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マツリカ(アラビアンジャスミン)はジャスミンティーの原料にもなる植物です。アラビア地方、インド、スリランカなどで、昔からティーに用いられてきました。ここではそんなマツリカの育て方や増やし方、剪定方法などについて詳しくご紹介します。
マツリカは、日当たりの良いところで育てます。
また、マツリカは寒さに弱いため、冬場は基本的に室内に取り込みます。寒い地域だと地植えで育てるのはほとんど不可能な場合も多いです。夏場は直射日光に当てると葉焼けすることもあるので、日陰に移動させてあげましょう。
マツリカを鉢植えにしている場合は、表土が乾いたら水を与えます。地植えの場合には降雨だけで大丈夫です。
マツリカはもともと温かい地域が原産なので、乾燥にはある程度強いです。しかし、夏場などの乾燥しやすい時期に放って置くと枯れやすくもなります。乾燥がひどいようならばしっかり水を与えておきましょう。
マツリカを植え付けたら、5月から6月に追肥します。緩効性肥料などを用いましょう。ほかに、寒肥として2月頃にも肥料を与えます。
マツリカを育てるときは、水はけの良い土を用いましょう。赤玉土に腐葉土を混ぜて用土とします。
マツリカは4月から7月頃に植え付けます。または、秋に植え付けることも可能です。マツリカのポット苗を選ぶ際には、茎がしっかりしている苗を選びましょう。葉つきも良いとなおさら良いです。
マツリカを鉢植えにする場合には、苗より一回り大きい鉢に植え付けます。つるが伸びるのであんどん支柱などを立てておきます。地植えの場合には、苗より一回り大きな穴を掘って植えます。この場合にも支柱を設けておきましょう。
植え替えは8月から9月に行いましょう。植え替えや植え付けの際には、なるべく根を傷つけないようにしてください。根を傷つけると枯れやすくなります。
マツリカの増やし方には、「株分け」や「挿し木」などがあります。
挿し木は、マツリカの花が終わった、7月から10月頃が適期です。挿し木にする枝を3節ほどの長さで切り落としたら、葉っぱを3枚程度残してほかは切り落とします。その後、切り口を水に一夜つけておきます。
あとは赤玉土やバーミキュライトなどに植え付けます。発根したら植え替えましょう。ちなみに、挿し木で増やすほうが簡単なのでおすすめです。
株分けは植え付けと同じ頃に行います。株分けする際には根を傷つけないようにしてください。アラビアンジャスミンは根がかなり大事です。
マツリカを育てる際に気をつけておきたいのが冬場の処置です。マツリカは寒さに弱いので、霜などに当てるとすぐに枯れることがあります。
また、土が湿りすぎているのもいけません。土が常に湿っていると根から枯れることがありますので、適度な水やりが大事です。
マツリカを育てるならば是非とも剪定を定期的にしましょう。花が終わったらつるを半分程度切り落とすほか、軽く切り戻します。
また、マツリカは大きくなると、かなり横に広がって倒れやすくなることもあります。この場合には、支柱を立てて補強するか横に広がった部分を切り戻します。
なお、剪定をすることによってマツリカの花付きも良くなります。剪定しないでおくと、養分が芽に取られて、花もつきにくくなることがあるのです。剪定することで虫などもつきにくくなるので定期的にシておきましょう。
アラビアンジャスミンの花を剪定したら、ジャスミン茶に利用してみるのも良いでしょう。つくり方も簡単で、花が開き始めたらこれを採取して乾燥させた後に茶葉と混ぜるだけです。とはいえ、品種によっては毒性があるもので気をつけてください。
春などの暖かくなる時期に発生します。アブラムシが発生すると株の栄養を吸い取られてしまいます。殺虫剤を塗布して対処します。
ハダニもアブラムシと同じ時期に発生しやすいです。葉っぱの裏に取り付きます。予防のために霧吹きを葉の裏側に頻繁にすると良いでしょう。また、ハダニやアブラムシを放って置くとすす病などを引き起こします。
すす病はアブラムシなどの害虫の排泄物が原因で発生します。発症ぢたら、薬剤を塗布して対処しましょう。また、すす病が発生したら害虫がアラビアンジャスミンに住み着いていないかも確認しておいてください。
マツリカは開花時期である7月から9月頃にかけて、白い可愛らしい花を咲かせます。また、仏花として用いられることもあります。
マツリカ(アラビアンジャスミン)は花言葉も豊富です。例えば、「清純無垢」「愛想の良さ」などの花言葉があります。真っ白なアラビアンジャスミンの花色がこうした花言葉の由来です。
ほかにも、「温和」「素直」「可憐」「長すぎた春」「気立ての良さ」などの花言葉もあります。
また、マツリカは花の色によっても花言葉が異なります。例えば黄色のマツリカは「優美」「しとやか」「上品」などの花言葉があります。一方、白色だと「温順」「別離」「愛想の良さ」などの花言葉があります。
この記事ではアラビアンジャスミンの育て方について紹介しました。アラビアンジャスミンは寒さ対策をしっかりして育てると良いでしょう。また、アラビアンジャスミンを育てるならば是非ともジャスミンティーなどにもチャレンジしてみてほしいです。
※トップ画像はBotanii*さん@GreenSnap
GreenSnap編集部