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雑草食の一覧

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令月
雑草食第十四弾。ハハコグサの葉、茎、花。 ハハコグサは、春の七草のゴギョウなので、当然食べられる!庭にそれらしき葉っぱが出てきたもののハハコグサだという確証を持てずにいましたが、花が咲き!満を持してこの時を迎えました(←大仰)。 ただ、七草粥は、旧暦の1月7日(新暦の1月20日頃)、まだ花も咲かず茎も立っていない新芽を食べるよう。で、調べたら旧暦の3月3日(新暦の4月20日頃)の桃の節句に草餅にして食べていたと。また花も含めた全草を乾燥して生薬にする、と。なら、今食べても問題ないでしょう、とチャレンジ。 まずは生で。味は問題なし。苦味や癖もほとんど感じません。ただ、茎が固い。茹でて、また食べてみても、やはりまだ茎が固い。なので、茎の固い部分は除き、葉っぱと上部の柔らかいところだけにして、ゴマ和えに。うっすらキク科特有の風味はあるもののほぼ癖がなく食べられました。ただ、葉に毛もあるし、なんとなくモサモサします。 多分、お粥や餅に混ぜ込んだ方が美味しいのでしょう。特にこの時期のものは、天ぷらにすれば、茎も口当たりも問題なく食べられると思います。 Pseudognaphalium affine キク科ハハコグサ属 越年草(二年草) 生薬(全草) 「鼠麹草(そきくそう)」 中国からインドシナ、マレーシア、インドにまで分布する。日本では北海道から九州にかけて全国に見られるが、古代中国または、朝鮮半島から帰化したと言われる。
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令月
雑草食第十一弾。ベニバナボロギクの葉、茎、つぼみ。 ベニバナボロギクが食べられる、おいしいという情報は他のものを調べている時に入手済みでした。でも、せっまーーい私の行動範囲では、なかなか出会えないよなと思っていたら、ありました! ベニバナボロギクは、アフリカ原産の一年草で、第二次世界大戦中、東南アジアに出兵した兵士たちの現地食として食べられ、その後日本に持ち込まれ帰化したようです。南洋春菊、昭和草などの別名があるとか。 また、山火事跡にいち早く発芽するので、アメリカでは「fire weed・火の草」と呼ばれているそう。森林伐採後等にも出現するいわゆる先駆植物(パイオニア植物)。 葉を一枚取り、生で食べてみると、キク科特有の風味が爽やか。苦味などもあまり感じず、筋っぽさもなく、舌触りも問題なし。サラダでもいけそうですが、やはりアクや衛生面を考え、火を通した方が良さそう。 葉っぱと、確かつぼみも食べられるとどこかに書いてあったので(←いい加減。良い子は真似しないように)つぼみ、あと茎も柔らかそうでイケそうなので細めの茎も含めて茹でこぼして、万能つゆをかけておひたしに(ゴマは切らしていたのでなし)。 うん、全然イケます。っていうか、茎おいしい。一部筋っぽくてダメな部分もありましたが、ブロッコリーみたいな食感。つぼみも全然食べられました。 Crassocephalum crepidioides キク科ベニバナボロギク属 アフリカ原産 一年草
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令月
雑草食第七弾。ハルジオンの葉。 犬の散歩中、ハルジオン(ヒメジョオンかも知れないけど)のロゼッタ葉がたくさんあるのに気づきました。花茎は伸びていない状態で、ワサワサ茂ってる感じ。第五弾のイノコヅチの時に知った戦時中の「夏の七草」に「ヒメジョオン」があったけど、ひょっとしてこれを食べるってことじゃない?と思って、何本か抜いて持ち帰りました。 「夏の七草」  1.アカザ  2.イノコヅチ  3.ヒユ  4.スベリヒユ  5.シロツメクサ  6.ヒメジョオン  7.ツユクサ ネットで検索してみると食べている人はたくさんいるけど、みな食べているのは、春の花や蕾、新芽。まぁ、でも昔の人が言ってるんだから、と食べてみました(なお、ハルジオンでもヒメジョオンでも大丈夫みたい)。 