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ステーキを注文すると添え物として出てくるパセリ。みなさんは食べていますか。実はパセリには効能がいっぱいあります。苦手でない方は食べるのがおすすめです。さて、パセリは葉の印象が強いですが、花も咲きます。では花言葉はなんでしょうか。
このページでは、パセリの花言葉をはじめ、由来や花期、効能についてご紹介しています。これからパセリを自宅で育てたい方もぜひチェックしてみてくださいね。
パセリの花言葉は、「死の前兆」、「祝祭」、「勝利」、「愉快な気持ち」、「お祭り気分」、「役に立つ」です。
パセリには明るく楽しそうな意味の花言葉がありますが、「死の前兆」とはずいぶん怖いですよね。この花言葉の由来についてご紹介します。
パセリの花言葉は古代ギリシアの言い伝えが関係しています。かつてギリシアでは、ネメアの競技会というものが開かれていました。こちらは今でいうオリンピックのようなものにあたります。この競技会の勝者にはパセリで作った冠が贈られました。月桂冠のようなものだと想像してください。
この競技会はみんなで楽しめるものだったそうです。そのことから、パセリには「勝利」、「愉快な気持ち」、「お祭り気分」といった明るく楽しい花言葉がつけられました。
では、怖い花言葉の由来はなんでしょうか。こちらもこの競技会が関係しています。競技会を主催していたネメア王の息子がパセリの上に横になって寝ていました。すると、毒蛇に噛まれて王の息子が死んでしまったのです。そのことからパセリには「死の前兆」という怖い花言葉がつけられました。
また、パセリは古くからハーブとして利用されてきました。そのことからも「役に立つ知識」という花言葉がつけられたと考えられます。
古代ローマでハーブとして利用されてきたパセリ。日本には、18世紀頃オランダ人によって持ち込まれました。パセリはセリ科なので、「オランダセリ」という名で呼ばれることになりました。
学名の「Petroselinum」の「petro」と「selinon」という単語が合わさってできています。「petro」は石という意味。「selinon」はセロリという意味です。岩場に生えるセロリのような植物ということでつけられた名前だと考えられます。
パセリの花期は6月から7月です。パセリの花は非常に小さく、一見カスミソウのような繊細さがあります。
パセリの花の色は黄、白です。花が咲くと、パセリの葉が硬くなる特徴があります。そのため、葉を食用目的で育てている方は花をつけないようにすることも少なくはありません。
パセリの葉の種類についてご紹介します。葉は大きくわけて2種類。「縮葉種」と「平葉種」です。波打っているような形で鮮やかな色が特徴なのが「縮葉種」のパセリ。セロリのような葉が特徴なものが「平葉種」です。
一般的に、「平葉種」のパセリの方が、苦味は少ないとされています。パセリ独特の苦手な方はこちらを選ぶとよいかもしれませんね。
パセリはハーブとしても有名です。効能についてご紹介します。
まずは口臭予防。パセリには口臭をおさえる働きがあるといわれています。食事の添え物として出されるパセリ。実際に食べる方は少ないですが、ぜひ食後にパセリを口にしたいですね。
パセリには健康促進も期待できます。パセリに含まれるβカロテンは、皮膚や粘膜の健康維持や免疫力を高めて炎症を抑える働きがあるとされています。また、パセリにはビタミンEも豊富です。こちらは抗酸化作用がある成分です。アンチエイジングにもパセリは良いですよ。
貧血予防にもパセリは効果的です。なぜなら、パセリには鉄分が含まれるから。女性にも嬉しいですね。さらにビタミンCも含まれていますので、風邪予防にも効果的です。
パセリの花は咲くととてもかわいらしく愛でたくなってしまいます。しかし、すでにご紹介したとおり、花が咲くとパセリの葉が硬くなることが。つまり、開花をするとパセリの質が落ちてしまします。
さらに、パセリの花をそのままにしておくと、株全体が弱ってしまいます。それだけ開花にはそれだけエネルギーを使うということです。パセリの株が弱ると、葉の数が減ってしまいますので、最終的には枯れてしまうことも。そのため、なるべく花が咲いたら早めに摘み取ることをおすすめします。
また、様々な花言葉も一緒に楽しんでみてくださいね。
GreenSnap編集部