下関市吉母(よしも)地区。海辺のひなびた田舎町ですが、本州最西端の地、本州最西端の橋、日本最古の恐竜足跡化石出土地を擁する凄い土地なんです。私たちと一緒にぶらぶらしませんか?
本州最西端、下関市吉母地区。我が彦島から車で40分程度で到着です。
若宮神社⛩️
まずは若宮神社に行ってみましょう。
若宮神社は長門国一の宮、住吉神社の本宮です。祭神は応神天皇らしいです。
そもそも吉母という地名は、身重の神功皇后が海岸で藻をよせ集めて身を暖め、応神天皇を産んだことから“よせも”と言われたのに由来するそうです(諸説あります💦)。
境内にはイチョウの大木が。
はい、狛犬。阿吽(あうん)ですね〜。
下関市指定有形文化財2点があります。いずれも500年以上前に作られたお宝です。
恐竜街道🦖と大河原海岸🌊
吉母は知る人ぞ知る恐竜のメッカ。この「最西端橋」〜日本最古の恐竜足跡化石が出土した大河原(おおこら)海岸〜本州最西端、毘沙ノ鼻のルートを「恐竜街道」と名付けて町おこししています。
草場川という細い流れにかかる橋が本州最西端の橋だそうで。正式名称は「最西端橋」、長さは約20m、幅約4m。本州最西端の地、毘沙ノ鼻への道標といえる橋です。1999年に建設されました。
最西端橋〜毘沙ノ鼻展望所を「恐竜街道」としています。
下関市内の子ども達などによる恐竜パネルや、アトリエミミックさんの高圧洗浄機によるエコアートを見ることができます。
低い山(丘?)を越えてずんずん行くと、素晴らしい海岸が目の前に🤩大河原(おおこら)海岸です。秘密のビーチ感半端ない🏖️正面に見えるのは蓋井島(ふたおいじま)。下関市の有人島です。
浜の左手奥には見事な柱状節理の岩場が!
素晴らしい砂質のビーチです。
潮騒と渚の君ぞ代え難し 猫凡
一緒に拾った石や貝殻🐚こんなものが特別なものに感じられます。
浜大根の花。
それまでの国内恐竜化石は中生代白亜紀のものでしたが、ここで発見された足跡は中生代ジュラ紀(約1億4000万年前)のものとされ、記録を塗り替えました。
ティラノサウルス?がいたので記念撮影📸
恐竜化石も出てきそうな雰囲気👀
道端にはハマウドの花。蜂や虻に大人気でした🐝
コアオハナムグリにも人気😊
Google曰く、ハマボッス(浜払子)。代表的な浜辺の植物。払子(ほっす)とは、僧侶が用いる法具で、ハタキみたいなものです。花序をそれに見立てて命名されたそうです。払子が出てきたところで、次の目的地へ、Go🏃
法林寺🌴
法林寺は1521年(大元1)の創立で、1736年(元文1)に現在地に移転しました。ここの名物は一対の立派な蘇鉄の木(山口県指定天然記念物)です。
はい、ドーン!左右とも七枝になっていまして、私はすぐにイスラエルの幕屋及び神殿にあった七枝の黄金の燭台🕯️を思い出しました(出エジプト記25:31-40)。旧約聖書によれば人類発祥の地はメソポタミア。そこから宗教も世界に広がったとすれば、いろいろな宗教に共通の要素が見出されても何の不思議もありませんよね。
フム(( ˘ω ˘ *))フム
真下から見るとアートですね〜🎨長谷川等伯、松林図屏風みたい。
本堂には見事な木鼻彫刻が🤩
木鼻(きばな)とは頭貫(かしらぬき)の先端が柱より出ている部分のことで、要するに木の端っこです。神社や寺院では本殿や堂の入り口の柱に木鼻があり、そこに彫刻が施されていることが多いのです。鎌倉時代のものは直線的で単純ですが、室町時代になると複雑になり、獅子、獏、龍を初め雲形や葉っぱ形の彫刻が盛んに施されました。
ここのは獅子とゾウ?いえいえ、鼻の長いのはゾウではなくて獏(バク)なのです。獅子は仏を守る、獏は悪夢を食べる、ということですね。
いかがでしたか?
下関には地元民でも知らない魅惑のスポットがまだまだあるはずです。
またご一緒にそぞろ歩いて下さいね〜(∩´∀`∩)マタネ~
赤い恐竜のインパクトから引き込まれて、エコな高圧洗浄機のアートも面白いですね。ソテツの巨木、見るだけでパワーを感じます。
ありがとうございました。☺️