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メドーセージの育て方|増えすぎに注意!切り戻しの方法は?効能や使い方は?

  • シソ科
  • サルビア属

メドーセージとは「サルビアガラニチカ」と呼ばれるシソ科アオギリ属のハーブのことをいいます。メドーセージの原産地は、メキシコをはじめとした南米諸国です。観賞用のハーブとして人気があります。

今回は、そんなメドーセージの育て方と花言葉についてご紹介します。

メドーセージはどんなハーブ?

メドーセージの効能や使い方

セージというと「メディカルハーブ」や「アロマテラピー」でおなじみですが、メドーセージは食用ハーブというよりは観賞用のハーブになります。

とくにハーブとしての効能は取り立てるほどないので、庭に植えて青い花を楽しみましょう。

メドーセージの花の特徴

メドーセージは鳥のくちばしのような独特な形をした青い花を咲かせます。開花時期は5〜9月までで、夏の暑い時期に涼しげな演出をもたらしてくれます。

きれいなブルーの花は、庭やベランダを彩るだけでなく、香りも楽しめるので、夏の暑い庭におすすめです。

メドーセージを庭に植えるときは増えすぎ注意!

魅力的なメドーセージですが、庭や花壇で地植えで育てる場合は、増えすぎに注意してください。

ハーブの中でもとくに強い繁殖力や丈夫さをもっている宿根草ハーブです。

一度根付くと地下茎でどんどん増えて、冬は地上部を枯らしますが、春になると爆発的に増えて伸びていきます。

そのため、地植えするときはポットや鉢に入れたまま植えるか、ハーブ用の地中しきりをつかったり、不織布で囲んで植えるようにしましょう。

メドーセージを育てる場所

メドーセージの花付きをよくするなら、日当たりがよく風通しの良い場所で育てるようにしましょう。

メドーセージは暑さにも寒さにも強いハーブですが、冬場は霜除けをして、霜にあたらないようにすると冬越しがしやすくなります。冬になると茎が枯れますが、温かくなると新芽が出てくるので、花を咲かせるには冬越しを上手にすることが大事といえます。

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家庭菜園士 七尾びび
メドーセージは蒸れに弱いので、育てる場所を工夫して植えてあげましょう。

メドーセージの水やり

鉢植えの場合、水やりをし過ぎると根腐れを起こしやすくなるので、土が乾燥してきたら、鉢の底から水が流れる位たっぷり水やりをします。冬は毎日ではなく、数日置きに水やりをしてください。

地植えの場合は、根が付くまでは毎日水やりをするようにしましょう。根付いたあとは、頻繁に水やりをしなくても育ちます。

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家庭菜園士 七尾びび
メドーセージは乾燥を好むため、水の与えすぎに注意しましょう。

メドーセージの肥料

メドーセージは、植物を育てるには適さないやせ地でも育つハーブなので、肥料なしでも育ちます。地植えで育てるときは肥料はいりません。

鉢植えの場合も、植え付けのときに緩効性の化成肥料を与えれば、追肥はしなくても育ちます。肥料のやり過ぎは、むしろ肥料焼けといった病気の原因になるので注意しましょう。

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家庭菜園士 七尾びび
腐葉土を漉き込むと、メドーセージが好む「水はけのよい土」になりますよ。

メドーセージの切り戻し

メドーセージは低木の多年草です。夏越しと冬越しができれば、何年も花が楽しめますし、最大で1m以上の大きさにすることもできます。

花付きをよくするには新芽の出やすさも大事になるので、伸びてきた茎は短く切り戻しします。

メドーセージは6月~11月頃まで花が咲きます。長期的に花を咲かせるには、花が終わったタイミングで剪定をします。株元からカットすることで、茎が大きくなりすぎず、花芽も付きやすくなります。

メドーセージの土

メドーセージを鉢植えしている場合は、「ハーブ用」や「観賞植物用」の培養土で、十分育てられます。

メドーセージはどちらかというと乾燥を好むハーブです。水はけがよいものを選ぶというのが土選びでは大事となります。

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家庭菜園士 七尾びび
市販の培養土でOKです。
酸性土壌では生育が悪いのが特徴なので注意しましょう。
過去、別の植物や野菜を育てたあとの土は酸性に傾いていることが多いのでできれば新しい土で栽培するか、苦土石灰などで調整した土で栽培してください。

