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コアジサイは、別名シバアジサイとも呼ばれる、日本原産の小さなアジサイで、関東から九州の限られたエリアに自生している落葉低木です。よく枝分かれするため、高さ1メートルから1.5メートルくらいに育ちます。また、コアジサイの花ではさわやかな香りを楽しむことができ、秋には黄葉も楽しめますよ。
ここでは、そんなコアジサイの育て方についてご紹介したいと思います。
コアジサイは基本的に半日陰を好みますが、日当たりが良くても日陰でも育ちます。
とはいえ、日当たりが悪すぎても花付きが悪くなってしまいますし、逆に日差しが強すぎても葉焼けしてしまいますので注意しましょう。
コアジサイは乾燥に弱いので、土が乾いたらその都度たっぷりと水やりをします。
とはいえ、むやみやたらに水を与えればよいというものでもなく、土が乾かないうちに水やりをしすぎても、根腐れの原因になりますので注意が必要です。目安としては1日2回程度と考えておけばよいでしょう。
また、午前中に水やりをすると水が温まってしまい、根腐れを起こすこともありますので、水やりは夕方にしてください。
コアジサイには、年に2回春と秋に油かすなどの有機肥料を置き肥します。
コアジサイは、水はけが良く水もちも良い土壌を好みます。例えば、赤玉土と鹿沼土の混合土などを使うとよいでしょう。
コアジサイの植え付けは、春に行うのがベストですが、梅雨の時期や秋でも問題ありません。
植え付ける株よりも少し大きめに穴を掘って植え付けます。そして、植え付けたらたっぷりと水やりをしてあげてください。
コアジサイの植え替えのコツは、根を崩さないようにすることです。
コアジサイの増やし方は、「挿し木」が一般的です。挿し木に適しているのは4月頃です。
しばらく水に挿して吸水させてから、挿し木用の新しい土に挿すようにするとよいでしょう。
コアジサイには病害虫の心配はほとんどないといわれています。とはいえ、アブラムシが付く場合や、ナメクジなどに葉っぱを食べられてしまうことがあります。
いずれも、見つけたらすぐに殺虫剤で駆除してください。それほど多くなければアブラムシはテープで張り付けて取ることもできますし、ナメクジは捕獲して取り除いてもOKです。
コアジサイのお手入れで剪定をするときは、秋に翌年のための花芽ができくるので、花が終わったら夏の間に行います。花だけを切るのがコツです。また、伸びすぎた枝も切ってしまってOKです。
花が咲くのは6月から7月の梅雨の時期で、赤紫色の細い枝先に、花径5ミリ程度の小さな花が手毬状にまとまって付きます。ひとまとまりが直径5センチほどの大きさで、花の色は白から淡いブルーです。
ほかのアジサイと違って、装飾花(ガク)がないのが特徴的です。
ここでは、日本原産のコアジサイの育て方についてご紹介しました。
コアジサイは、本州から九州まで日本各地の特定のエリアに自生していて、その名の通り小さなアジサイです。小さな花が集まって手毬状に咲く姿がとてもかわいらしいですね。
日当たりがそれほど良くない場所でも育てられますし、病害虫の心配もそれほどありませんので、初心者にも育てやすい植物だと言えます。
GreenSnap編集部