2023.11.21、福岡市植物園で出会った多肉植物達を紹介します。震災に遇われた方のお慰みになれば幸いです。
この投稿を作って、今更ながら気づいたけど、アガベやサボテンって、僕らが住む日本から、地球の反対側の中南米から連れてこられたんだね。
彼ら彼女らはここ日本では僕らが面倒みないと生きていけないんだよね。
でも、良いのか悪いのか、幸か不幸か、地球温暖化でここ九州では、冬の対策も次第に必要なくなってきた。怖いよね。日本も砂漠化するかも。
だから地球は僕らに試練を与えるのかな。人間はもっと謙虚に地球に育てられてるって感じて欲しくて、他の生き物と共に生きなきゃだめなのに、地球環境を壊してばかりな僕ら。地球に叱られてるよね。地球から見放される前に、何とかしなきゃ‼️
福岡市植物園には、煉瓦造りの温室があります。
温室へ向かう階段にも大きな多肉植物が‼️
階段右側、この大きな鉢植えは富良美丸?🤔
名札無いからわかりません。
富良美丸の紹介は後程。
一段上にはこのモジャモジャ、チクチクのサボテン。なんじゃ?エリオシス?🤔
アガベ、嘴が黒いですね。リトルペンギンとかリトルシャークはもっと葉が細いし。
この葉の咲きの鉤爪はパリートランカータ?風雷神?🤔名札が欲しいものですね😅💦
階段の子には名札が無い‼️
アガベ・シャークスキン、A.'Sharkskin'かな?🤔
※成長が遅いが耐寒性があり育て易い。大株になると葉の展開が美しいが、時間がかかる。丸みの帯びたやや青みがかった葉が特徴。葉をさわるとざらざらしており、サメ肌の名前の起源となっている。
このアガベは、ブルーフレーム?アテナータ(アタヌアータ)?
アガベについてはまだ新米ドライバー😅💦アタヌアータの説明を以下に。
※成長につれて茎を伸ばし、高さ1mほどになる。葉は淡緑色~灰色で縁に刺がない。3~4mになる穂状花序は先端が下垂する。
これはアガベ・パーリー、吉祥天A.parryi'Kisshoten'でしょうか?
青白い葉肌に黒い刺が美しいですね😉👍
※メキシコ原産。広い地域に分布し、色々な変種や亜種が存在する。最大70cmのロゼットを形成し、青白い美しい葉と太く立派な鋸歯を持つ。株が古くなると、3mを越える花柄を出し、黄色い花を付けて子株を出し、親株は枯れる。
これは、アガベ・アメリカーナ(アオノリュウゼツラン)でしょうか?
※北アメリカ南西部原産。長い寿命の最後に花を咲かせて枯れるため、「センチュリープラント」とも呼ばれる。花が咲いた株は枯れるが、根元より新たに子株が発生する。高温、乾燥や寒さに強い(耐寒性-7℃)が、湿度には弱いため、長雨がかからないように育てる。
アガベ・アメリカーナ(アオノリュウゼツラン)のある程度成長した株と思われます。ロゼットの直径は1mを超えています。
階段の左側です。
アオエニウム 黒法師、Aeonium arboreum'Zwarttkop'
※アオエニウムは冬型の多肉植物で、夏は休眠するため、夏の高温と蒸れに弱く、雨避けと遮光をし、風通しの良い場所で管理する。冬は霜に当てないように軒下やフレーム内で5℃以下にならないように管理する。
※黒法師は、黒紫色の葉を傘状に広げる人気の品種。ロゼット径20cm程度。夏に通風良い強光下で育てると葉の黒さが増す。
ユーフォルビア・大纏(オオマトイ)、Euphorbia triangularis、ユーフォルビア・トライアンギュリス。
※耐寒性、耐暑性が強く育て易い。原産国は南アフリカ共和国。
このまん丸はわかります‼️アガベ 笹の雪、A.vicctoriae-reginaeですね😉👍
※披針形の葉の表裏に鮮やかな白線模様が入り、葉先に黒く短い刺を持つ。古くから栽培されている丈夫で美しい品種。
