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道端でよく見かけるミチタネツケバナはどんな特徴がある植物でしょうか。雑草として知られていますが、食べることはできるとも言われています。
今回はミチタネツケバナについて解説しています。ミチタネツケバナの花言葉やタネツケバナとの違いについてまとめたのでご参照ください。
ミチタネツケバナの草丈は20cmから40cmで同じアブラナ科のタネツケバナによく似ていますが、やや小ぶりです。とくに珍しい植物ではなく、空き地や道端などでよく見かける身近な雑草の一種として知られています。
ミチタネツケバナの花期は2月から3月で白い4枚花弁の花を咲かせ、花弁の大きさは3cm前後と小ぶりです。花弁はあまり横に開かず、開花しかけのような状態に見えるのも特徴です。
1つの花の大きさは小さいものの密集させて花を咲かせるため存在感があります。
葉の裏には毛が生えているのが特徴です。
ミチタネツケバナは毒がないため、食用にすることができます。天ぷらや漬物として料理に使われるため、興味がある方はチャレンジしてみましょう。
しかし、特別おいしいわけではないため、食用として広く利用されているわけではありません。ただし、食べる前はよく水洗いすることをおすすめします。
ミチタネツケバナはタネツケバナによく似ています。
タネツケバナはアブラナ科・タネツケバナ属の植物でこちらも雑草として扱われるのが特徴です。茎には毛があります。ミチタネツケバナにも茎に毛が生えていますが、上部の茎には毛がないのが特徴です。この毛の有無で区別をすることができるでしょう。
タネツケバナの花のサイズは9mmほどです。ミチタネツケバナと比べると花がやや大きいのが違いです。
また自生地もやや異なります。タネツケバナは水気のある場所を好み、湿地などに自生しますが、ミチタネツケバナは乾いた道端を好みます。
ミチタネツケバナは非常に繁殖力が強い植物です。すぐに増えてしまうことがあるため、必要に応じて駆除をしましょう。ミチタネツケバナを手で抜くのも効果的ですが、またすぐに生えてくるため除草剤をおすすめします。
鎌で刈り取ることも一時的には効果がありますが、また伸びてくるため根ごと引き抜くとよいでしょう。
ミチタネツケバナの花言葉は「情熱」、「熱意」、「不屈の心」、「勝利」です。
繁殖力が高く一度抜いてもまた生えてくることがあることから「不屈の心」という花言葉になりました。
ヨーロッパから入ってきて日本の環境に適応して帰化したことから「勝利」という花言葉になったと考えられます。
ミチタネツケバナは小さく地味ですが、花を密集させて開花させるため可憐な印象があります。道端で見つけたらよく観察しませんか。タネツケバナとの違いも感じながら、よく観察してみましょう。
繁殖力が強いため地植えはおすすめしませんが、鉢植えなら育てやすくておすすめです。
GreenSnap編集部