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ガマズミは綺麗な花ですが、赤く色づく実も美しい植物です。今回は、ガマズミとはどんな花なのか、育て方や水のやり方、土選びのポイント、花言葉について紹介しています。
実の食べ方も載せていますので、ぜひ参考にしてくださいね。
ガマズミの花期は初夏の5~6月頃です。ひとつひとつの花は小さいですが、集合して咲くため、遠目で見てもしっかりとした存在感があります。ガマズミから長く飛び出したように見える5つのおしべも特徴的です。花も美しいですが、ガマズミの果実は花に劣らず美しいです。
ガマズミの実は9~11月頃につきます。果実は3~5mmの小さく、だんだん赤く熟します。秋になると、赤い実と緑のガマズミの葉の美しいコントラストを楽しむことができます。
ガマズミの果実は酸味が強いため、生食には向きません。しかし、焼酎に漬けて果実酒を作ったり、シロップにしたり、加工することで楽しむことができます。
ただし、園芸店で売られている生花のガマズミは基本的に食用ではないので気を付けましょう。食用にする場合は、自分で育てたものを使用するようにして下さいね。
ガマズミは日光を好むので、日当たりの良い場所で育ててください。ガマズミは人間が手入れしなくても林などに自生するほどの生命力があるので、手間のかからない庭木として迎え入れることができます。しかし、なるべく日当たりのよい場所を選んであげましょう。枝が密集すると通気性が悪くなるので、適宜剪定を行ってください。
ガマズミは蒸れを嫌います。そのため、基本的に地植えの場合では水やりは不要です。根をつけるまでの期間のみ、土の表面が乾いたタイミングで水やりをしてください。
土の表面の色が薄く白っぽくなったら、土が乾燥しているサインです。鉢植えの場合は、土の表面が乾いてから、たっぷりと水やりをします。
ガマズミは蒸れに弱いので、水はけのよい土を選びましょう。鉢植えでガマズミを育てる場合は、赤玉土7:腐葉土3ほどの割合の土を作ると良いでしょう。市販の腐葉土でも問題はありません。
ガマズミの肥料は、粒状になった緩効性肥料をおすすめします。緩効性のため、ゆっくりと栄養が土の中に溶けていき、植物全体に行きわたります。
肥料を与える時期のおすすめとしては、5~6月、11~12月です。5~6月はガマズミの花が咲き、体力を使っている時期となりますので、この時に栄養をしっかりと与えてあげましょう。11~12月は落葉をしてガマズミが疲労している時期に当たるため、この時期にも肥料を与えると良いです。
ガマズミは2~3mまで成長する樹木ですので、スペースのある場所に植え付けましょう。植え付け時期は、落葉期を選んでください。鉢植えで育てている場合は、成長してきたタイミングで大きな鉢植えに植え替えが必要です。
植え替えのペースは年に1度ほどです。土の中で根が窮屈になってしまうと、ガマズミが弱ってしまうので注意が必要です。
ガマズミには特にこれといった手入れは必要ありませんが、蒸れを苦手とする植物ですので、枝が伸びてきて密集してきたら通気性をよくするため適宜剪定をしてください。
挿し木にした段階では根がまだ張っていないためグラグラしやすく倒れやすいです。土に深めに植えるようにしましょう。
ガマズミは、ハダニとカイガラムシの被害に注意をしましょう。ハダニはガマズミの葉の裏につき、葉の緑の元である葉緑素を抜いてしまうため葉が白く変色してしまいます。葉が乾燥するとハダニがつきやすくなるため、葉水を行いましょう。
万が一にハダニが発生した場合は、マスキングテープなどの粘着力の弱いテープなどで取り除きましょう。粘着力が強いとガマズミを傷つける可能性があります。こまめにハダニがついていないかチェックするのも効果的です。
カイガラムシは、丸い貝殻を被ったような見た目の害虫です、1~3mmの小さな丸い虫がついていないか見てみてください。カイガラムシは成虫になると薬剤も効きにくく、取り除くのが難しくなります。カイガラムシを見つけたらテープなどで取るようにしてください。
山野にも自生するほど丈夫ですので、園芸初心者の方でも育てやすい植物と言えます。お庭にスペースのある方はぜひ植えてみてくださいね
GreenSnap編集部