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ペパーミントは、様々な品種があるミントの中でも一段と強い香りが特徴で、一番薬効があるとされ、古くから親しまれてきたハーブです。
今回は、ペパーミントの栽培方法や、種まきの方法、プランターや鉢植えで育てる方法についてご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。
ペパーミントは、地中海が原産の、シソ科ハッカ属の多年草です。ペパーミントにはメンソールが50%から60%も含まれており、他のミントよりもスースーとした爽快感が楽しめます。
ミントは病害虫に強く、丈夫で育てやすいため、初心者でも簡単に栽培できます。
ミントは繁殖力が非常に強いため、育てる場所には注意が必要です。
地植えで栽培するときは、板やブロックを地中深くまで埋めて、ミントの根が横に広がらないように注意しましょう。コンパクトに管理したい場合は、プランターを使うのがおすすめです。
ペパーミントの種まきの時期は3月中旬〜5月中旬です。ペパーミントは種まきから簡単に発芽します。育苗ポットやセルトレイに種をまいて苗を育て始めましょう。
ペパーミントは、水持ちと水はけがよい土壌を好みます。
鉢植えやプランターで育てる場合は、市販のハーブ用の培養を使用すれば良いでしょう。
地植えの場合は、植え付けの2週間前から土壌の準備を行いましょう。
ペパーミントを植える時期は、4月中旬〜6月上旬です。ペパーミントは、真夏、真冬など、極端に気温が高い時期、低い時期を除けば基本的にはいつでも植え付けができます。
ミントは深く根を張るので、5〜6号鉢よりも大きなサイズの容器に植え付けましょう。
鉢植え・プランター栽培のペパーミントは、常に多少湿っている程度に水やりを続けます。夏場は乾燥しやすいので、朝夕の涼しい時間帯に水をやりましょう。
地植え栽培のペパーミントは、植え付け時に水やりをした後は基本的に水やりは必要ありません。
ペパーミントは生命力がとても強いので、基本的には肥料を与えなくても問題なく育ちます。
ただし、春〜秋の生育期、開花後、収穫後に1回ずつ追肥を施すと、元気に育ちます。追肥では、ゆっくりと効果の現れる緩効性肥料を施しましょう。
肥料をやりすぎると、逆にミントの香りが弱くなってしまうので、注意してください。
ペパーミントは、生育旺盛なハーブです。夏の高温期に入る前、株が茂っている場合は適度に剪定して通気性をよくしましょう。
剪定のとき、傷んでいる枝や不要な枝も一緒にカットすると良いでしょう。
ペパーミントは、5月中旬から10月下旬まで収穫できます。草丈が20cmほどになれば、収穫適期です。
茎の先から葉ごとハサミなどでカットして収穫します。茎から収穫することで、その下から更にわき芽が生えて長い期間収穫を楽しめます。
ペパーミントは冬になると地上部が枯れますが、地下茎は生きています。春になると再び芽が出て元気に育ちますよ。
ペパーミントは、「株分け」と「挿し木」で増やすことができます。増やす時期は4月から5月、9月がおすすめです。
ペパーミントの株分けは、植え替えと同じタイミングに行います。
鉢植え・プランターから株を取り出し、不要な土や枯れた根を優しく落とします。根を半分から3つほどに分けて、別の鉢やプランターに植え付けましょう。
ペパーミントの挿し木は、剪定で出た健康な枝を使うのがおすすめです。10cmほどの枝を清潔な土に植えて、根が安定するまで水やりをしながら管理してください。
挿し木を複数本準備しておくことで、効率よく増やすことができます。
挿し木を水につけることで、水耕栽培でも育てることができます。水耕栽培は真夏と真冬以外の時期であればいつでも楽しめますが、水が痛みやすい夏場は気をつけてください。早く発根させたい時は、6月ごろに水耕栽培を始めるのがおすすめですよ!
ペパーミントの栽培で注意する害虫は多くありません。多くの虫は、ペパーミントのスースーとしたメンソールの香りを嫌いますが、アブラムシやハダニの被害には注意しましょう。
梅雨や真夏の前に剪定をして通気性をよくすることで、病気も予防できます。
一株あれば、ミントティーやカクテルなどに使用して楽しむことができます。春〜秋まで長い期間収穫を楽しめるので、ぜひ自宅に迎えて収穫を楽しんでくださいね。
七尾びび
GreenSnap編集部