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アジサイと比べてちょっと小ぶりなコアジサイには、どんな花言葉があるのでしょうか。このページでは、コアジサイの花言葉や、花の特徴、アジサイとの違いにポイントをおいてご紹介しています。ぜひご参照ください。
コアジサイの花言葉は「忍耐強い愛」です。こちらは、日本の山林に自生します。暗い山林のじめっとした時期に咲くコアジサイ。普通のアジサイと違い、こちらは甘い香りがあるのですよ。
暗い場所で香りを放ってたたずむ様子が、まるで大切な恋人を待っているかのよう。そのことから、「忍耐強い愛」という花言葉がつけられました。
コアジサイの花はアジサイと比べて大きな違いがあります。しかし、葉はアジサイのそれと似ています。コアジサイの葉はアジサイ同様ギザギザとしていて、はっきりとした葉脈が確認できます。
コアジサイは漢字で書くと「小紫陽花」となります。こんもりした花全体の大きさはアジサイと比べて小さめ。全体は5センチ前後です。またこのこんもりした花は小さな花が密集してできています。
アジサイも小さな花が密集していますよね。この密集する1つ1つの花は、アジサイと比べて、小さいです。このことからもコアジサイという名がつけられています。コアジサイを見つけたら、1つ1つの花の小ささをよく観察してみてくださいね。
コアジサイはその名の通り、花の小ささが特徴です。小さな1つ1つの花は約4ミリ。その小さな花が密集してできています。雄しべが飛び出しているのも特徴と言えます。雄しべの数は種類によって異なりますが、だいたい10本前後。すべての花が両性花なのも特徴です。両性花について簡単にご紹介します。両性花とは、1つの花に雄しべと雌しべを持つ花のこと。
また、コアジサイには装飾花(そうしょくか)がないことも特徴と言えるでしょう。装飾花は簡単に言うと、特殊化した花のこと。一般的なアジサイで花のように見えるものはすべて装飾花です。コアジサイには、通常のアジサイにある装飾花がないために、地味に見えます。
花に香りがあることもコアジサイの特徴と言えます。アジサイの花には通常香りはありません。コアジサイは繁殖のために虫を寄せ付ける必要があります。そのため、花からは甘い香りがするのです。コアジサイの花期は6~7月。色はいわゆるアジサイらしい淡い青や白です。
1つ1つの花が小さいアジサイで、雄しべが飛び出しているものを見つけたら、コアジサイと判断して良いでしょう。両者の区別はすぐにつきますよ。
コアジサイには、アマギコアジサイという種類があります。こちらは、天城山で見つかったコアジサイで品種改良されたものではありません。コアジサイと、コガクウツギが自然交配して生まれたものなのですよ。飛び出した雄しべが特徴的と言えます。
山林に自生するほど生命力の強いコアジサイは育てやすい植物と言えます。そのため、初心者さんにも向いていて、人気の園芸植物です。長い雄しべと小さな花の様子が、まるでカスミソウの束のよう。湿気を好むので、乾燥には気をつけて育てましょう。
半日陰を好みますが、日向でも育てられますのでそこまで神経質になる必要はありません。コアジサイは香りも楽しめ、秋には葉の色の移り変わりも楽しめますので、お庭にお迎えしてみませんか。
GreenSnap編集部