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バラといえば花束にもよく選ばれる花ですが、たくさんの花言葉をもち、なかには怖い花言葉もあることをご存知でしょうか?
この記事ではGreenSnapユーザー951人におこなったアンケート結果をふまえながら、バラの花言葉や贈るときの注意点、花瓶で長く飾るコツなどをご紹介していきます。
バラを大切な人に贈ろうと思っている方や、バラをもらった方は、ぜひ参考にしてみてください。
バラの花言葉は「愛」と「美」です。この花言葉がつけられたのは、バラが昔から愛と美の象徴であり、愛する人へ気持ちを伝える花として親しまれてきたことに由来しています。
その美しさは『花の女王』とも言い表されるほどで、古くから現在にいたるまで多くの人々を魅了し、現在では2万種以上の品種が生み出されています。
バラの花言葉には、色や本数によって怖い意味も存在するので注意が必要です。
黒いのバラの花言葉には「永遠の愛」などの意味がある一方で、「死ぬまで憎みます」「憎悪」「恨み」という怖い意味もあります。
ちなみに、一般的に自然界には黒い(漆黒の)バラは存在しません。花びらが何枚も重なった深紅色や濃赤色のバラが、咲き始めに黒く見えたことから黒薔薇と呼ばれるようになりました。
黒いバラ以外にも、バラは本数によって怖い花言葉がつけられていることもあります。とくに15・16・17本のバラには下記のような花言葉がついています。
このように、バラにはネガティブに捉えられかねない花言葉も存在しているため、バラの花言葉を贈るときは「色」や「本数」にも注意しておくといいでしょう。
バラの花色は赤、ピンク、オレンジ、黄、白、青、紫、緑、茶、複色など、とても豊富です。そんなバラには、花色ごとに下記のような花言葉があります。
赤 | 「あなたを愛します」「愛情」「美」「情熱」「恋」「熱烈な恋」 |
白 | 「純潔」「私はあなたにふさわしい」「深い尊敬」「純潔」「清純」 |
ピンク | 「しとやか」「上品」「可愛い人」「美しい少女」「愛の誓い」「感銘」 |
黄 | 「友情」「平和」「友愛」「献身」「嫉妬」「薄らぐ愛」 |
オレンジ | 「無邪気」「魅惑」「絆」「信頼」「すこやか」「愛嬌」 |
青 | 「不可能」「夢かなう」「奇跡」「神の祝福」 |
黒 | 「永遠の愛」「貴方はあくまで私のもの」「決して滅びることのない愛」 |
紫 | 「誇り」「気品」「尊敬」「高貴」 |
緑 | 「穏やか」「希望を持ち得る」 |
バラの花言葉で愛を伝えるときに、よく用いられる本数は「100本」「12本」「108本」「5本」「3本」です。次に、それぞれの花言葉の意味をご紹介します。
バラ100本の花言葉は「100%の愛」です。100本のバラの花束は、記念日の贈りものやプロポーズの際によく用いられます。
バラ12本の花言葉は「私と付き合ってください」です。12本のバラの花束は、好きな人へ気持ちを伝える際によく用いられます。
バラ108本の花言葉は「結婚して下さい」です。108本のバラの花束は、プロポーズの際によく用いられます。
バラ5本の花言葉は「あなたに出会えて良かった」「出会えたことが嬉しい」です。5本のバラの花束は、記念日やふとした日の贈りものにおすすめです。
バラ3本の花言葉は「愛しています」「告白」です。3本のバラの花束は、好きな人へ気持ちを伝える際によく用いられます。
また、このほかにもさまざまな本数によって、バラの花言葉の意味が異なるため注意しましょう。
1本 | 「一目ぼれ」「あなたしかいない」 |
2本 | 「世界は二人だけ」「世界は二人のため」 |
3本 | 「愛しています」「告白」 |
4本 | 「愛は不変」「死ぬまで気持ちは変わりません」 |
5本 | 「あなたに出会えて良かった」「出会えたことが嬉しい」 |
6本 | 「あなたに夢中」「お互いに敬い愛し合いましょう」 |
7本 | 「密かな愛」 |
8本 | 「思いやり励ましてくれて感謝します」 |
9本 | 「いつも一緒にいてください」 |
10本 | 「あなたは完璧です」 |
11本 | 「最愛」 |
12本 | 「私と付き合ってください」 |
13本 | 「永遠の友情」 |
14本 | 「誇りに思います」 |
18本 | 「誠実」 |
19本 | 「我慢と期待」 |
20本 | 「私の小さい愛」 |
21本 | 「あなただけに尽くします」 |
99本 | 「永遠の愛」「ずっと一緒」 |
100本 | 「100%の愛」 |
101本 | 「これ以上にないほど愛しています」 |
108本 | 「結婚して下さい」 |
365本 | 「毎日あなたを想っています」 |
999本 | 「何度生まれ変わってもあなたを愛する」 |
バラの花言葉は本数や色別以外にも、さらに花の咲き方や状態、組み合わせ方によっても、それぞれ下記のような花言葉がつけられています。
満開のバラ | 「私は人妻」 |
しおれた赤いバラ | 「はかない」 |
しおれた白いバラ | 「つかの間の印象」 |
枯れた白いバラ | 「生涯を誓う」 |
トゲのないバラ | 「プラトニックな愛」 |
一重咲きのバラ | 「純粋な愛」 |
多弁咲きのバラ | 「誇り」 |
バラには花以外の部位にも花言葉がある?!