メドーセージの植え付け・植え替え

メドーセージの植え付けと植え替え時期は、春と秋の2回あります。花付きをよくするには、冬越しができるかがポイントとなるので、3月~5月に植え付けをするとよいでしょう。

メドーセージは種と苗で育てることができます。種から育てるなら、発芽するまでは、毎日水やりをします。苗は葉っぱの色がきれいで、茎がしっかりしているものを選んでください。

メドーセージは根が張ってくると土の中で湿気がこもりやすくなるので、1年に1回植え替えをするようにしましょう。使う鉢は、苗よりも一回り大きなものを選びます。根っこに付いている土は取り除いてから、新しい土に植え替えします。

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家庭菜園士 七尾びび
注意すべきは梅雨時の湿気と蒸れ。入梅前に風通しのよい環境を作ってあげましょう。
セージは3~4年で老化が始まります。挿し木でどんどん更新しましょう。

メドーセージの増やし方(挿し木)

メドーセージは、株分けか「挿し木」で増やします。

株分けで増やすときは、春や秋の植え替えの時期を狙ってやるとよいでしょう。挿し木にするときは、カットした茎を水につけ、発根剤を切り口の部分に付けてから土に植え付けます。

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家庭菜園士 七尾びび
メドーセージを始めとするハーブは基本的に挿し木で増やすのがかんたんです。
「小粒赤玉土」「パーライト」「バーミキュライト」など、保水性・排水性のよい清潔な土をつかって挿し木するのもおすすめです。

メドーセージの育て方で注意すべき病気・害虫

メドーセージは病気や害虫に強いハーブといわれます。独特の香りを虫が嫌がるので、虫よけとしての効能もあります。

病気にかかりにくいといっても、水や肥料をやり過ぎてはダメです。葉や茎が枯れやすくなったり、虫の害に遭うかもしれません。また、湿気が苦手なので、葉や茎の手入れをして風通しを良くすると病気の予防ができます。

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家庭菜園士 七尾びび
風通し、水やりは適度に、水はけのよい環境さえ守れば病害虫の心配はしなくて大丈夫でしょう。
梅雨時の蒸れには注意。切り戻し、剪定で対処してください。

メドーセージは食べられる?

メドーセージを苗から入手して育てた場合は、食べられません。現在はほとんどの苗が観賞用として育てられており、育苗中に食用外の肥料や薬剤などを使っている可能性があるため、食べるのは危険です。

メドーセージ自体に毒はないので、種からご自身で育てた場合、野菜・果樹用農薬・肥料を使ったのなら食べても問題ないでしょう。

ただしあまり味はしないようなので、セージを食用として楽しみたいのであれば、コモンセージがおすすめです。

メドーセージの花言葉

ブルーの花が咲く「メドーセージ」の花言葉は、「尊重」と「知恵」になります。

由来は、セージの英語読みである「Sage」には賢人という意味があるからといわれています。周囲の人の意見を尊重する、相手を敬うということや知恵を授けるという意味がメドーセージの花言葉には込められています。

セージやサルビア全体の花言葉は「家族愛」や「家庭的」付いています。赤のセージやサルビアの花には「燃える思い」といった花言葉があります。

メドーセージの育て方は簡単!庭に植えて楽しもう

メドーセージは、比較的育てやすいので、花が咲くハーブを育ててみたい人は、挑戦してみてください。

※トップ画像はJさん@GreenSnap

この記事を監修した人

七尾びび

家庭菜園士・ベランダ菜園士。株式会社マイファーム松戸農園、松戸千駄堀農園の農園アドバイザー。 循環型の野菜栽培(コンポスト、たい肥づくり)に特化したアドバイザー。 化成肥料の栽培、完全有機栽培まで指導。日本園芸協会会員。同時に農業系、菜園系ライターとして活動中。

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メドーセージの基本情報

ジャンル
ハーブ
形態
低木
学名
Salvia guaranitica
別名
原産地
南米

メドーセージの性質

栽培難易度
やや易しい
耐寒性
やや弱い
耐暑性
普通
耐陰性

時期

植え付け・植え替え
3月 、4月、5月
開花
6月 、7月、8月、9月、10月

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ラベンダー

日当たりと風通しのよい場所を好みます。
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ローズマリー

風通しのよい場所で育てます。
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タイム

日当たり、風通しがよく、乾燥した場所を好みます。
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パクチー

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バジル

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ミント

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