右下にフィラメント入りの小さな子。これはフィリフェラ、滝の白糸、A.schidigeraですね。
※明るい緑色の細長い葉は先が尖った樋(おけ)状。葉縁の白い巻きひげはほつれた糸状で、規則正しくカールしている。
2本立ちの柱サボテン、不思議な位、高さが一緒です。後に温室内で元の株を発見。同じ長さでカットして植えたのですね😉👍
ピロソケレウス・レウコケファルス「金毛ライオン」、Phirosocereus leucocepharusかな?🤔
※メキシコ南部から中米グアテマラ・ホンジュラスに分布。荒れ地に生え、高さは6mに達する。柱状で稜は7~14。稜上には1本の長い濃褐色の棘、その周囲に8~12個の淡褐色の棘を有する。花が成長する場所には白い毛が密に生え、長さ8cm程の白~ピンクの筒状花を咲かせる。
こちらの黒法師は葉をかなり展開しています。柱サボテンの奥には、観葉植物のユッカ(青年の木)が高くそびえていますね。
そういえば、明日2024.1.8は成人の日ですね🎉🎊💐💐💐💐
ユーフォルビア 花キリン、E.ver.splendens
※マダガスカル島の高原の岩場が原産地。鋭い刺がある茎の先に愛らしい花を数輪ずつかたまって付ける。花に見えるのは苞。他にクリームイエロー、ピンクなどの色がある。
前述の2本立ち柱サボテンを、無理やり手を伸ばして上から撮影してみました。
では、やっと温室内に入りますね‼️
風徐室に吊り下げられていた、コウモリラン、ビカクシダ。
ビカクシダは詳しくないので、品種名はわかりません。普及種のビフルカツムでしょうか?🤔
切れ込みの深い、薄緑色の綺麗な葉と、美しい肌色の貯水葉の上には新しい緑色の貯水葉。
観葉植物と熱帯植物は飛ばして、砂漠の部屋を紹介します。
エケベリア、こちらも品種名は無くて不詳ですが、直径は20cmを越える巨大な品種です。
こちらのエケベリアも巨大です。
白鳳?🤔
多肉植物好きな方はご存じ、ユーフォルビア ホリダ、E.horrida。植物園の株は風格ありますね‼️
※ユーフォルビアの代表ともいえる人気品種。サボテンに似たトゲは花の名残。耐寒性は普通、耐暑性は強い。日光不足だと株姿が崩れるので注意する。
※ユーフォルビアは傷を付けると有毒の乳液を出しますのでご注意‼️
アロエ 不夜城、A.nobilis。
※基部で多数分枝し、濃緑色の葉に黄白色の刺をつける。木立アロエとミトリフォルミス種の交配ではないかと考えられている。
※アロエは夏型。日当たりが悪いと徒長するので、よく日光に当てる。霜に当てると傷むので、冬は軒下に置いたり、フレームに入れて保護する。株分けで増やす。
サボテン、パロディア属(旧エリオカクタス属)マグニフィクス「英冠玉」、Parodia(Eriocactus)magnifica。
※ブラジル南部~パラグアイ原産。青緑色に白粉をよそおい、単幹、あるいは小吹きして群生する。刺座にフェルト状の綿をつけ、刺は毛髪状。
植物園のマグニフィクス、英冠玉は凄い‼️この大きさと伸びる伸びる。手前の1本は、画面に入らず、手元まで伸びてました。
僕のマグニフィクス、こうなったらヤバいですね😂
パキケレウス属 武倫柱、Pachyceleus pringlei。
※メキシコ(ソノラ州~バハ・カリフォルニア州)原産。円柱形で幹の太さは直径60cm。高さは10m以上に達する。株から子を出して群生するが、日本で育てると本来の大きさになるまでには時間がかかる。黄褐色の長い刺をつけ、白い花を咲かせる。
この植物園のこの子は、ほぼ刺が無い、無刺武倫柱、P.f.inermisでした。
