復活祭やパスオーバーなど、この時期は春のホリデーがあります。今週のお稽古で生けた生徒さんの作品を紹介します。
撮り溜めてある写真を無視で今回最新版です
Aurie(オーリィ)さんと10歳の娘Sawer(ソーヤー)ちゃんの共作品
花材を選んだのはソーヤーちゃんです。ママが頑張って生けます。
きれいなチューリップや渋いアセビ、スイセンなどをつぎつぎに選びました。
「楽しい感じにしたいの」
とのことでした。
おばあちゃんのジョーンさんも来ていて、この日は親子3代が生け花クラスを楽しみました。
アドバイス:
色がぶつからないように、また素材の大きさなども上手に選んであり、ママよりセンスがいい?チューリップ2本がかなり長かったので、どちらも鋏を入れています。全体に軽さを出すために、リリーグラスを中心に入れて軽やかな動きを出すように指導しました。
Donna(ダナ)さんの作品
お母様の形見のアンティークの手付き容器です。昔いつもキャンディが入っていたそうです。小さいので、使えないかもと心配気でした。
アドバイス:
花材を短く葉を広げて入れることで、大きく見えるアレンジとなります。
またドナさんがはじめに選んでいたスイセンではなく、アルストロメリアに代えて、器の花と同色にすることで、花材と調和し、大きく見える効果を出しました。
男性メンバーBuddy(バディ)さんの作品
持ってきたのは小鳥のついたデコレーションピッチャーです。
色々入れてユニークな形にしたいということです。
アドバイス:
アセビがこの写真より10センチくらい高く入っていましたが、バランスが悪いので短くして、小鳥のおうちの屋根に見えるような長さにしました。緑のレザーリーフファーンが後ろに入れてありましが、あまり意味がなく目立っていたので、抜いて代わりにストックを入れました。全体の形はほぼバディさんが入れたままを生かしています。
Joan(ジョーン)さんの作品
親子3代で来てくれて、いいお花を生けました。メタリックの水盤を持参でした。この形は、アメリカの生け花用に1番使われる形のようです。ストックをメインにのびのびとしたデザインになりました。
アドバイス:
一応どこから見ても、均等に花が見えるように生けてあります。
私が手直ししたのは、左に入れたグリーンです。ここには大きなレザーリーフ(シダの葉)が入っていました。そこに大きな葉物を持ってくるとあせびの美しさを目立たなくしてしまうので、風通しよく、リリーグラスを入れました。1-2本ではボリュームが出ないので今回は多めに入れています。
Elaine(イレーン)さんの作品
大きな ミルクガラスの器を持ってきました。水を入れるととても重いです😅
白いものの大きさがあるのでダナさんの時とは反対に全体を小さく見せるたいとのことでした。
アドバイス:
白い菊、白いストックが中心に立てて入っていて、片側に黄色反対にピンクという構図でした。やはり真ん中にストック1本は、違和感がありましたので左に倒しいやや存在感を薄くします。また白い菊も器と一体となり、さらに全体を大きく見せてしまうので、花材を目立たさせ、器とのコントラストを出すことによって、花に目が行くので、小さく見える印象を出します。
濃い色で重く見えるレザーリーフはやや整理して、梳き(間引き)ました。
Valerie(バレリー)さんの作品
やや深めの足付きの鉢の様な器を持ってきました。
「深すぎてダメかな」といいながら花材を選びます。
中央に小さめの剣山を置くと花を立てることもできるので問題ない旨を伝えます。
アドバイス:
色々入れて本人は春っぽくないと気落ちしていました。もっと長く入っていた花材を全て5センチほど切って入れ直し、 チューリップを2本足しました。このチューリップは春を呼んでくれます。
Penni(ペニー)さんの作品
手ぶらできて私の手付き陶器のバスケットを使いました。これはやや深めなのでお花が立ちやすく剣山は必要ありません。
キュキュっといい感じに春の花が入って可愛らしい仕上がりです。
アドバイス:
本人はもう一本チューリップを、足そうかどうか迷っていました。
足しても構わないのですが、スイセンのツボミが開くとちょうどよくなるので、無くてもいいと伝えました。
私が手を入れた部分は、手前に短いルスカスを入れて全体を引き締めたことと、花のサイズが似ていて単調さを崩すために、ナツシロギクを加えました。
Anita(アニータ)さんの作品
大きめの器、スパンコールの様なキラキラ飾りのに付いた花瓶を使います。
これは高さを出してしまうと、テーブルに飾れなくなるので、やや難しい形の器です。
アドバイス:
花材の色を抑えてタイトに仕上げます。この写真より15センチほど長かった全ての花材を切り戻し、レザーリーフも切詰めます。短くする分、花の間にも入れ、葉物と花が分離しすぎない様に仕上げます。
新人Katherine(キャサリン)さんの作品
初めての生け花体験。今日は洋風生けなのでハードルはそう高くありません。
キャサリンさんは30代の未婚女性です。私のコレクションから、新しいパフェスタンドを選びました。
アドバイス:
全てが長く入っていましたが、白い菊をアイスクリームに見立てたいとのこと、かなり短くして、盛るように入れます。アクセントの花々もできるだけ短くふわっと入れていきます。他とは全く違う花材のワックスワックスフラワーのみを高く、後は横に広がりをだします。