バラだけなぜか、花以外の部位にも花言葉がつけられています。
花以外の部分にも花言葉がついているとは、不思議ですよね。ちなみに、バラのつぼみの花言葉には色別に異なる意味もあります。
さらに、バラには色や状態の組み合わせによっても、花言葉の意味が変わります。ここまで気にする人は多くないと思いますが、念の為チェックしておくといいでしょう。
GreenSnapでは、実際にバラの花言葉に対して多くの人がどのように考えているか、951人にアンケートをとりました。
(アンケート実施期間 2022年3月5日〜3月9日)
ここからはアンケート結果をもとに、バラの花を贈るときの注意点や、より気遣いがあって喜ばれる贈り方をご紹介します。
GreenSnapユーザーに「大切な日にバラの花をもらったとき、バラの花言葉を調べますか」という質問にしたところ、『はい』と答えた人が33.3%、『気になるが調べはしない』と答えた人が36.6%、『いいえ』と答えた人が30.1%でした。
つまり、バラの花をもらって花言葉を気にする人は約70%という結果です。
怖い意味があるかないかに関わらず、花言葉を気にされる方は圧倒的に多いので、自分は気にしないという方でも相手は気にすると思って花束を選んだ方がいいようですね。
たとえば13本のバラには「永遠の友情」という花言葉がありますが、恋愛関係のパートナーに贈るにはふさわしくないので避けるといった気遣いが必要でしょう。
また、気になるが調べはしないという方も3割いるので、バラの花を渡すときに一緒に伝えてあげる喜ばれるかもしれません。
バラには色や本数によって怖い意味がついていますが、実際にもらった側はどんな気持ちになるのか、「バラをもらったとき、色別の花言葉にネガティブな気持ちを感じますか?」と質問してみました。
結果、黒いバラの花言葉にネガティブな気持ちを感じると答えた人は33.9%でした。
また、黒以外にも青いバラの「不可能」という花言葉にネガティブな気持ちを感じると答えた人は3.1%、黄色いバラの「薄らぐ愛」「嫉妬」は5.8%という結果もでました。
いずれの場合も『もらう相手による』と答えた人が4割前後いるので、黒・青・黄色のバラは渡す相手やシーンによっては避けるほうがいいでしょう。先述の15・16・17本のバラも気をつけた方がよさそうですね。
たとえば、受験期などに青いバラをプレゼントしたり、パートナーとの記念日などに黒いバラや黄色いバラをプレゼントするのはNGといえそうです。
バラにはいろいろな花色があり、何色のバラを贈るか迷ってしまうこともありますよね。
そこで、「バラの花束に入っていると嬉しい花や、贈るときに入れたい花はなんですか?」というアンケートからわかった、バラの花束に入れたいおすすめの花ランキングTOP5をご紹介します。
圧倒的に回答が多かったのが『カスミソウ』でした。
カスミソウとは、細かな花が細い茎にたくさんつく花持ちのいい花で、バラを引き立てるのにぴったりな花です。
実際にバラを花瓶に飾るとき、花首が折れて垂れ下がってしまうこともよくありますが、そういったときにカスミソウが支えとなることもあるので、花束に加えておくと喜ばれるでしょう。
ちなみにバラの花束をもらった方の多くは、花瓶にいけて飾りますが、花をいけるときの水の適量は花の種類によって異なります。
バラは深水にして飾りますが、浅水で飾らないとすぐに枯れる花もあるので気をつけましょう。
バラと相性の悪い、浅水でいける花の例はこちらです。
とくにラナンキュラスとガーベラは、アンケートで人気3位・5位となった花ですが、花瓶でバラと一緒に飾るには不向きなので、覚えておくといいですよ。
バラを贈るときの注意点まとめ
バラをもらったら、花瓶に飾る前に「水揚げ」という処理をすると、花もちがよくなります。また、バラを花瓶にいけて楽しんだあとは、ドライフラワーにしてみるのもおすすめです。
バラの起源には諸説ありますが、一説には7000万年前の白亜紀後半(恐竜が絶滅する少し前)の時代から、チベット周辺で生まれたとされています。
ギリシャ神話では愛と美の女神「アフロディーテ」が誕生したときの泡の中から生まれた、もしくは誕生を祝してオリンポスの神々が創出したとも語られています。
ヨーロッパでは「ダズンローズ」と呼ばれる1ダース、つまり12本のバラは、愛の告白に使われる花としてよく知られています。
バレンタインデー当日になると、花屋やスーパーの店頭に12本の赤いバラの花束が並びますが、始まりは中世ヨーロッパにさかのぼるといいます。
ある男性が恋人の家に向かう途中、野バラを12本摘んで花束をつくりました。男性はその12本のバラに誓いをたて、勇気を出して恋人にプロポーズしました。女性は花束を受け取ると、そのうちの1輪を男性の胸元に挿して、プロポーズを承諾しました。
この言い伝えは今に引き継がれ、結婚式の新郎の胸を飾る小花「ブトニア」の起源ともいわれています。
12本のバラにはそれぞれ、「感謝・誠実・幸福・信頼・希望・愛情・情熱・真実・尊敬・栄光・努力・永遠」という12の意味が込められていたという話は、今も結婚式の演出に使われることがあります。
西洋では、バラ、ユリ、スミレは理想の女性を表すといわれています。
バラは「美」、ユリは「威厳」、スミレは「謙虚と誠実」を意味し、この3つの要素を兼ね備えた女性が理想の女性といわれます。ですから、これらの花は高貴で、多くの花々のなかでも特別に扱われているのです。
これから大切な方へバラを贈ろうという場合には、ぜひこの記事で紹介した花言葉や注意点に気遣いながら贈ってみてくださいね。
GreenSnap編集部