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フィカス・ティネケは東南アジアを原産とする、クワ科フィカス属の観葉植物です。
フィカス・ティネケは同じくゴムの木の仲間のフィカス・バーガンディの枝変わり品種とされています。最大の特徴はシックな印象の赤黒い葉で、アンティークな空間と相性抜群です。
今回はフィカス・ティネケの育て方についてご紹介します。
フィカス・ティネケは風通しと日当たりのよい環境を好む植物です。春〜秋には屋外栽培が可能で、外に出すことによって葉つきのよいフィカス・ティネケとなります。その際は直射日光による葉焼けを防ぐため遮光ネットを被せてください。
耐寒性と耐暑性に優れるフィカス・ティネケは耐陰性も持ち合わせていることから、明るい室内でも育てられます。園芸経験の浅い初心者にとっても嬉しいポイントです。
フィカス・ティネケには季節ごとによって水やりを調節する必要があります。
フィカス・ティネケには水はけのよい土が適しています。「赤玉土小粒7:腐葉土3」の割合で混ぜた配合土を使用しましょう。室内に置いたときのニオイが強い場合は、市販されている観葉植物用培養土の使用をおすすめします。
フィカス・ティネケには春〜秋の生育期に肥料を与えます。緩効性化成肥料か規定量の2倍に希釈した液肥を10日に1回、株元に施しましょう。
フィカス・ティネケはだんだんと暖かくなる5〜6月が植え付け・植え替え適期です。鉢植え栽培の場合は、根詰まりを防ぐため1〜2年での植え替えを推奨します。
フィカス・ティネケは春〜秋の生長期に剪定します。樹形が乱れてしまったり、枯れた葉茎が目立ってきた場合に剪定してください。剪定後の枝先に数枚だけ葉が残しておくと、剪定で受けたダメージをいち早く回復可能です。
切断面からこぼれでる白い樹液は肌に触れるとかぶれてしまう可能性があるので、作業時にはゴム手袋を装着しましょう。
フィカス・ティネケは挿し木で増やせます。10〜15cmの長さに切り取った枝の断面を斜めにカットし、数時間水につけてください。そのあとは枝を新しい赤玉土に挿し、乾燥しないように水やりしながら管理してください。
フィカス・ティネケはカイガラムシの被害を受けやすい植物です。カイガラムシは25℃以上の高温多湿下で発生しやすく、枝葉から養分を吸収して株を弱らせてしまいます。密集状態を作らないように剪定を心がけておき、カイガラムシが発生してしまった場合は牛乳スプレーや薬剤で駆除しましょう。
フィカス・ティネケの花言葉は「永久の幸せ」です。
インドを中心としたヒンドゥー教圏において、”神聖な木フィカス”として認知されていることに由来しています。
フィカス・ティネケは耐寒性や耐暑性、耐陰性をそれぞれ兼ね備えているため、初心者でも簡単に育てられます。落ち着いた色合いをもつ葉は、部屋の隅においてあるだけで落ち着いた雰囲気を醸し出してくれますよ。
GreenSnap編集部