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バジルといえば、イタリア料理に花を添えてくれるハーブとしてみなさんご存知かもしれません。
しかし、そんなバジルにもあなたの人生を彩ってくれる花言葉があるんですよ。
今回はそんな食べ物としてのバジルだけではなく、花にもスポットをあてて紹介していきます。
バジルの花言葉は「神聖」、「好意」、「憎しみ」です。
インドのヒンドゥー教において、バジルは神に捧げる高貴な植物(トゥルシー)としての地位に由来するとされています。
その恩恵にあやかろうと、古来バジルは人々の幸福への願いを象徴する存在として、寺院や家の周囲で育てられ、親しまれてきました。
さらにインドからヨーロッパに伝播したバジルはイタリアにて、「愛の印」としても知られるようになり、ご存知イタリア料理に欠かせない存在になりました。
名前としてのバジルの由来には諸説ありますが、そのひとつに”basileus”、ギリシャ語で王を表す単語からという説があります。
面白いのが、皆さんも一度は見聞きしたことがあるであろうバジリスクという空想上の怪物。
実はバジルが関係していると言われているんです。
昔、ローマ人は食べるとバジリスクから身を守れると考えていた植物こそ、バジルであったようで…。
バジルの長い歴史を感じさせるようなエピソードですね。
バジルは夏頃に薄紅、純白の小さな花々が縦に連なって咲きます。その様子はハーブとして使われる葉ばかり注目が行くことが惜しくなるような、見事な白装束をまといます。
一方で、バジルの収穫を考えているのであれば、花が咲いてしまう前に摘心するのが良いでしょう。
バジルはイタリアンはじめ、食材を引き立てる名脇役として用いられることが多いですが、その秘めたる効果は堂々主役級であるといってよいほどです。
バジルの一般的な効能には、鎮静作用があり、胃痙攣や吐き気、嘔吐などの症状を鎮めたり、イライラ、偏頭痛などにも効果があると言われています。
また、ハーブとしての効果で便秘解消、かゆみの鎮静作用、体温上昇にも効果があります。バジルをハーブティーにすると不眠症にも効果があります。
バジルは、基本的に葉の部分を利用します。利用方法は多岐に分かれており、先程述べたハーブティーにしたりすることもできます。
特に料理では、イタリアン料理によく使われ、パスタやピザなどにも使用します。また、ベトナムやタイといった東南アジアの料理にも頻繁に使われます。
また、肉料理や魚の香り付けとしても使用することができ、料理であれば、かなり色んなシーンで使うことができます。
バジルにはいくつかの「種類が存在しているので紹介していきます。
一般的な食用バジルの代表格です。株全体から漂う品のある香りはトマトと相性抜群で、様々な食卓に登場します。
その名の通り、葉にレモンの香りをもつ品種です。レモンのフレッシュさを表すような明るいグリーン色の葉も相まって、お肉料理に使われ、彩りと香りを添えてくれます。
ヒンドゥー教で神聖視されているバジルです。タイ料理にもよくみられます。
風水においてバジルなどのハーブ類は、人間関係運や恋愛運を高めるといわれています。
ハーブの場合は、観葉植物として飾っておくだけでなく、香水やハーブティーなどにして利用することでも効果・効能を得ることができます。ハーブのなかでもバジルはキッチンあるいは庭において置くと、家庭の運気が上がると言われています。
バジルは食用として認識されがちですが、観賞用としてもその美麗な姿で私たちを楽しませてくれる”便利屋さん”です。
自分が育てたバジルを見て食べてこんな楽しみ方ができるのがバジルの醍醐味。ぜひみなさんの頼れるお供として、育ててみてはいかがでしょうか?
GreenSnap編集部