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家庭菜園で人気のトマトは、春から育てると真夏に旬を迎える夏野菜のひとつです。栽培はとても簡単ですが、水やりや肥料、剪定などのお手入れをしっかりとすることで、収穫量が増えたり、甘みが増す奥深い野菜でもあるんですよ!
今回は、そんなトマトの育て方を詳しくご紹介します。
トマトはナス科ナス属の野菜です。トマトは苗から育てれば簡単に収穫できる、家庭菜園では定番の野菜です。プランターを使うことで、ベランダや庭先などの小さなスペースで育てられるので、初心者の方にもおすすめの野菜ですよ!
真っ赤でジューシーな採れたてのトマトをぜひ楽しんでくださいね。
トマトは、基本的に日当たりがよく、乾燥気味で昼夜の温度差がはっきりしている場所で育てましょう。直射日光が当たっても平気です。プランターを使ってベランダで栽培する時は、室外機の風や、雨が当たる場所は避けましょう。
強い風に当たったり、雨に打たれると、花が落ちてしまうことがあります。
トマトを植える時期は、4月下旬〜5月中旬です。トマトは生長するのに13℃〜18℃くらいの気温が必要です。ゴールデンウィーク頃になり、遅霜の心配がなくなり、気温が安定してきたら植え付けましょう。
ホームセンターなどでトマトの苗を買う場合は、中心の茎(主枝)がえんぴつ以上の太さで、できるだけ花やつぼみがたくさんついている苗を選ぶのがポイントです。
トマトを鉢やプランターで育てる場合は、市販の野菜用培養土を使用するとよいでしょう。自分で土を配合する場合は、赤玉土の小粒を7、腐葉土を2、牛糞堆肥を1の配合で混ぜ合わせた土を使いましょう。
トマトを地植えで育てる場合は、植え付けの2週間前から土壌の準備が必要です。
トマトは根が深くまで伸びるため、30cm以上の深さがあるプランターを選びましょう。浅いものを選んでしまうと、根が伸びることができず、生育不良になってしまうので気をつけて下さい。容量が40ℓ以上のプランターの場合は、2苗を目安に植え付けます。
鉢に植える場合は、一株だけ植えましょう。
トマトの苗を畑に植えるときは、花房を通路側に向けて植えましょう。そうすることで、収穫や手入れがしやすくなりますよ。
トマトへの水やり頻度は1日1回が基本ですが、地植えの場合は6〜7日に1回ほどで十分な場合もあります。
基本的にはトマトの実がつくまでは1日1回、朝や夕方などの涼しい時間帯に水を与えるのが好ましいです。花が咲き、実がついたあとは水やりはほとんど必要ありません。
水やりの頻度が多いと、水臭いトマトになってしまったり、根腐れを起こしたり、病気になってしまうことがあるので気をつけましょう。
トマトを地植えで栽培している場合は、前項でも述べたように毎日水やりをしなくても大丈夫です。全く水やりしないで栽培することは不可能ですが、週に一回雨が降れば故意に水やりをする必要はありません。
ただし、1週間まったく雨が降らなかった場合は、朝か夕方など涼しい時間帯にたっぷりと水やりをしましょう。
極端に乾燥した状態から急激に水を吸い上げると、実が割れることがあります。急な雨に備えて、水よけをしておくと良いでしょう。
前項にてトマトの水やり頻度について述べましたが、近年は異常気象が続いているため、これらの頻度はあくまで参考とすべきです。
朝にトマトの苗を見て、葉っぱがいつもより萎れていたら水不足のサインですので、都度たっぷりと水を与えましょう。日々葉っぱの状態を観察し、水不足のサインを見逃さないように注意してください。
トマトは上にグングンと伸びていくので、支柱をたてて誘引していく必要があります。植え付けと同時に支柱を立てて、1週間に1回は支柱に麻紐でくくりつけて誘引していきましょう。
誘引と同時に定期的にわき芽かきをしましょう。主枝から二股に別れて生えた茎があれば、生育が悪い小さい方を手で摘み取ります。