パキケレウス属(旧ロフォケレウス属) 福禄寿(フクロクジュ)、P.(Lophoceleus)schotti f.monstrosus。
※体色は黄緑色で刺がなく、稜が大小のこぶ状になって不規則に並ぶ。高温を嫌うので風通しよく育てる。胴切り挿し木で増やす。
植物園の福禄寿も訳わからないほど伸びています。一切れ欲しいですね😂
隣には、奇想天外(キソウテンガイ)Welwitschia mirabilis(ウェルウィッチア・ミラビリス)、というアフリカのナミブ砂漠のみに自生する、一科一種の珍奇植物。たった二枚の葉だけを一生かけて伸ばし続けます。砂漠の上を風に吹かれて転がり育ちます。古い葉は枯れていきますが、株自体はなかなか枯れることが無い植物。葉の付け根が枯れるとアウト、もう葉は出ません。原産地では砂漠の上を2000年以上育ち続けているという記録があります(炭素同位体の測定による)。雌雄異株だそうで、葉の表面に小さな白い花が咲きます。
奇想天外とくれば、やっぱり、アアソウカイ。バキポディウム・ゲアイー Pachypodum geayi。フランス人多肉植物コレクター、ゲアイー(Geay)氏の名前にちなみます。とても強く、初心者向けのパキポディウムです。
別名、亜阿相界、日本の小説家で園芸家の龍胆寺雄氏が命名。アジア(亜細亜)とアフリカ(阿弗利加)の境目のマダガスカルの南西部に自生していることにちなみます。
現地では樹高7mほどの大木に育ちます。植物園の温室もその環境に近いので、こんなに高く育ったのですね。花は青みがかった美しい色だそうですが、成長しないと咲かないので、家庭では見られませんね。
ぼくも持ってますが、50cm位で止まって欲しいですね😅
次はサボテン、フェロカクタス属 赤鳳、Ferocactus stainesii(スタイネシー)。
メキシコのヌエボ・レオン州、サン・ルイス・ポトシ州原産。
別名「メキシカン ライム カクタス」「メキシカン ファイアー バレル」。
フェロカクタスの「フェロ」は「獰猛な、恐ろしい」の意味で、黄色・赤・オレンジ色の太く恐ろしい刺で武装し「強刺サボテン」の名にふさわしい属です。
前の赤鳳を横から撮影。鉢に対してアンバランスな身体の大きさ‼️
フェロカクタス属 神仙玉、F.gracilis v.colortus。
メキシコ バハ・カリフォルニア州原産。
赤いへら状の強い刺を持ち、日光に当たるほど赤は強まり美しくなる。花までも赤く「ファイアー バレル」とも呼ばれる。
日光と風通しが必要だが、日本の夏の直射日光には注意が必要。
フェロカクタス 刈穂玉、F.glaciris ssp.glaciris
※真っ赤なヘラのようなカギ状の中刺。インパクト最高の刺サボテンのスター☆。基本種は刈穂玉で、神仙玉はその亜種という位置付けになる。メキシコ バハ・カリフォルニア半島北部~中部の産で、刈穂玉が北、神仙玉が南に分布するタイプとなる。園芸的には神仙玉タイプに人気があり、刺幅が広く、濃赤色が際立つ個体が好まれ、選抜されてきた。
フェロカクタス属 鯱頭(シャチガシラ)、F.cylindraceus(F.acanthodes)
原産地、アメリカ合衆国南西部、メキシコ バハ・カリフォルニア州、ソノラ州。
※フェロカクタスの代表種。色鮮やかな刺はうねり、先端はカギ状にフックし、球体を覆うように密生する。刺色の濃赤タイプを紅鯱、白味の強いものを白鳥丸と呼ぶ。
※別名「カリフォルニア バレル カクタス」「デザート バレル カクタス」「コンパス バレル カクタス」「マイナーズ コンパス」
名札落ち。フェロカクタスとは思われますが、詳細不明。鯱頭か白鳥丸でしょうか?🤔
フェロカクタス 王冠竜、F.glaucecens。
