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イタドリは道端などのいたるところに生えている雑草で、みなさんも一度は目にしたことのある植物だと思います。
今回はそんなイタドリに紹介します。イタドリは食用できる植物で、その効果効能についても記載しました。身近にイタドリが生えている方はぜひご参照ください。
イタドリは道端や山野、土手などでよく見かける身近な植物です。草丈は1.5mほどまでになり、群生していることが多く、その繁殖力の高さから雑草として扱われています。
アジア原産ですが、アメリカやヨーロッパなど世界各地で帰化をしていて、世界の侵略的外来種ワースト100にも選ばれています。
7月から10月が花期で、雑草とは思えないほどです白いきれいな花を咲かせます。
たいだいどこにでも自生しますが、特に湿気のあるところに生えやすいので採取して食用にしたい場合は、土手などを探してください。
イタドリの新芽は食用になり一部の地域ではよく食べられています。地域によって差がありますが、日本では高知県での消費量が多いです。高知県では郷土料理にイタドリが使用されるほか、学校給食に出ることもあるそうです。
和歌山でもイタドリをよく食用されていて、煮物料理として利用されています。
地域によって食べ方はいろいろあるため、興味のある方はぜひ採取してアレンジを試してみましょう。
アクが強いので、そのまま食べるとえぐみが強くおいしくはありません。アク抜きなど下処理をしてから食べることをおすすめします。
イタドリの新芽には利尿作用があります。体内から余分な水分を排出させるなどデトックス効果も期待できるでしょう。イタドリの根には、膀胱炎改善、便秘解消の効果も期待できます。
さらに海外の研究結果によると脂肪燃焼にも効果的とされていてイタドリ茶がダイエットで注目されてきました。
イタドリの名前の由来は、「痛み(イタ)を取り(ドリ)除く」から来ていると言われています。イタドリの葉には止血作用があり、傷の痛みを和らげる効果も期待されています。
イタドリを採取するときは大きすぎないものをおすすめします。育ちすぎていると繊維質になっていて硬く、口に繊維が残ることもあるので、大きすぎないものを選びましょう。
イタドリは手で収穫ができます。茎を手で折って収穫しましょう。慣れれば片手でも簡単に収穫ができます。
イタドリは生命力があるため放置気味でも問題なく育っていきます。すぐに大きくなって増えてしまうこともあるため、年に2回(春と秋)に剪定をしてください。ハサミを入れないとどんどん大きくなるので周囲の植物にも影響する可能性が高いです。
明るい場所での栽培をおすすめします。完全に駆除するのは難しくなるため、植える際はよく考えてからにしましょう。繁殖が心配な場合は鉢植えをおすすめします。
丈夫な植物で肥料は必要ありません。何もしなくても夏越しすることができます。冬は地上部は枯れますが、根が残っているとまた春になると芽が出てくるので特別冬越しの対策をしなくても問題ありません。
イタドリは地中にある根で繁殖をします。地表部分を枯らしても、根が生きているとそこからまた増えていくため駆除が難しい植物です。
グリホサート系除草剤はイタドリの駆除に向いているので、薬剤を使ってみましょう。
イタドリは炒め物、煮物、てんぷら、きんぴらにして食べることができます。自宅にイタドリが生えている場合は、自分なりにアレンジをして食べてみませんか。
ただし、私有地に生えているイタドリを勝手に採取するとトラブルになることもあるので、採取場所には注意をしてください。
GreenSnap編集部