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ホーリーバジルはアジア・オセアニアを原産とする、シソ科メボウキ属のハーブです。ガパオなどタイ料理に使われていいることから、日本でも徐々にその存在が知られてきています。
またインド最古の伝統医学アーユルヴェーダでは「不老不死の霊薬」とされ、スピリチュアルな一面をもつハーブなのです。今回は歴史あるハーブ、ホーリバジルの育て方をご紹介します。
ホーリーバジルの発芽適温は20℃なので、暖かくなってきた4〜6月に種まきをします。屋内栽培の場合は、3〜4月に種まきしてもよいです。
鉢植えで育てる場合は直径30cm以上の鉢か、65cmプランターを用意します。鉢には1株、プランターには3株を目安に植え付けてください。
植え付けの際には、根についた土を崩さないように植え付けるのがポイントです。植え付けたあとは日当たりのよい場所で管理しましょう。
ホーリーバジルは水はけのよい弱酸性の土を好みます。鉢植えではハーブ専用培養土や野菜用培養土がおすすめです。
地植えの場合は、植え付け2週間前に庭土を耕し、1週間前に腐葉土と有機肥料をたっぷり混ぜ込んでおきます。
ホーリーバジルは日当たりのよい場所を好みます。乾燥には弱いので、夏場は土の周囲にマルチングをするなどして乾燥を防ぐとよいです。
ホーリーバジルは乾燥を嫌います。地植えの場合であれば基本的に水やりは不要ですが、乾燥した日が続くようであれば水やりをします。
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら水やりをします。夏場は水切れしやすいので、表土が乾ききる前にたっぷり水やりしましょう。乾燥した日が続くようであれば、朝と夕方の2回に分けて水をあたえてもよいです。
ホーリーバジルには基本的に肥料は不要です。葉の発色が悪い場合に限り、窒素成分が多めの肥料や液肥を少量施しましょう。
レンゲソウはアブラムシやヨトウムシの被害を受けやすい植物です。葉茎から養分を吸い取って、レンゲソウを枯らしてしまう可能性があります。発見したら薬剤を散布したり、歯ブラシを使ってこすり落とすなど、いち早く駆除してください。
本葉が8〜10枚つき、草丈が10〜15cmほどに成長したら、茎の頂点の芽を摘み取る「摘芯」をしてください。こうすることによって、葉の収穫量を増やせます。
さらに花が咲く前のつぼみを摘み取っておけば、葉が固くならずに済むのでおすすめです。
ホーリーバジルは6〜11月であればいつでも収穫できます。必要になったら、そのつど葉を摘み取って収穫しましょう。
ホーリーバジルは挿し木で増やすのがおすすめです。ホーリーバジルの挿し木は、7〜9月が適期です。
ホーリーバジルはとても清涼感のある香りを放つのが特徴です。加熱しても風味が移りにくい特性をもつことから、お茶やハーブティーはもちろん、炒めものや揚げ物でも楽しめますよ。
ホーリーバジルで注目されているのが、美容や老化防止の効果です。オイノゲールやウルノール酸などの抗酸化成分が、若返りホルモンであるDHEAを活性化させるといわれます。さらにホーリーバジルには抗菌作用もあり、免疫機能と新陳代謝を高めて、体の調子を整えてくれる効果があるのです。
ホーリーバジルは初心者でも育てやすく、香りが移りにくい性質から幅広い使い方ができるハーブです。さらにリラックス効果だけでなく美容や健康にもいい影響をもたらしてくれますよ。
また、ホーリーバジルの葉は収穫したあとすぐに使えますが、保存も可能です。葉をよく乾燥させてから密閉容器に入れて保存するといいですよ。
GreenSnap編集部