メキシコ イタルゴ州、ゲレーロ州(東部中央)原産。
※肌はブルーで、刺は透明感溢れる金色。大きくなっても扁平な球体は堂々たる風格で、自生地では金鯱と見まごう。古くからの名品で、刺なしや狂い刺タイプもある。
フェロカクタス 黄彩玉、F.schwarzii
メキシコ シナロア州原産。
※名前の通り、放射状に黄色い刺を生やし、深い灰緑色の肌とメリハリあるひだが合わさり、シックで見ごたえがある。冬の寒さにも夏の暑さにも強く育て易い。
黄彩玉を上から撮影。円く形が整い、ヒダも均整がとれ、さらに金色に近い刺が美しい。
フェロカクタス 江守(烈刺玉)、F.emoryi
メキシコ ソノラ州、アメリカ合衆国 アリゾナ州南部原産。
和名は英名の当て字。
日本で育てるには、夏の暑さへの対応が必要。夜間の気温が25℃を越える場合は、水やりは土がカラカラになってから、表面を濡らす程度とする。春と秋は土がカラカラに乾いてからたっぷりと水やりする。冬は活動しないため、土が完全に乾いてから、表面を濡らす程度とする。
江守を真上から撮影。新しい刺は赤いが、古くなると黒ずむ。
フェロカクタス 巨鷲玉と鯱頭のハイブリット(交雑・交配)種。
アストロフィツム属 般若、Astrophytum ornatum
メキシコ イタルゴ州、ケレタロ州原産。
※初めは球状だが、後に円柱状に成長する。体色は暗緑色。普通の稜数は8で、鋭い金色の刺をつける。黄色く甘い香りの花を咲かせる。
般若の子株と成長してきた株。
アストロフィツム属 般若 ライオン。
アストロフィツム属でも強健な般若の、覆隆タイプ。
アストロフィツム属 青般若。
同様にメキシコ原産。
般若の肌色が変化したタイプ。
柱サボテン、ケレウス属 鬼面角(ペルー柱) Cereus repandus、英名 Peruvian apple
南米ブラジル、ペルーなどの原産。樹高は約10mまで達する。耐暑性は強いが、耐寒性はやや弱い。成長すると白色で外側は紅色の花を夜に咲かせ、赤い果実ができる。
柱サボテン、白昼夢、Eulychinia floresiana
詳細不明です😅💦
フェロカクタス属(旧ハマトカクタス属)大虹(オオニジ)
F.(Hamatocactus) hamatacanthus
原産地、アメリカ南部ニューメキシコ州~メキシコ北部の標高200~700mの高地、石灰岩質の土壌に自生。
高さ最大60cm、一般的に17の稜を持つ。刺色は赤色~褐色~黄色の不規則に交じる。
以前は日本国内で広まったが、栽培が容易で国内のクローンの元があまり魅力的ではなかったため、人気が落ちた。しかしながら、強い赤色の個体は、他のフェロカクタスと比べても素晴らしいものがある。
フェロカクタス 偉冠玉(イカンギョク)、F.Peninsulae ver.viscainencis
原産地、メキシコ バハ・カリフォルニア半島など。
最大の高さは1.5m以上。稜数は13~21個。刺は長さ7cm程度で、黄~赤~灰色に変化する。4~6月に黄色~赤色の漏斗型の径5~6cmの花を開花させ、黄色がかった赤色の果実(液果)をつける。
偉冠玉を真上から撮影したもの。
地を這うタイプの柱サボテン。
名札不明。
ギムノカリキウム属 新天地、gymnocalycium saglionis
原産地、アルゼンチン北部
ギムノカリキウム属最大の種で、産地では径80cmが記録されている。アルゼンチンの北西部に広く分布し、様々なタイプがある。花は白く小さめ。種は微小。
刺は水がかかると赤色となる。
大きなサボテン何年何十年も掛ないとあんなに大きくなれないもんね~💦
いいな~福岡市植物園👍✨
行けたら行きたいな~😁✌️