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緑色のない葉を持つ植物コルジリネ。コルジリネの葉の色は、緑色の中に赤や黄色に変わるという特徴を持ちます。
そんな不思議なコルジリネの育て方についてご紹介します。
コルジリネは日当たりの良い場所に置くと元気に生長する観葉植物です。日光不足になると葉が透き通った色になりません。
春と秋の季節は、コルジリネを日当たりの良い場所で管理し、夏も日が照っている場所や明るい日陰に配置しましょう。冬はガラス越しで日光の当たる場所を選んでください。
ただし、品種によっては日の当たらない場所でも育つ強い、テルミナリスと呼ばれる種類のコルジリネもあります。こちらであれば、一年中室内で管理して育てることもできます。
7月〜9月の暑い季節は、コルジリネは水をよく吸収するので、ほぼ毎日水やりをしてあげるようにしましょう。土の表面が乾いていたら水をあげます。
土が湿っているときにさらに水を与えてしまうと、根腐れを起こしやすいので注意しておきましょう。
11月〜3月辺りはコルジリネの生長が遅くなるので、乾燥気味に管理してあげます。土が乾いているからといって、すぐに水を与えず、表面の乾きを確認したら2〜3日放置してから水を与えましょう。
コルジリネは夏型の生長サイクルという特徴があり、主に4月〜10月に生長するので、この時期には定期的に肥料を与えてあげましょう。肥料を与えることで成長の手助けをすることができます。
肥料には、緩効性化成肥料を使用しましょう。緩効性化成肥料は2か月に1回のペースで置き肥を施します。液体になっている肥料を使う場合は、10〜15日に1回のペースで水の代わりに使いましょう。
また、追肥として5〜9月の間にも肥料を与えましょう。
コルジリネを育てるときは、水はけと保水性の良い用土を選びましょう。
赤玉土と腐葉土を6対4で配合した用土を自作してみてください。腐葉土を半分にしてバーミキュライトに変更してみるのもありです。自分で土をつくれなくても「観葉植物用培養土」を使うことも可能です。
コルジリネは生育の旺盛な植物ですのですぐ窮屈になってしまいます。そのためコルジリネの植え替えは、毎年行うようにしましょう。植え替え時期は、5月の中頃〜8月となっています。
植え替え方は、鉢の根から土を少し取り除きます。一回り大きいサイズの鉢に植え替えてあげましょう。植え替えの際に長く伸びた根茎は切るようにしましょう。新しい葉をきれいに育てるためにも植え替えをしておきましょう。
コルジリネの増やし方には、「挿し木」と「取り木」という方法があります。比較的にやりやすいのは「挿し木」です。
挿し木は5月〜8月が適期です。新しい葉の先の部分を7〜10枚ほどついた状態で剪定します。切った葉は土に挿して管理します。
根が出てくるまでの間は直接日光の当たらない場所で管理するようにしましょう。すると、早くて1か月ほどで根が出てきます。根が出てきたことを確認したら、明るい場所に移動させましょう。
葉をカットした際に葉が長くて邪魔になる場合は、輪ゴムなど巻き付けられるものを使って緩めにまとめてから土に挿しましょう。明るい場所に移動するときになれば、括っていた輪ゴムを取り外します。
葉が付いていない茎からも発根させることができます。葉のついていない茎を土の上に寝かせます。半分ほど埋まるように寝かせて管理しましょう。
コルジリネにはかかりやすい病気は特にありません。
一方害虫に関しては、ハダニやカイガラムシがつくことがあります。見つけたら駆除しましょう。
特にハダニに弱く、寄生してしまうと葉の色が悪くなり生育に悪影響が出ます。新芽にハダニが付いた場合、新芽が奇形することがあります。葉が乾燥しているときは、霧吹きで全体に水をかけてあげましょう。
カイガラムシを駆除するには、古い歯ブラシやヘラを使って削り取って駆除しましょう。カイガラムシは、葉や茎に付着し成虫になると殻に似た物で覆われて薬剤が効きにくくなります。
コルジリネは耐暑性が強い植物です。そのため、夏の温度管理に気を配ることをしなくても丈夫に育ちます。
反対に、耐寒性がやや弱いので冬の時期は最低でも5度という温度が必要です。冬場は、室内の日の当たる場所で管理するようにしましょう。
「コルジリネ・アウストラリス」などの品種によっては寒さに強い種類も存在し、庭園で植えられたりもしています。
コルジリネの花言葉は「幸福な交際」です。
今回は、コルジリネについての育て方をご紹介しました。
コルジリネは、「ドラセナ」と形が似ていてよく間違えられることがあります。別名でも「赤ドラセナ」という名前まで付けられていますが、全く別の植物です。間違えないようにしてあげましょう。
コルジリネの黄色や赤色の覆輪斑を眺めて癒やされてください。
※トップ画像はPhoto by k1さん@GreenSnap
GreenSnap編集部