命のカプセルとも言われる冬芽達!既に目覚めて活動を始めていますね!
厳しい冬を乗り越えて迎える素晴らしい季節ですが、寒さ対策していた、冬芽.葉痕達にエールを送ります。
どうぞ、ご一緒に楽しんでくださいね!
そしてまた、来シーズンもこの子達と愉快な冬を過ごしましょう❣️
コウヤボウキ(高山箒)❷-1
*キク科コウヤボウキ属
花期は9〜10月
関東〜九州までの山林の日当たりが良く乾燥した林内で良く見られる落葉低木!
花は一年目の枝の先につきます
お花と冠毛は とても人気でよく知られていますねー!
冬芽はこんなモフモフでした❣️
⬆️コウヤボウキ ❷-2
白い毛の生えた裸芽!
毛があるせいかお顔(葉痕)がよく
見えませんねー!
⬇️ナガバノコウヤボウキ 冬芽 葉痕
薄茶色の芽鱗に包まれた尖り帽子!
可愛いお顔(葉痕)が見えます!
似た物同士ですが冬芽は全く違う姿でした!
エゴノキ(えごの木) ❷-1
*エゴノキ科エゴノキ属
花期は5〜6月↗️
北海道〜沖縄までの雑木林にに生える落葉小高木!
公園や庭木にも植栽されている!
冬芽は必ず予備芽を伴い、柔らかい星状毛が密接する裸芽!
半円形でやや隆起する葉痕の維管束痕は1個で、大笑いしているかのようです❗️
エゴノキ❷-2
↗️若い果実が出来ています♪
↙️しっかり種が仕上がりまた♪
ハクウンボク(白雲木)❷-1
*エゴノキ科エゴノキ属
花期は5〜6月
(白いエゴノキに似た花を下向きに咲かせる)
北海道〜九州の山地に自生し、庭木.公園.寺院などに植栽される落葉小高木!
枝は赤茶色で無毛ですが 表皮が裂けるとサンシュユ の様に燃える枝に見える事も❗️
冬芽は予備芽を伴い柔らかい毛が密生!
(同属のエゴノキと似るが倍ほどの大きさ)
葉痕はO字形で、葉柄が冬芽を取り囲んでいたのが分かります!この様子を
「葉柄内芽」と言うそうです❗️
↘️の様に落葉が近くなると透けて見える
ので葉柄の中で次の命を育んでいるのがわかります❗️
その後落葉すると、柔らかい毛で寒さから冬芽を守るんですね❣️
ハクウンボク(白雲木)❷-2
⬆️枝は一年枝に限り赤く樹皮が剥がれます。(まるで燃える枝のようです)
↙️頂芽の後から!
↘️頂芽の前から!
冬芽を囲むように葉痕が出来ているのがわかります!
落葉直前の透明な葉柄の中の冬芽はこの秋に!
クコ(枸杞) 冬芽 葉痕
*ナス科クコ属
花期は7〜11月
果期は9〜12月
全国の人家周辺の道端や荒地、海岸の砂地、林縁の薮などに生える半常緑低木。
↘️花期と果期が重なる秋には両方を見る事ができます❣️
冬芽は刺の根本に対するように出来ます!
(目に見える部分)
葉痕は刺の下に!
(口に見える部分)
↙️はその冬芽から芽吹き出しています!
ウワミズザクラ(上溝桜)
*バラ科ウワズミサクラ属
花期は4〜6月
北海道西南部〜九州の山地の谷筋などに自生!
公園や庭木にも利用される!
↖️は一年枝にできた冬芽と葉痕!
頭に水滴形の冬芽を乗せてこちらを見つ
めています❗️
↘️はニ年目以上の枝に出来る冬芽と
「落枝痕」と言われているものです❗️
枝が落ちた痕は、まるでクレーター!
イヌザクラ(犬桜)
別名 シロザクラ
*バラ科ザクラ属
花期は4〜6月
本州〜九州の丘陵地や山地の谷あいなどに生える落葉高木!
白い花をブラシ状の総状花序を付ける!
(似たウワミズザクラの樹皮の色は暗褐色)
冬芽はは水滴形!紅紫色でツヤがある!
(マリリンモンローの爪と例えられる事も)
葉痕は半円形〜腎形
維管束痕は3個
この場所は手入れのされた公園で、高木のため中々冬芽を見られない中、根本に小さなひこばえだけを見つけましました。
『なるかしの4大美芽』
と密かにその名を広めつつあります❣️
カツラ(桂) 冬芽 葉痕
*カツラ科カツラ属
北海道〜九州の街路樹や公園樹に植栽されている事が多く、自生はブナ林域の冷温帯の渓流沿いなどに生える!