トマトの頂点に手が届かないくらいの大きさになったら、一番上の茎を切り取って上への生長を止めます。これを摘心といいます。
また、実ができてきたら、小さい実や形の悪い実などは取り除きましょう。一房に対して4〜5個ほどの実がついているのが好ましいです。
トマトの一番花の実が実り始めたら、月に1〜2回の頻度で追肥しましょう。畝の脇に溝を掘り、1㎡につきひと握りの化成肥料をまきます。
外側から土寄せして、土をかぶせます。生育の様子を見ながら、20日に一度の頻度で肥料を与えるのがポイントです。詳しくは、関連記事を参考にしてくださいね。
トマトの収穫時期は、トマトの花が開花してから、約60日後が目安です。夏場であれば一カ月ほどで収穫できます。
トマトは徐々に実が赤く染まっていきますが、へたの付近までしっかりと赤くなり、ガクが反り返ってきたら収穫適期です。完熟したものからハサミで切り取って収穫しましょう。トマトは株が枯れるまで収穫できますが、真夏をピークに徐々に収穫量が減っていきます。
トマトは種まきからでも育てられます。ただし、トマトを種から育てるのは難しいので、初心者は苗から育てるのがおすすめです。
トマトの種まきの時期は、2月下旬〜3月頃です。発芽には25℃ほどの温度が必要なので、室内などの、温度を管理できる場所で育苗しましょう。
コンパニオンプランツとは、一緒に栽培することでお互いの生長にいい影響をもたらす植物のことをいいます。トマトのコンパニオンプランツは、「バジル」と「マリーゴールド」です。
バジルは害虫を遠ざける効果があるほか、トマト料理にも相性が抜群です。マリーゴールドはその香りや根が発する成分によって、害虫を遠ざけたり、病気を予防する効果があります。そのほか、ネギ類やシソ、ミントなども害虫・病気の予防に効果があります。
トマトは直射日光にあたることで、さらに実が甘く美味しくなります。雨にあたりすぎる場所は、トマトを栽培するには難しい環境となってしまいます。雨除けの対策をしつつ、多湿には気を付けて育ててください。
一般的にはトマトは冬越しできないとされています。ただし、暖冬であったり、地域や耐寒温度の高い品種などでは、意図せず冬越しできたという場合もよくみられるようです。
トマトの冬越しに挑戦したい場合は、ビニールをかぶせて防寒対策を取ったり、日当たりの良い場所へおいておくなどしてみると良いでしょう。
トマトを栽培するときに気を付ける病害虫は、尻腐れ病という、果実が黒褐色になって陥没してしまう病気です。
苦土石灰をまけばある程度改善されることがありますが、水溶性カルシウムを含んでいる専用のスプレーを散布すれば、より効果がでます。
ほかにも、水のやりすぎなどで湿度が高い状態が長引いたことで発病する灰色かび病があり、この病気で枯れた葉や花は病原菌がすみついてしまうので、早めに取り除いてください。
ポポラス
今朝、気がついたらトマトが黒く、葉が枯れていました。5階のベランダで鉢に入れてひと苗育ててましたが、土に蝿が湧いていて少しだけどベニカベジフルスプレーを土に吹きつけたのが悪かったのかしら。病気でしょうか?肥料のやり過ぎ?陽に当て過ぎ!?今年初めての素人なのでわかる方教えて下さい。
これは尻腐れ果という症状です!カルシウム不足で、こうなります。カルシウムを補う薬を吹き付けてみましょう!🍅
ブタ子
カイト
トマトの葉が黄色くなっています。ですがトマトは順調に育っています。どうすればいいでしょうか。
立派なトマトですね😊黄色くなった葉は光合成が出来なくなると思いますので、私だったら取ります。
まこみ
トマトは頻繁に水やりをしなくても元気に育つので、初心者でも育てやすい野菜です。たくさん太陽にあてて、乾燥気味に育てることで、甘くて美味しいトマトが収穫できますよ。
栄養たっぷりのトマトを、ぜひ家庭菜園で収穫してみてくださいね!
GreenSnap編集部