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コンフリー(ヒレハリソウ)は、ヨーロッパ地方などでは古くから薬草として用いられている植物ですが、日本では毒性があるとして、扱いに注意が必要なっています。ここでは、そんなコンフリーの特徴や育て方、花言葉があるのかについてご紹介します。
コンフリーは地中海沿岸を原産とする、ムラサキ科ヒレハリソウ属のハーブです。繁殖力が高く、手入れが少なくて済むので、栽培にもおすすめの植物です。
コンフリーの花は、ひょうたんのような形をしています。その花は、昭和40年代の日本に到来した健康野菜ブームで一躍有名となり、天ぷらなど家庭料理に進出しました。
しかし過剰摂取すると肝臓障害を引き起こすとされて以来、一転して、現在では食用販売は禁止となっています。
コンフリーは直射日光の当たらない、半日陰の環境を好む植物です。日差しの強い西日を避けられるような場所で育てるのがおすすめです。
コンフリーには表土が乾いたらたっぷり水やりをしてください。鉢植え栽培であれば鉢底から水が溢れ出るまで水やりしましょう。特に炎天下の夏場は水分の蒸発が早いため、こまめに表土の状態を確認しましょう。地植え栽培の場合は植え付け以後の水やりは必要ありません。
コンフリーには水はけのよい土が適しています。「赤玉土小粒7:腐葉土3」の割合で混ぜた配合土を使用しましょう。市販されている草花用培養土を使っても問題ありません。
コンフリーには植え付け前に元肥料緩効性化成肥料と有機堆肥を少量施します。繁殖力旺盛なため、基本的に追肥の必要はありません。
コンフリーは春植えの3〜4月、秋植えの9〜10月に植え付け・植え替え適期を迎えます。生育スピードが早く、すぐに生息域を拡大するので2〜3年に1回植え替えましょう。
コンフリーを地植え栽培する場合は、植え付け1週間前には元肥を加えた状態でよく耕しておきます。繁殖力に富んだコンフリーは近くの草花の生育を阻害しかねないため、周囲にお気に入りの植物がない環境で育てましょう。
コンフリーは植え替えと同時に株分けをします。植え替えの時に掘り起こした株を2〜3個に分けてください。
3〜4月、9〜10月がコンフリーの根伏せ適期です。比較的新しい太い根を10㎝程度の長さに切り取ったあと、土の上に寝かせて2〜3cmほど覆土します。土を乾かさないように水やりしながら管理して、発根を促しましょう。
コンフリーは春の3〜5月に種まき適期となります。
コンフリーは強健な植物のため、病害虫の被害を受けにくいです。株への被害や生育への影響を心配せずに栽培できます。
コンフリーは開花期の5〜8月にかけて、茎先から花茎1.5cmの花を咲かせるハーブです。紫をはじめとして、紅色や白色の花が存在しており、垂れ下がった様子はひょうたんや釣り鐘のような姿のように見えます。
コンフリーの花言葉は「努力」です。
コンフリーの若葉は摘み取ってもあっという間に生えてくるため、かつて炎症の治療にひっぱりだこな存在でした。その健気さが花言葉に表れているといえます。
コンフリーは中心から円状に広がる葉と、かわいげのある見た目の花は相性がよく、全体的に見応えのある姿をしています。気になる方はぜひ育ててみてくださいね。
GreenSnap編集部