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ライムはミカンと禁煙の柑橘類です。ライムの木は大きくなると3m近くにもなります。ライムは年に3回も花を咲かせるのも特徴。そんなライムは自宅で育てることもできます。自宅でライムを育てれば無農薬のライムが収穫できるのでおすすめです。ここではこうしたライムの育て方を紹介します。
ライムは日当たりの良いところで育てます。ライムは大きくなるのでスペースを十分に確保しましょう。
また、ライムはある程度寒さに強いです。そのため、関東でも問題なく育てられます。しかし、東北以北で育てる場合には冬場はマルチングなどをしておく必要性があります。
地植えライムの場合には、土がひどく乾燥したとき以外は水やりは不要です。鉢植えの場合は、土が乾いたら水を与えましょう。果実が実る6月から8月には、特に水切れしないようにしてください。
ライムへは、春、夏、そして秋の計3回、肥料を施します。基本的に果実がついている期間中に肥料をやります。
ライムを育てるときは、水はけの良い土を用いましょう。赤玉土と腐葉土、そして川砂を混ぜたものを用いましょう。
ライムの苗木の植え付け時期は、3月から4月頃が適期です。大きめの鉢にポット苗を植え付けましょう。根付くまでは支柱などで補強します。
7月頃に挿し木で増やします。元気そうな枝を10cmほどの長さに切り取って水につけましょう。後は赤玉土などに挿せば終わりです。根が生えてきたら植え替えします。
植え付けた後に主幹を切り詰めます。来春になったら昨年度伸びた枝の先端を切り詰めましょう。また、葉を適度に剪定して日が当たりやすいようにします。
植え付けから3年もするとシルエットも定まってきます。後は適度に伸びすぎた枝を切り詰めるだけです。ライムは最初にしっかり剪定しておくと後が楽です。
ライムの木は、ほかの柑橘類の木と同じように虫がつきやすいです。虫が発生したら早めに対処してください。
カイガラムシの幼虫が葉に潜んでいることがあります。カイガラムシは樹液を吸収して株を弱らせます。最悪の場合には枯れることもあるので、大きくなる前に殺虫剤で対処します。
また、アブラムシが春から発生し、栄養を吸収します。殺虫剤を撒いて対処しておきましょう。
このほか、チョウやガなどが卵を産み付けることがあります。イモムシになると一気に葉を食害されるので気をつけましょう。
風に葉があたり傷つくとかいよう病の細菌が侵入することがあります。他の虫が発生しているとかいよう病になりやすいです。
ライムは比較的丈夫で育てやすい果樹です。基本的には水やりと虫取り程度で手入れは大丈夫です。
ただし、ライムの幼果は大変落ちやすいため、落下を防ぐためにも風除けなどをしておくと良いでしょう。室内で育てるのもありです。熟しきっていない落ちてしまったライムは食用にも適しません。
ライムの実の収穫時期については、基本的にまだ皮が緑色の熟しきっていない頃が適期です。収穫せずに放って置くと実が完熟して皮が黄色くなりますが、熟しきったライムは酸味がかなり弱くなってしまいます。
ライムの収穫は9月から翌年度の5月にかけて行いましょう。
ライムは、レモンと同様にカクテルなどに使うことができます。また、油料理のお供にするのも良いでしょう。ライムはピクルスにしたりすることもできます。ジャムなどに用いることも可能です。また、ライムは食用だけでなく、香り付けなどにも使えます。
ライムは特にビタミンcが豊富に含まれているのでビタミン不足の人におすすめです。常用すると風邪予防にもなり、疲労回復効果もあるといわれています。
ライムを収穫したら薄くスライスして冷凍することで長期間保存できます。ほかにも、果汁を絞って冷凍させるのもおすすめです。
ライムにはタヒチライムとメキシカンライムの2つがあります。タヒチライムはより栽培しやすくおすすめです。また、基本的に園芸店で売られているライムはこのタヒチライムです。
一方、メキシカンライムは独特な味があります。ちなみにスイートライムやライムカット、オーストラリアンフィンガーライムのようにライムと名のついた植物が幾つか存在しますが、これらはライムとは別種です。
ライムは蕾も花も白いです。小さくて可愛らしい花で観賞価値も高いです。実になってしまう前に写真などとって楽しむと良いでしょう。
虫が春や夏に大量に発生して葉が丸裸になることがあります。やはり虫対策はしっかりとしておくべきです。他にもライムは寒さに弱いです。寒い地域で育てるならば、完全に室内で育てるかマルチングなどをしておきましょう。霜などがつくと危険です。
また、ライムの実がなるまでには時間がかかります。早く収穫したいならばすでに実がなるライムの木を購入するのがおすすめです。
この記事ではライムの育て方について紹介しました。ライムを育てれば花の鑑賞ができるだけでなくライムの実もてにはいります。ライムの実は長持ちするのも良いところでしょう。このように実用的な園芸植物なので挑戦してみるのも良いでしょう。
基本的にスーパーで手に入るライムは、ほとんどが輸入ライムです。輸入ライムは収穫されてから時間が立っていることもあり香りは弱いです。
一方、自宅でライムを収穫すればすぐに食用に用いることができます。収穫したてのライムは大変香りが芳香なので一度使えば止められなくなることでしょう。もちろんコスト的にもより安いので、ぜひ家庭菜園に挑戦して見てくださいね。
※トップ画像はsussex roadさん@GreenSnap
GreenSnap編集部