冬芽は水滴〜円錐形で赤くツヤがある!
頂芽は2対に並ぶ!
葉痕の部分は隆起してV字形!
維管束痕は3個!
秋にこの木の側を通るとハート形の落ち葉から甘い香りがするそうです。この秋の確認が楽しみです♪
ハマナス(浜茄子) ❷-1
別名 ハマナシ(浜梨)
*バラ科バラ属
花期は6〜8月
北海道〜本州の茨城県の太平洋側と島根県までの日本海側の浜辺に分布する落葉低木!
公園.庭.街路にも植栽!
優しい雰囲気の花!
食用となる丸い果実!
冬芽は、とんでもないトゲの中にありました⁉️
ハマナス❷-2
冬芽の頂芽!
↘️は果実!
レンゲツツジ(蓮華躑躅)
*ツツジ科ツツジ属
花期は4〜6月
北海道南西部〜九州の高原.日当たりの良い草原などに群生する落葉広葉樹の低木!
美しい色合いですが大きすぎて重たそうです!芽鱗の縁に白い産毛もチャームポイント❣️
でも首が折れてしまいそうです❗️
この冬芽の中には、5〜6つの花が入っているそうです⁉️
つぶらな葉痕が重さに耐えています❣️
マユミ(真弓)
*ニシキギ科ニシキギ属
花期は5〜6月
果期は10〜11月
全国の山野に自生する落葉広葉樹の小高木。
冬芽は水滴形で芽鱗は8〜12枚!
側芽は対生!
葉痕は半円形維管束痕は弧状に1個
↘️特に果実期に注目されますが冬芽はこんな風です!
ツノハシバミ(角榛) ❷-1
*カバノキ科ハシバミ属
花期は3〜4月
北海道〜九州の山地の日当たりの良い林縁に生育する落葉広葉低木!
⬆️雄花は秋から付いて春を待っています。
↙️先端の冬芽と葉痕!
冬芽は赤みを帯びた水滴形、芽鱗に毛が
はえる!
↘️は夏の若い果実!角が生えてますね!
(美味しい和風ヘーゼルナッツ😋)
ツノハシバミ(角榛) ❷-2
*カバノキ科ハシバミ属
撮影は3月11日
雄花が開いて花粉を出していました。
そしてイソギンチャクのような雌花も出現です♪
ミヤマガマズミ(深山莢蒾)
*ガマズミ科ガマズミ属
花期は5〜6月
北海道〜九州の山地の樹林内や林縁に生える!
丸みを帯びていますから花芽です♪
・ガマズミと似ますがミヤマはほぼ無毛!
・コバノガマズミは分布が関東以西!
ガマズミ属は全て赤い実を付けますが、まだこんな萎んでも残っていました❗️
葉痕はつり目が特徴的❣️
ベビーフェイスにも見えますが、口を開けて何かを訴えているかの様ですねー!
この子は何が言いたいのでしょうねー⁉️
ガマズミ(莢蒾)
*ガマズミ科ガマズミ属
ミヤマガマズミとの違いです⁉️
こんなに毛むくじゃらの冬芽です!
ヤンチャな子猿さん🐵❣️
なんともかわいいですよね❤️
ミツマタ(三椏)
*ジンチョウゲ科ミツマタ属
花期は3〜4月
中国やヒマラヤ地方を原産とし 古い時代に渡来し和紙の原料として栽培もされ、庭木としても植えられている落葉低木!
花の時期以外では中々愛でる事も少ないですね!
冬芽は裸芽で光沢のある白い絹毛で覆われる!
花芽も絹毛に守られて間も無く開花
(うなじから撮ってみました)
↘️葉痕は半円形で維管束痕は1個
バイカツツジ(梅花躑躅)
*ツツジ科ツツジ属
花期は6〜7月
北海道南部〜九州の山地の林縁などに生育する高さ1〜2mほどの落葉低木。
若い枝や葉柄に軟毛が多い!
葉が展開した後に下向きに花が付くので 気付きにくいようです!
冬芽は長楕円形で維管束痕は1個!
葉痕は心形〜半円形!
日当たりの良い場所では、花より目立つほど美しく発色します❣️
マロニエ
別名 セイヨウトチノキ
*トチノキ科トチノキ属
花期は5〜6月(白花)
寒さや暑さに強く日本中で街路樹として利用されています。
冬芽はトチノキと良く似ていますか、一番の違いは冬芽はネバネバしない事❗️
最近 よく見かけるようになりました♪
ネムノキ(合歓木) ❷-1
*マメ科ネムノキ属
花期は6〜7月
本州〜沖縄の山野.河原.海岸などに自生する落葉高木!
