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ロマネスコはイタリアのローマ、ドイツを原産とする、アブラナ科アブラナ属の西洋野菜です。パスタやスープなど、数々のレシピに利用されています。また、規則正しい見た目をしていることから、「世界一美しい野菜」と称されることもある野菜です。
今回は料理に映えること間違いなしの野菜、ロマネスコの育て方や栽培のコツをご紹介します。
ロマネスコは、気温が低くなると花芽をつけやすいので、晩夏である8〜9月に苗の植え付けをしましょう。
ロマネスコをプランターで栽培する場合は、あらかじめ植え付け前の土壌に水やりをして、湿らせておきます。そのあとに株間を40〜50cmあけて植え付けましょう。植え付けが完了したら、再度水やりをすることで、ロマネスコを活着させます。
地植えでロマネスコを栽培する場合は、植え付ける2週間前に土づくりをします。そのあとは、プランターと同じ作業を行いましょう。
ロマネスコは直射日光のあたらない、湿った半日陰が適しています。耐寒性には優れるものの、耐暑性は劣ります。そのため夏のような厳しい暑さのときは、寒冷紗で覆うなどの対策をとりましょう。
ロマネスコは水はけと日当たりのよい土壌を好みます。プランター栽培の場合は、市販の野菜用培養土を使用します。
地植え栽培の場合は、植え付け2週間前からの準備が肝心です。はじめに苦土石灰を1㎡あたり100gほどまき、土壌の酸度を pH5.5〜6.5にしましょう。
さらに元肥として、完熟堆肥を1㎡あたり3kg、遅効性化学肥料を1㎡につき150g施すとよいです。
こうすることによって、栄養満点で元気なロマネスコを栽培できるのです。
ロマネスコには、元肥はもちろん、追肥をあたえることが重要です。定植以降20〜25日間隔で、水に薄めた液肥を施します。その際リン酸を多く含む肥料であれば、より元気な生長が見込めます。
ロマネスコの栽培で注意したい害虫や病気は、ヨトウムシやアオムシです。いずれも防虫ネットなどで被害を抑えられるものの、害虫は発見したらすぐに、薬剤を使用したり、払い落としたりして駆除してしまいましょう。
ロマネスコは、土の中の湿度が保たれることでおいしく育つ野菜です。表土が乾いたら、たっぷりと水をあたえましょう。ただし、夕方の水やりは徒長を促してしまうため、朝方に水やりします。
ロマネスコの収穫は、植え付けから3〜4ヶ月後が適期となります。花つぼみの直径が15cm程度のものを中心に収穫しましょう。株を引き抜くのではなく、株元から切り取るのが収穫のコツです。
ロマネスコは、7〜8月に種まきで増やします。花が枯れて、茶色く変色したら種の採取時期です。
種まき用培土に直径3cm✕深さ1cmの穴をつくり、そこに種をに3、4粒ほど撒きます。
約一ヶ月後、本葉5〜6本になった段階で植え付けしましょう。
ロマネスコは菜の花を彷彿とさせる、かわいらしい花を咲かせます。しかし、収穫目的の場合は、花が咲く前のつぼみを収穫してしまうので、その姿を見ることはできません。
ロマネスコは、カリフラワーよりすこし甘く、コリッとした食感が特徴です。下茹でなど加熱調理をすることで、甘みがさらに凝縮されます。ロマネスコの主張しすぎない見た目と食感は、パスタやサラダと相性抜群です。
ロマネスコはカリフラワーの変種であるため、ビタミン類を数多く含んでいます。とくにレモンに匹敵する豊富なビタミンCのおかげで、お肌をきれいに保つ効果が期待できます。さらに食物繊維や鉄分も多く含有していて、健康でいたい方にはぴったりの野菜です。
ロマネスコはカリフラワーやブロッコリーにちかい、コリコリとした食感が特徴です。見た目の美しさもさることながら、栄養満点な野菜なので、ロマネスコを浸かった料理で食卓を囲んでみると楽しいですよ。
GreenSnap編集部