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観賞するために品種改良をし、美しい様々な形の葉っぱがあるので、お花を飾る感覚で飾れます。観賞も寄せ植えも多彩にアレンジできますし、スタンダード仕立てもインテリアとして飾ると、お部屋やお店の店舗などおしゃれな雰囲気にできますよ。そんなコリウスの育て方を説明します。
コリウスは、半日陰の場所が生育環境として最適です。日当たりが良すぎる場所は葉が焼けて好ましくありません。とはいえ、1日中日陰の場所も、葉の色が綺麗にならずうまく育たないので注意しましょう。
また、風通しの良さも大切になってきますが、冬の季節11月以降は耐寒性が弱いので、葉が痛みやすいです。風が入らない日が当たる室内で育てましょう。お庭で地植えのコリウスを育てる場合は、最初から冬でも霜が降らない、半日陰を探して植えて下さい。
コリウスは乾燥している状態を好みません。特に夏の暑い季節は水がないと、すぐしおれてしまいます。そのため、基本的に水分はいつもたっぷり与えて、ちょうどいいくらいです。
コリウスを地植えしている場合は、土の表面が乾いてきたら、多めに水をあげるといいでしょう。鉢植えで育てているのであれば、特に夏の季節は乾燥しているかどうか、午前と午後の2回はチェックした方がいいです。
コリウスを育てるときは、植え付ける前にあらかじめ、ゆっくり効くタイプの肥料である、緩効性化成肥料を土に混ぜておくと、生育していく良い土壌環境になります。
それでも次第に葉の色があせてきたり、抜け落ちてきたりしてきた場合は、液体肥料を与えて下さい。
ただし、コリウスは肥料負けする性質もあるため、与えすぎても葉の色が抜けたりします。様子を見ながら1~2週間に1回程度の頻度を目安に、与える回数を調整して液体肥料をあげましょう。
コリウスは有機質で水はけがいい用土を好むので、自分で配合するのが難しいのであれば、園芸店などで販売されている草花用培養土を用いましょう。適度な通気性と保水性もあり、育てる良い環境が手軽につくれます。
自分で用土を配合する場合は、赤玉土6・腐葉土3・牛ふん1・堆肥1の配合です。用土の水分を保つために、ピートモスを使用する方法もありますが、腐葉土は水分を保つ機能がありますので、地植えの場合は土壌の性質を見て、どの用土を配合するといいか選んで使用するといいでしょう。
コリウスには、ヨトウムシがつき、葉や茎を食べてしまいます。土が掘られている跡を見つけましたら、掘り返して取り除いて下さい。
また、ナメクジが葉を食べることもあるので、見つけたら駆除しましょう。
さらに、6月の梅雨の季節~8月の真夏の季節は、暑く高温になるのでハダニやアブラムシなどもつきます。葉の裏側にもシャワーなどで、水を散水しておきますと、虫がつくことを防げます。虫の数が多い場合は、専用の殺虫剤で駆除して下さい。
地植えのコリウスは冬の季節に弱く、霜が降りてくると枯れてしまいます。そのため、植え替えが負担になりますので、植え付け・植え替えは行なわない方がいいです。ずっと同じ場所で育てられるよう、最初に植える場所をよく見極めましょう。
地植えすることが葉を綺麗に、元気に育てるポイントになってきます。鉢植えやプランターで育てている場合は、根が詰まってきましたら、一回り大きめの植木鉢などに、植え替えして下さい。
コリウスの増やし方には、「種まき」や「挿し木」などがあります。
種まきの方法で増やしたいのであれば、お部屋の半日陰の場所で行います。室温は20~30℃ぐらいで温かくし、ピートモスを圧縮したピートバンをトレーかお皿などに入れて、水をかけ、水分を含ませたあとに余分な水を捨てて種を乗せます。
5~7日ほどで発芽してきますので、様子を見て水を与える際は、トレーに水を注いで下から吸わせます。芽が苗の状態まで育ちましたら、鉢に植え替えてあげましょう。
挿し木の方法で増やす場合は、季節としては春の5月~秋の9月が良いです。花が咲いていない枝を10cmぐらいの長さで切って、1~2時間ぐらい水につけておきます。下の方に葉っぱがあれば、取り除いて下さい。鉢に用土を入れて挿し植えてあげましょう。
コリウスは、定期的に摘心を行わないと上へ細く伸び、見た目が悪くなります。そのため、頂点の芽を切り落とし、わき芽が出るようにします。そうすると、下の方にボリュームがあるきれいな形になってきます。
また、コリウスの葉の色を常に美しく保つためには、花摘みの作業をする必要があります。葉の間より花芽が出てきたら、下の節で切れば、花は咲きません。
特にヒメコリウスやレインボー系は、摘心を行いわき芽が出る状態にしないと、ボリュームがある格好いい姿になりませんので、こまめにお手入れをしてあげて下さい。
コリウスの花言葉は「健康」、「かなわぬ恋」、「恋の望み」、「善良な家風」などがあります。
種類が豊富なコリウスなので、いろんな色やさまざまな形状の葉っぱがあり、寄せ植えビギナーの人でも、いい雰囲気に作ることができます。おすすめの仕立て方は、さまざまな品種のコリウスの花だけを寄せ植える方法です。
色や形がそれぞれ違うので、コリウスだけでも華やかさがある、窓辺に飾りたくなる寄せ植えが完成します。ボリュームを出すのが、綺麗に作るポイントになってきます。慣れてきましたらふんわりとした草花などを、間に入れる感じに植えてつくってみましょう。
お庭に植える場合は、アクセントになりますので、お庭のイメージに合わせたコリウスを、豊富な色や種類の中よりチョイスすることもできます。おめでたいお祝いのプレゼントなどにも、最適な植物です。
お水の調整はしっかり管理しなければいけないですが、花と同じ感覚で楽しめる色鮮やかな葉なので、1年中お部屋やお庭を華やかでおしゃれに飾れます。寄せ植えもアレンジできますし、スタンダード仕立てにして、会社やお店の新設祝いなどとして、贈るのもおススメの方法です。半日陰の場所はどの家庭でもあいているスペースなので、コリウスを飾ってスペースを埋めれば、全体的にいい雰囲気のお庭にできます。ハンギングで窓辺などを飾っても楽しいです。
※トップ画像はりんさん@GreenSnap
GreenSnap編集部