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グーズベリーはヨーロッパを原産とする、スグリ科スグリ属の果樹です。
世界に150種類以上の仲間が存在しており、北アメリカやアジアにも分布しています。初夏に熟す果実はワインレッドやグリーンなど半透明で美しく、ジャムなど料理のアクセントとしても重宝される植物です。
今回はそんなグーズベリーの栽培方法についてご紹介します。
グーズベリーは乾燥を嫌う性質があります。表土が乾燥する前にたっぷりと水やりしてください。庭植えの水やりは真夏の日照りが何日も続くような場合を除き、水やりの必要はありません。
鉢植えでグーズベリーを栽培する場合は、2月、7月、10月にそれぞれ有機肥料か速効性化成肥料を施します。庭植えでグーズベリーを栽培する場合は、元肥として有機肥料か速効性化成肥料を混ぜ込んだあと、10月にも同じものを追肥してください。
グーズベリーの根詰まりを防ぐため、2年に1回を目安に植え替えましょう。植え替え時期は植え付けと同じ、12〜翌3月になります。
グーズベリーの挿し木は12〜翌3月が適期です。剪定した10〜15cmほどの枝を水に2時間ほど挿したあと、赤玉土に挿して発根を待ちましょう。
グーズベリーの取り木は2〜3月が適期です。発根させたい部分の表皮をむき、むいた部分をビニールで包みます。土を被せて発根を待ちましょう。挿し木よりも発根率が高く、大きい苗木となるのが特徴です。
グーズベリーは、落葉〜発芽までの間に剪定します。花芽は前年に伸びた枝につくため、選定するのは3年以上の古い枝や、混み合った枝にしましょう。
グーズベリーの収穫適期は6〜7月の間になります。実が色づいて実が少しやわらかくなったら収穫の合図です。
グーズベリーの酸味成分であるクエン酸は、血流改善や疲労回復の効果が期待できます。さらに肌トラブルを改善するカロテンや、塩分排出を促すカリウムを豊富に含んでいるので、積極的に摂りたいところです。
グーズベリーアブラムシやハダニの被害を受けやすい植物です。放っておくと葉から栄養をされてしまうので、殺虫剤を散布して駆除しましょう。
GreenSnap編集部