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おいしいフルーツのライチの育て方をご紹介しています。ライチはどんな植物なのか、ライチの植え付け時期、植え替え時期、土、水やりなど、育てるために必要な基本情報をまとめていますのでご参照ください。
ライチはレイシと呼ばれる植物の果実のことです。果実の名前なので、ライチという名の植物はありません。ここではレイシではなく、ライチとして記述していきます。
ライチはムクロジ科の植物で、中国を原産とします。大きく生長する植物で、本来であればライチは10メートルほどに生長することがあります。ですが、これだと果実の収穫が大変なので、栽培地域では管理をしやすくするために、2~3メートルほどの高さに制限して栽培されています。
剪定されすれば、コンパクトに形を保つことができますので、ご自宅で育てることもできます。
果実はライチとして有名なので食べたことがある方も多いですよね。ライチは夏に熟し、赤い果皮はうろこ状になっていて、むくと中から白く半透明な果肉がつまっていて、そのなかに大きな種子が1つあります。
ライチの花は黄緑色で、春に開花します。
ライチは日当たりのよい場所を好みます。高温多湿の環境を好む植物ですので、日当たりのよい場所を選びましょう。
地植えでも鉢植えでも育てられますが、果実をたくさん収穫したい方は地植えがおすすめです。しかし、寒さを苦手とするので、寒い地域では冬に暖かい場所に移動させられる鉢植えが向いています。関東より北で育てる場合は、地植えではなく鉢植えで育てましょう。
ライチは弱酸性の土を好みます。園芸用培養土に鹿沼土を混ぜて、酸性に近づけましょう。培養土と鹿沼土は7:3の割合で混ぜるのをおすすめします。
または赤玉土、ピートモスを7:3で混ぜましょう。
ライチは高温多湿を好みますが、土がずっと湿っている状態では根腐れを起こすことがあります。
鉢植えであれば、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをしてください。鉢の底から水が流れ出るくらいたっぷりと与えましょう。
実ができるころにしっかりと水を与えると、甘い果実になります。休眠期には水はそこまで必要としないので、水やり頻度を減らしてください。
地植えでライチを育てている場合は、降雨のみでも問題ありません。ただし、あまり雨が降らない時期が続いた場合は、土がカラカラになるので水やりをしてください。
ライチの果実をたっぷりと収穫したい場合は、肥料を定期的に与えましょう。春から秋にかけて3ヶ月に1回与えます。
ライチは育てたいと思ったらいつでも植えられるわけではありません。植え付けに適する時期は、3月から4月です。水はけがよく、水持ちも良い土に植え付けましょう。
鉢植えで育てている場合は、根が生長して窮屈になることがあります。上に生長しすぎてアンバランスになることもあります。
1~2年に1回のタイミングで、植え替えをして土を新しくしてください。土が新しくなると、また新たに栄養がまわるので、より大きくライチが生長します。鉢のサイズはひとまわり大きなものが目安です。
植え替えは3月から4月に行いましょう。
ライチの果実をたっぷりと収穫したいなら、剪定が必要です。高さを2~3メートルほどに保つようにしましょう。剪定は6月下旬から8月中旬までに行ってください。果実の収穫後に剪定をしましょう。
ライチは果実のなかに種が1つ入っています。この種から増やすことが可能です。種には果肉がついていますので、しっかりと取り除いてください。また、種は乾燥してしまうと発芽しないことがありますので、収穫後は種を採取してすぐにまくとよいですよ。
土は種まき用の培養土、赤玉土を入れ、そこに種をまきます。土が乾燥しないように水やりをして管理をしてください。
ライチはハダニ、カイガラムシがつくことがあります。薬剤をまいて予防してください。果実を食べたい場合は、薬剤選びには注意をしましょう。
こまめに虫がついていないかもチェックしてくださいね。
ライチの花言葉は、「恋の喜び」、「初恋」、「自制心」です。
おいしい果実のライチは生食で楽しむのがおすすめです。大きく生長する植物ですが、剪定しておけばお庭で育てることも可能です。おいしいとれたて果実を楽しみませんか。
GreenSnap編集部