冬芽は葉痕の中にあり、隠芽と呼ばれるタイプになります。
春(5月下旬頃)になると葉痕の鼻に見える部分のサイドからハの字に裂けて新芽が出てきます!
和名は、就眠運動により夜になると、葉が合わさって眠るように閉じる事から!
お花と葉痕のイメージの違いに驚きました⁉️カエル🐸さん?お猿🐵さん?
(切り倒された株からひこばえが出ていましたから、目線で見る事が出来ました)
ネムノキ(合歓木)❷-2
*マメ科ネムノキ属
出来立ては緑色でしたが、次第に黒ずんで
葉痕が少し裂け始めました。芽吹きの準備が始まったようです!
頭の上に予備芽も見えています!
顔が割れます😳
ちょっと怖いけど😱
ニワウルシ(庭漆)
別名 シンジュ(神樹)
* ニガキ科ニワウルシ属
花期は6〜8月
明治時代に渡来して 街路樹や公園樹に、絹を作るための餌として栽培されたものが川原や土手などに野生化!
冬芽は少し潰れたような半円形で、無毛か短毛が密生する!
葉痕は大きめてハート形でやや隆起!
維管束痕はV字に並び多数!
腰をくねらせて、ちょっとセクシー❣️
ヤマグワ(山桑)
花期は4〜5
北海道〜九州の丘陵や山地に自生(かつては栽培)
冬芽は水滴形
芽鱗は3〜5枚重なるようなにみえる!
葉痕は半円形〜円形!
多数の維管束痕が輪状に並ぶ!
可愛いボーヤに出会えました❣️
キハダ(黄肌)
*ミカン科キハダ属
花期は5〜7月
北海道〜九州の山地.平地の林縁、明るい林内に落葉高木!
(幹の下にある内皮が黄色い事からの命名)
冬芽は葉柄内芽といい、葉柄の中にできますから落葉すると大きな葉痕が現れ冬芽も見えてきます。
冬芽は半円形に近く見えにくいが2枚の芽鱗がある!
葉痕はU字〜O字形
維管束痕は3個
ピエロにも見えますね❣️
今回は、幼木に出会えました❗️
アカメガシワ(赤芽柏)
*トウダイグサ科アカメガシワ属
花期は6〜7月
北海道を除く各地の山地の林縁や伐採跡地等荒地に多い落葉高木(パイオニア植物)
冬芽は裸芽で星状毛が密生し葉脈のシワが見えるので!
「赤芽がシワ」と覚えるといいらしい❗️
葉痕は円形〜半円形で隆起する!
維管束痕はU〜O字に並び多数!
春の新芽は鮮やかな紅色となり美しい!
ツリバナ(吊り花)
*ニシキギ科ニシキギ属
花期は4〜6月
果実期は9〜10月
北海道〜九州の山地の林内に生える落葉低木〜小高木
冬芽は細長い水滴形!
↙️頂芽は槍の穂先のよう!
芽鱗は6〜10枚
↗️側芽は少し小さめ!
葉痕は半円形で維管束痕は1個!
こんなに細長い冬芽から、あの花や果実が出てくるのは、不思議ですね❣️
ミヤマシキミ(深山樒) 果実
別名 オクリヨョウ(億両)
*ミカン科ミヤマシキミ属
花期は3〜5月
果期は12〜翌2月
宮城県以南〜九州の山地の林内に生育する雌雄違株の常緑低木!
←ニコちゃん顔の葉痕の維管束痕
は箪笥の取手?
↗︎は雌株と雄株
↘︎は真っ赤な果実
2025.1.17追加!
イロハモミジ(いろは紅葉)
*ムクロジ科カエデ属
花期は4〜5月
本州〜九州の丘陵〜山野に生える
(福島県以南とする事も)
庭木.公園樹等、園芸品種が多い!
水滴形の冬芽から芽吹きの始まりです。
艶やかな赤い冬芽の芽鱗から柔らかい新芽が飛び出して来ました❣️
微かな春の兆しを見つけました❗️
3月9日撮影
お付き合いいただきありがとうございました😊
春が来ましたね♪
また、来シーズンにお会いしましょう💕
*トップ画面はチャンチン !
まとめのNO3に入っています。
かしさんのまとめは、最高だね👍👏👏👏👏👏🏆🏆🏆🏆🏆
どうしたら、こんなにきれいなpicが撮れるのかな。
ガマズミの冬芽は生まれたての猿みたいだね。
赤い鼻が生々しいね。
包みこんだ、産毛も生きてるみたい。
ネムノキの猿🐵達も、生きてるみたい。
目が合ったから、挨拶したよ。
哲学者の風貌だね。
後で、ゆっくりみるね、
ありがとうございました。