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ミントの育て方を徹底図解!鉢植えで室内栽培するメリットとは?種まきの時期は?
ミント特有のスーッとした香りには、「気持ちを沈める」「喉の痛みを和らげる」などの効果があります。料理やお菓子に使うだけでなく、ハーブティーや入浴剤、アロマとしても楽しむことができます。
また、ミントの香りは虫除けとしても使うことができます。ゴキブリなどの害虫が出そうな場所にミントを置いておいたり、煮出した液をスプレーしておくだけで予防することができます。
ミントは最もポピュラーで人気のあるハーブです。特有の清涼感のあるスーッとした香りには、「気持ちを沈める」「喉の痛みを和らげる」などの効果があるといわれ、さまざまな料理やお菓子のほか、アロマや入浴剤、虫除けなどに活用されています。
今回は、ミントの育て方についてイラストや写真を用いて詳しくご紹介します。
ミントは生育旺盛で、暑さに強いだけでなく、寒さにも強くて丈夫なため、栽培しやすい植物といえます。
ただし、ミントは繁殖力が強すぎるので、地植えにすると、地下茎でどんどん育ち、こぼれ種からも発芽して、管理できないほど増えてしまうことがあります。
鉢植えやプランターを使えば、繁殖しすぎることなく、室内でも簡単に育てることができます。また、室内で栽培すれば、冬の間も収穫を楽しむことができるため、「鉢植え」での栽培がおすすめです。
ミントは日当たりがよく、風通しの良い場所を好みます。ただし、強すぎる直射日光にあたると枯れてしまいまうので、日なた〜半日陰となる環境がいいでしょう。
日陰では葉色や香りが悪くなるので、なるべく光の当たる場所で栽培するのがポイントです。
ミントは、保水力の良い土が適しています。
鉢植え・プランターで栽培するときは、「市販の野菜用培養土」か「ハーブ用の培養土」を使うと良いでしょう。
ミントは弱酸性~中性の土壌を好みます。pH6.0~6.5辺りの土壌だとばっちりです!
ミントの種まきは、3月中旬〜5月下旬か、9〜11月に行います。
秋にも種まきできますが、株が小さいまま冬越しをすることになるので、「春の種まき」がおすすめです。
ミントの種はとても小さいので、暖かくなり、気温が安定してきた頃に種まきを行いましょう。育苗ポットやセルトレイに種をまき、ある程度の大きさまで育てていきます。
あまり多く覆土しないのが発芽のコツです。種が隠れる程度に土をかぶせて、土の表面を軽く押さえてあげましょう。
ミントの本葉が5枚ほど出たら、植え付けのタイミングです。
根鉢を崩さないまま、15cm間隔で、鉢またはプランターに植え付けていきます。
ミントは根をよく張るので、5〜6号鉢よりも大きなサイズの容器に植え付けましょう。
ミントは乾燥した場所が苦手なので、鉢植え・プランター栽培の場合はたっぷりと水をやります。地植え栽培の場合は、自然に降る雨で十分です。
ミントは湿った環境を好むので、夏場は特にたくさん水を与えましょう。乾燥してしまうと茎や葉っぱが固くなってしまうので、朝と夕方の2回ほど水をあげるようにして、湿度を保ちます。
真夏の昼に水やりをすると根が傷んでしまうため注意!
