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ジャスミンの品種であるマツリカ(茉莉花)は、東南アジアなどに生息している熱帯植物です。7月~9月頃に見頃を迎え、白くて小さな花を咲かせます。夕方頃に花が咲く一日花としても知られ、エキゾチックな香りはジャスミンティーや香水の香料などに使用されています。
今回は、マツリカの花言葉や特徴などについてご紹介していきます!
マツリカはジャスミンの1種であり、ジャスミン全般の花言葉には、「優美」「愛想のよい」「愛らしさ」「官能的」などがあります。優美という花言葉は、ジャスミンの美しい花姿に由来しています。また、ジャスミンティーの香りづけとして使用されるため、その魅惑的な香りから官能的という花言葉が付けられました。
ジャスミンは花色によっても花言葉が付けられ、白色のジャスミンには「温順」「柔和」、そして黄色の花には「優雅」などがあります。
ジャスミンには素敵な花言葉が沢山あるので、花束などをプレゼントとして贈る際はぜひ花言葉を参考にしてみてはいかがでしょうか。
マツリカの学名は「Jasminum sambac」であり、「Jasminum(ジャスミン)」とは、アラビア語でマツリカの名前に由来します。
別名は「アラビアンジャスミン」や「サンバックジャスミン」などとも呼ばれ、ジャスミンとはペルシャ語の「Yasmin(神からの贈り物)」という言葉に由来します。英名では、「Arabian jasmine」と呼ばれています。
マツリカは、東南アジアやインドなどを中心に分布している熱帯植物です。開花時期は7月~9月頃で、夕方頃に開花して翌日には萎む一日花として知られています。マツリカは一般的に知られるジャスミンの品種であり、半つる性の植物です。花径は約2.5cm~3cmで、白い花が咲きます。エキゾチックな香りが漂い、昔からジャスミンティーの香りづけなどに使用されてきました。
マツリカは日あたりの良い環境でよく育ちますが、夏の季節は直射日光を避けて日陰で育てるようにしましょう。耐暑性に優れていますが耐寒性は弱いため、冬の季節は室内で管理しましょう。
モクセイ科ソケイ属に分類されるジャスミンは、世界で約300種類あります。品種によって、開花時期や花色などはさまざまです。
中国南部原産のつる性植物で、やや耐寒性があります。開花時期は3月~6月頃で、白い花だけでなく葉も観賞出来ます。「ハゴロモジャスミン(羽衣素馨)」という名前は、羽衣をまとったように花が株全体を覆うことから名付けられました。
中国北部~中部原産で、ツル性落葉低木です。開花時期は2月~4月頃で、黄色の小さな花が沢山咲きます。英名では、「Winter jasmine(ウィンタージャスミン)」と呼ばれています。日本には江戸時代に渡来し、香りは特にありません。
インド北部~ネパールが原産の品種で、常緑低木です。香りが強く、5月~10月頃に白色の花を咲かせます。やや耐寒性がありますが、5度以下の場合は室内で育てるようにしましょう。英名では、「Royal jasmine(ロイヤルジャスミン)」などと呼ばれています。
ヒマラヤに分布している品種で、常緑低木です。開花時期は5月~7月頃で、黄色い花が咲きます。ジャスミンのような花が咲きますが、香りはあまりありません。英名では「Yellow jasmine(イエロージャスミン)」などと呼ばれ、花色が黄色であることが由来です。
白色の小さな花を咲かせるマツリカは、魅惑的なジャスミンの香りが漂います。。ジャスミンティーの香りづけの花として使用され、中国では早朝に摘んだマツリカの花を緑茶に移したり、蕾をウーロン茶に入れてジャスミンティーが作られます。その他、マツリカの花は香水の原料として使用され、花と根は漢方にも用いられています。
マツリカは地植えや鉢植えなどで楽しむことが出来、育てた花を緑茶と一緒に急須に入れれば、ご自宅でも気軽にジャスミンの香りが楽しめます。その他、マツリカはプレゼントとしてブーケにしても喜ばれます!
耐寒性が弱いため、育てる環境の気温には気を配る必要がありますが、丈夫な植物なので園芸初心者の方でも育てることが出来ます!ご興味があれば、ぜひご自宅でマツリカを育ててみてはいかがでしょうか。
Lily