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雨が降ってお庭を見ると、ブヨブヨとしたわかめのようなものを見たことはありませんか。それはイシクラゲの可能性があります。クラゲという名前ですが、海にいるクラゲではなく藻の仲間です。
このページでは食用として利用されるイシクラゲについてまとめています。
イシクラゲの食べ方や収穫方法をまとめたので、食べてみたい方や大量発生してこれから駆除をする方はぜひご参照ください。
イシクラゲはネンジュモ科・ネンジュモ属の分類される藻の一種で、食用に利用されることもあります。水はけ、日当たりそして通気性がが悪く、アルカリ性の土壌を好んで繁殖するのが特徴です。
自宅の庭やコンクリートの上にわかめのように見えるものがあれば、イシクラゲの可能性が高いです。
イシクラゲはとても生命力が強く、苦手とする環境下になると休眠します。その後生育しやすい環境になると復活します。イシクラゲは水分を含むとブヨブヨとしてゼラチン状に柔らかくなるのが特徴で、上を歩くと滑って転倒してしまうこともあり得る厄介な藻です。
イシクラゲは基本的には駆除の対象となる藻です。生命力が強くすぐに繁殖してしまうため、見つけ次第駆除することをおすすめします。
イシクラゲには毒はなく、食べることができます。ただし、お庭で採取したイシクラゲの場合、土や砂などが付着してよく洗う必要があります。お庭にあるイシクラゲには砂や土、ホコリがしっかりとついていて、汚れが取りにくいので気をつけましょう。
栄養価が高くスーパーフードとも呼ばれています。
イシクラゲはスープ、混ぜご飯、天ぷら、炒め物、つくだ煮、酢の物、みそ汁に利用されます。スープやみそ汁に入れるとアオサのような感覚で食べることができます。ご飯に入れて炊くことで、わけめご飯のようになります。
イシクラゲは海藻ではないため塩っぽい味はしません。単体で使うと味が薄く感じるため、味付けをして楽しむことをおすすめします。
イシクラゲは乾燥していれば、手で摘み取って収穫することができます。水分を含んでブヨブヨとしているときはヌメリがでてなかなか収穫できません。どうしても水分を含んだ状態で収穫したい場合は、スコップを使って収穫をしてください。
ブヨブヨした状態では収穫しにくいため、なるべく乾燥している晴れた日に採取することをおすすめします。
食べる前はイシクラゲをさっと熱湯にくぐらせましょう。
現在はさまざまな野菜が全国で栽培されていて、イシクラゲを積極的に食べている地域は非常に少なくなりました。
滋賀県の姉川地域ではイシクラゲのことを姉川クラゲと呼びソバに練り込まれ、郷土料理として親しまれてきたそうです。
しかし、現在ではあまり食べられていないようで、姉川クラゲを料理に復活させようという動きがあります。
世界でもイシクラゲを食用とする国は複数あるようで、珍しい食材というわけではありません。
イシクラゲは食べられるとわかりました。海藻のような見た目をしていて抵抗感なく食べられるでしょう。海藻ならではのニオイもないため、海藻が苦手な方にもおすすめです。
お庭に大量に繁殖して駆除する際は、料理に活用してみませんか。
GreenSnap編集部