梅雨の時期は日照不足と湿気で弱っていますので、過剰な水やりは厳禁です。ひょろひょろにならないように、控えめにしましょう。
冬場、地上部の葉は枯れますが、根は生きています。夏と同様湿度を保つように水を与えます。霜には当たらないよう、注意してください。
ミントの栽培では、追肥はほとんど必要ありません。
ただし、春の生育期や、開花後、収穫後に1回ずつ追肥を施すと、元気に育ちます。追肥では、ゆっくりと効果の現れる粒状の肥料を与えます。
植え付け2週間後くらいから様子を見て、1ヶ月に1回を目安に追肥しましょう。
元気な場合にはそれほど多くの肥料は必要ありません。与えすぎると、ミントの醍醐味である香りが減少することで知られています。
肥料不足では葉が小さくなったり、弱くなったりしますので、株の様子を見ながら少しずつ与えてみてくださいね。
ミントは、春から秋にかけていつでも収穫できます(室内で栽培している場合は、冬も収穫可)。
株が育って葉の枚数が増えてきたら、茎の上の方にある葉から順番に、大きめの葉を手で摘み取って収穫していきましょう。
葉を数枚残して収穫すると、収穫した後からわき芽が生えて葉数が増えていくので、長期間収穫を楽しむことができます。
花が咲くと茎葉が硬くなるので、茎葉を利用するには早めに花を摘み取るのがポイントです。
ミントは生育旺盛なので、植えっぱなしにしていると鉢に根が回って弱ってしまいます。1〜2年に1度の頻度で、植え替えを行いましょう。
株を大きく育てたい場合は、ひと回り大きい鉢を用意し植え替えを行いましょう。株をあまり大きくしたくない場合は、株分けを行い鉢に小分けにして植え替えましょう。
ミントは寒さに強く、0℃以下の環境でも枯れることはありません。冬場に地上部の葉が枯れても、春になるとふたたび元気に繁殖します。
鉢植え・プランター栽培のミントは、冬場も日なた〜半日陰の環境で管理しましょう。地植えの場合は、霜に当たらないように敷き藁をしておくと良いでしょう。
ミントを栽培するうえで、特に気をつける病気はありません。ただし、毛虫やアブラムシに葉っぱを極稀に食べられてしまう事があるので気をつけましょう。害虫を見つけたら、その場ですぐ駆除しましょう。
yuu
先日購入したミントを植え替えて1週間ほどですが、急に葉っぱの先が黒くなってしまいました。下の方は黄色くなってしまった葉っぱも。これって病気ですか?また元気になりますか?
真夏か梅雨の時期になっているのを見ました。今の時期は珍しいですね急な温度変化で体調を崩したなのかな?ハーブは強いので枝を半分ぐらいを切ると新しい綺麗な芽が出てきます。
いちごみるく
まっきー
購入から1年くらいのチョコレートミント秋冬は貧相になり、春先は元気に復活しました。6月頭からカリカリしだして日焼けかと思い半日陰にしましたが変化ないです。どうしたら元気にワサワサするんでしょうか
ちょっと加湿気味でしょうか👀水やりは乾いたら与えるのですが、できてましたか😃葉っぱで蒸散しますが、枚数が少ないので、土が乾かないと思います。植え替えを兼ねて、鉢のサイズダウンがいいかもしれません🌱
白うさぎ
ミントは「株分け」や「挿し芽」「水耕栽培」といった方法で、簡単に増やすことができます。
また、花後についた種を採取して種まきすることで、増やすこともできます。
それぞれの詳しい方法については、こちらの記事を参照ください。
ミントは交配しやすい植物のため、世界中にたくさんの品種があります。
その中でも大きく分けて2種類の系統があり、香り高い「ペパーミント系統」と、ほのかに甘く香る「スペアミント系統」があります。ペパーミントは西洋ハッカ、胡椒ハッカとも呼ばれ、非常に香りが強いのが特徴です。
育てやすさはどの種類もほぼ同じなので、自分好みのミントを育ててみましょう。
「世界最古の薬」の異名をもち、清涼感が楽しめるのはペパーミント、甘い香りを楽しむならスペアミント、メンソール成分が一番強いのはクールミント、パイナップルとりんごのような柔らかな香りを楽しむならパイナップルミントがおすすめです。
ミントのさわやかな香りは、気分をリフレッシュさせてくれますね。一家にひとつあれば、料理やハーブティーに利用するのはもちろん、虫除けやアロマとしてなど様々な用途で活躍してくれます。
収穫しすぎても、乾燥させることでドライミントとして使うことができます。ぜひ、鉢植えやプランターでミントを栽培してみてくださいね!
七尾びび
GreenSnap編集部