warning
error
success
information
オレンジミントはアメリカを原産とする、シソ科ハッカ属のハーブです。葉はフルーティーなオレンジの香りを放つのが特徴で、ハーブティーはもちろん、料理のレシピやデザートの飾り付けにも使われています。また水耕栽培も可能で、手軽に育てられることも嬉しいポイントです。
今回はそんな使い道がたくさんあるオレンジミントの育て方をご紹介します。
オレンジミントは日当たりのよい環境を好みます。半日陰でも問題なく育つハーブなので、あまり場所を選ばずに育てられるのが魅力です。しかし真夏の暑さや真冬の寒さは苦手とするので、室内や軒下に移動させてください。
水耕栽培であれば、日のよく当たる窓際に置いて育てましょう。
オレンジミントには保水力のある、栄養豊富な土が適しています。市販のハーブ用の培養土を使って育てましょう。また野菜用培養土を用いても問題ありません。
オレンジミントの種まきは4〜7月に行います。9〜10月の秋まきも可能ですが、苗が小さいまま冬越しすることになるため、春の方がおすすめです。
種まき用の土に種をばらまきしたあと、種を流さないように霧吹きで水やりしましょう。発芽するまでの間は、比較的気温の安定する室内に置き、水やりしつつ管理します。
オレンジミントの苗植えは真夏を除いた春〜秋に行います。
鉢植え、地植えのどちらでも育てられるものの、地下茎であっという間に増えていく性質をもっています。維持管理を簡単にしたいのであれば、鉢植えで育てましょう。
オレンジミントは、茎の切り口を水につけるだけで育てることも可能です。容器は花瓶やペットボトルの底を使い、数日間明るい所に置いておくと発根します。
オレンジミントは多湿と乾燥に弱いので、表土が乾いたら水をたっぷりあたえましょう。ただし夏場は蒸れるのを防ぐため、昼間ではなく朝か夕方の涼しい時間帯に水やりします。
地植えの場合は根付いたあとの水やりは不要です。水耕栽培では1週間に1回、水を入れ替えてください。
オレンジミントは基本的に肥料を必要としません。植え付けするときの置き肥で十分です。
オレンジミントの株を健康に保つため、定期的に茎を1/3ほど剪定するのがおすすめです。とくに多湿期の梅雨〜夏はすっきりとした姿に剪定しておきましょう。こうすることで風通しがよくなり、蒸れる心配もなくなります。
オレンジミントは発芽から1ヶ月ほどたつと収穫期になります。摘み取った葉はハーブティーやフレンチトーストに飾って楽しむことができますよ。
オレンジミントは種まきで増やせます。人為的に増やそうとしなくても、こぼれ種や地下茎の生長で自然と増殖していく植物です。
オレンジミントはアブラムシやヨトウムシの被害に合いやすいです。見つけたら被害に合う前に、野菜用の殺虫剤を散布したり、天敵であるてんとう虫を放つなどしましょう。
オレンジミントは初心者でも育てやすいハーブです。豊潤なオレンジの香りでリラックス効果も期待できますよ。
GreenSnap編集部