根を取り除いて、洗って、生で味見。苦い!生で食べるのは無理。でも、春菊のようなヨモギのような風味が感じられる。例によって茹でこぼして、お浸し(胡麻あえ)に。ちょっとモソモソ感はあるけれど、味は春菊に近い。全然食べられる。これは、いいかも。 草取りついでに食べれば、一石二鳥。夏のこの状態だと一株でかなり分量が取れるし。難点は私やGSの皆さんみたいに植物オタクじゃないと、花が咲いてない状態でハルジオン(ヒメジョオン)だと見抜くのが難しいことかな😁 Erigeron philadelphicus L. キク科ムカシヨモギ属 多年草 北アメリカ原産の帰化植物 日本の侵略的外来種ワースト100
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令月
雑草食第六弾。アカメガシワの葉(新芽)。 先日、GSで新芽が食べられると教えていただいたアカメガシワ。散歩中、ちょうど新しい株(左下の写真のようなもの)がたくさん出ていたので、食べてみました🤗食べられるのは春の新芽らしいですが、これも新しく出てきたものなんだから、同じようなものだろうと(テキトー)。 なお、左下の写真の株は中央の葉も緑ですが、多くのアカメガシワは、左上の写真のように新芽が赤いです。また、アカメガシワは高木になり、大きな葉は昔は食べ物を盛るお皿として使われたそうです。あと、出雲地方では美容成分たっぷりの「出雲のハーブ」として売り出しているようです。 上の方の茎の柔らかい部分と小さめの葉のみ採り、洗って、まず生のまま味見。苦い!で、ちょっとメンソール味ある?お茶にしたらおいしそうだけど、食べるのは厳しいのではと思いつつ、例によって茹でこぼして、お浸し(ゴマあえ)に。思ったより苦味はありませんが、モソモソして食べにくい。うーん、と思い納豆に混ぜてみました。食べやすい!全然違和感ない!ってゆうか、なんでも納豆に混ぜればいけるんじゃね? ひょっとしたら、春の新芽は違うのかも知れませんが、特にもう一度食べたいと思う味ではありませんでした。ただ、こういうどこでも出てきて、ほぼ抜かれる運命の雑草を食べるのは、お得感あって良いですね♪ 生薬(樹皮)「野梧桐(やごどう)」 生薬(葉)「野梧桐葉(やごどうよう)」 Mallotus japonicus トウダイグサ科アカメガシワ属 落葉高木 在来種
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81
令月
雑草食第五弾。イノコヅチの葉。 家の前の畑(よそ様の)に生い茂るイノコヅチ。道路にまではみ出て邪魔です。これが食べれたらお得なのにな〜と思って、まさかと思って調べたら、食べられる、と。なんと戦時下の食糧難で食べられる雑草として「夏の七草」の一つとして食用を推奨されたそうです(ちょっと悲しいけど😢)。 ちなみに「夏の七草」とは、  1.アカザ  2.イノコヅチ  3.ヒユ  4.スベリヒユ  5.シロツメクサ  6.ヒメジョオン  7.ツユクサ だそうです。既に食べたスベリヒユとツユクサも入ってる!確かに両方とも食べて全然違和感なかったので、イノコヅチも期待できそう。 なお、イノコヅチとは、この穂が小さなひっつき虫になって、洋服などにいっぱいくっつく例のヤツです。また、ヒナタイノコヅチとヒカゲイノコヅチがあるそうですが、違いはよく分かりませんでした。どちらも食べられるようです。 茎の先の方の若くてきれいそうな葉っぱをを採り(茎は固そうなので除きました)、洗って茹でて水に取った後、例によってお浸し(胡麻あえ)に。ちょっと出汁つゆをかけすぎて辛かったので、味がイマイチ分かりませんでしたが、えぐみや苦さ、青臭さもなく難なく食べられました。ただ、だんだん分かって来ましたが、こうやって食べられるものの、それが知られていない草は、クセが無さすぎるというか、ほぼ味がないような気がします。 生薬(根)「牛膝(ゴシツ)」 Achyranthes bidentata var. japonica ヒユ科イノコヅチ属 多年草 在来種
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