出来上がった作品に満足してくれたので、
これを機に、また参加してくれるといいなと思います。
Lexa(レキサ)さんの作品
私のコレクションの中なら緑の長方形の器を選び、細長い剣山を使用します。
彼女は長いこと大きな町に住んでいて、教会のお花を担当していたそうで、モリモリの花を生けるのは得意です。
アドバイス:
最近は花を生けるにはうちのクラスに来た時だけといいます、素敵に生けるのだからどんどん家でも、お花を飾ればいいのにとアドバイスしたら、見る人が旦那しかいないというので、花はいつも誰かのために飾らなくてもいいんですよ、自分のために飾ってくださいと言ったら、キョトンとした顔をされました。
器に対して長すぎた花材を全て15センチくらいずつ切ったらこの様ないい形に収まりました。バランスがいいですよね。
私が手直ししたのは全体の長さと、右の空間に緑のアジサイを加えた部分です。
Marguerite (マルガリータ)さんの作品
参加してから、ほぼ休みなしで来ている生徒さんです。
大きな長方形の ミルクガラスの花器を持ってきました。彼女は大きな器を持ってくることが多いです。
アドバイス:
とにかくランダムにお花が立ててあり、収集の付かない感じでした。
生徒さんにはごめんなさいと謝って、全てを一度抜いて短くしたものを、同じ場所へと入れ直していきます。大きい花の横には小さなものを入れてメリハリをつけます。緑の葉は大きめに使い、大きすぎる器の白い部分にかかる様にして、花の存在を際立たせました。
出来上がった時にマルガリータさんは「そうこういう風にしたかったの!」ほいってくれてホッとしました。できるだけ生徒さんのしたいことを理解して、お直ししています。
Audrey(オードリー)さんの作品
オードリーさんは長く教室に来ていて、夏はサスケの世話を住み込みでしてくれるチェリーさんのお母さんです。
時折一緒に来ていましたが、、チェリーさんがいない時でも、1人で来てくれる様になりました。自分で生けたお花を一週間楽しんで、亡くなると寂しいよいうことです。おしゃべりも好きなので他の生徒さんとの会話も楽しんでいます。
私のコレクションから、ミルクガラスの器を選び剣山を使って生けました。
アドバイス:
男性生徒Stefan (ステファン)君の作品
一年半ほど大学院へ行っていたため街を離れていましたが、最近また参加する様になりました。
持ってきたのは綺麗な空色の卵形の器です彼は生け花が大好きで、洋風のアレンジの時でも、和テイストを大事にしています。今回はヤナギです。
アドバイス:
長さも、それぞれの花材の場所もバランスよくまとまっていました。
手直ししたのは、左のチューリップを加えた部分です。右と背後にチューリップをいれてありましたが、左にも少し長めのチューリップを入れて、バランスを取りました。
Linda(リンダ)さんの作品
我が家でのレッスンです。
自宅から持ってきたのは、ブルーグリーンの花瓶です。
白と黄色の花でまとめました。
アドバイス:
カンパニュラがかなり長く入っていたので、鋏を入れました。バラの黄色とカンパニュラの白だけでは、やや物足りなさがあったので、オレンジの カーネーションを足しています。全体の大きさを出すためにナツシロギクをふんわりと入れました。
Irma(アルマ)さんの作品
冬の間南へ行っていたアルマさんが地元に帰ってきました。こんな渡り鳥の様な人が何人かいます。4月には全員揃うことでしょう。自宅にこんなのがあったと、嬉しそうに花瓶を持ってきました。
イースターではなくパスオーバーをお祝いするので、あまり春っぽい色でなくてもいいということです。アースカラーの和風の花瓶を使いました。
アドバイス:
この花瓶はとても和のテイストがあり素敵ですが、高さがないので花を高く使うにはやや難しいです。剣山を入れると使いやすくなりました。全体に高さを補うためにシジミバナの枝を足して春らしさを表現します。
Ruth(ルース)さんの作品
黄色とブルーが施されたユニークな花器を持ってきました。セカンドハンドのお店でゲットしたそうです。
飾るのはテーブルではなく、暖炉上の壁ということです。
アドバイス:
今はまだユリのツボミが固く地味ですが、これが開くと、いい感じになると思います。高く入れていたカンパニュラ、ミニカーネーションは、百合が咲いた時を考えて、低くしました。
黄色いレンギョウなどの花木が入るといいなあと思って見ていました。
まとめ
私の作品です。
春に花は高めに作るよりも、低めにして、大地を突き破って生まれてきた様な強さを、少しのグリーンとともに生けるといいと思います。それでも今年は春の進み方が早く、いろいろな花が一斉に花を開き、寒さに耐えています。
アメリカの生徒さんも、四季の花を生けることを楽しんでいます。戦争で花どころじゃない国々もある中で、花を愛でる心と時間があることに感謝しています。
最後までみどりのまとめを見ていただき、ありがとうございます♪🙏
Cherry (チェリー)さんの作品
現在はオクラホマ州にいるチェリーさんですが毎週お花を生けて写真を送ってくれます。
スーパーで花束を買ってばらして生けています。
アドバイス:
モリモリのお花です。
バランスが上にあるので、赤いバラを短くするとまとまって見えるでしょう。