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日本の冬の寒さは植物にとっても過酷な環境ですが、中には耐寒性が高く、厳寒期の1〜2月を避ければ、苗植えや種まきをして、寒い冬の時期でも丈夫に育てられる草花もあります。
今回は、主に12月〜3月の冬に植えられる草花をご紹介します。
ノースポールは中心が黄色の白い花です。すっきりとした花姿がかわいらしく、育てやすい上に開花期も長いので、ガーデニング初心者にもおすすめです。
耐寒性はふつうなので、冬の間は花が減りますが、暖かくなるにつれて花を茂らせ、こんもりとしたボール状の株姿で楽しめます。
クレマチスはつる性の多年草で、育てやすい人気の草花です。とくに四季咲きのクレマチスは、12〜2月が休眠期にあたるので、この時期に苗を植えつけるといいでしょう。
根付いた後は、適度な剪定を繰り返すことで、品種によっては一年中開花を楽しむことができます。
ビオラ・パンジーは品種が数多く存在しますが、中には気温-10℃まで耐える、耐寒性の高い品種もあります。
秋冬から春先にかけて園芸店には花苗が出回り、冬から植えて育てられる草花として不動の人気を誇っています。
カンパニュラは小さなベルのような形をした花をつける多年草です。風鈴草(フウリンソウ)とも呼ばれ、可憐な花姿で人気です。
カンパニュラは耐寒性が高く、逆に寒さに当てないと花がよくつかないので、2〜3月の気温5℃ほどの時期から、種まきや植え付けをして育て始めるといいでしょう。
クランベリーは初夏に白い花をつけ、夏にピンクの丸い果実をつける果樹のひとつです。花と果実を楽しめるので、鑑賞期が長く、その愛らしさからも鉢物や寄せ植えで楽しむ人が急増しています。
クランベリーも耐寒性が高く、寒さに当てることで花・果実がよくつくようになります。
カレンデュラは開花期が長く、耐寒性が強いキク科の花です。黄色やオレンジなどの暖色系の色味が多く、ポットマリーゴールドとも呼ばれています。
またカレンデュラの花には、皮膚や粘膜の治癒に効果的な成分が含まれていて、薬用ハーブとしても活用できます。
サイネリアは冬の間に満開に咲くキク科の花です。とくに花が半ボール状にこんもりと咲くので、鉢花として人気が高いです。
耐寒性は高めではありますが、5℃以下になると弱ってしまうので、地域によっては室内で育てるのがおすすめです。
エキノプスはハリネズミが名前の由来となった通り、トゲトゲしい丸い花姿の多年草です。耐寒温度は-10℃なので、東北以南であれば広い地域で、冬2〜3月から育て始められます。
花に含まれる水分が少ないので、夏の開花を楽しんだ後は、ドライフラワーとしても長く楽しめることができます。
シロタエギクはもっともポピュラーなシルバーリーフのひとつで、キク科の多年草です。耐寒性が強く、耐暑性もある程度あるので、寒い冬の時期からでも育てることができます。
寄せ植えやフレンチガーデン、ナチュラルガーデンとの相性が良く、6〜7月には小さな黄色い花も楽しめます。
アジサイといえば梅雨の風物詩として馴染み深い花ですが、苗の植え付けや植え替えは、休眠期である冬の間に行うといいでしょう。
土壌酸度(pH)の度合いによって、花の色が青、紫、ピンクと変わるのが特徴です。花と思われている部分は萼が変化したもので、鑑賞期間も長いです。
今回ご紹介した冬植え・冬まきの草花は、どれも耐寒性が高い種類ですが、基本的に生育適温は5℃程度のものがほとんどなので、霜が当たるような日、地域では室内で育てたり、二十鉢にして育てるなど、寒さ対策をするといいでしょう。
皆さんも耐寒性の高い草花で、冬のガーデニングを楽しんでみてください。
GreenSnap編集部