産品です。大きさは90cmほどになるため三尺という名前がつけられています。大和三尺は奈良県の名物である奈良漬に加工されています。
キュウリは収穫までの期間が短いため、自分で育てたキュウリをすぐに食べることができるので、みなさんも栽培して楽しんでみてくださいね。
GreenSnap編集部