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亀甲竜は半球形の塊茎を持ち、その名のとおり、表面がまるで亀の甲羅のように割れていくのが特徴で、ファンも多い植物です。
ここでは、そんな人気の亀甲竜の育て方、植え替え方法や種まきについてご紹介します。
南アフリカ原産の亀甲竜(きっこうりゅう)は、塊茎や塊根を持つディオスコレア(ヤマノイモ属の植物)のひとつです。
亀甲竜は冬型の塊根植物で、9〜6月の秋から翌年春にかけて生育期を迎え、7〜8月の夏には休眠期になり茎葉を枯らします。
突然枯れて心配になるかもしれませんが、夏場ならただの生育サイクルなので問題ありませんよ。
亀甲竜は、日当たりがよく風通しの良い場所で育てます。もともとディオスコレアは熱帯から温帯に分布する植物なので、栽培に適した気温は15度から20度くらいです。
そのため、亀甲竜は日当たりが良い、室内の明るい場所に置くのがよいでしょう。秋以降も5度から10度以上を保って、越冬させましょう。
亀甲竜は過湿が苦手なので、水やりのしすぎには充分注意しましょう。年間を通して乾燥気味に育てますし、夏の休眠期には断水して大丈夫です。
秋から翌年春にかけては、鉢土が乾いてから数日後に水やりをします。なお、越冬させている間は、水やりは控えましょう。
暑い時期は水やり直後に直射日光を当てると鉢の中が茹るので、明るい日陰にしばらく置いてください。
亀甲竜は、それほど肥料を必要としません。植え替えのときに、鉢底に有機質肥料を少し入れておけば充分です。
亀甲竜の土は、市販の観葉植物用の土で問題ありません。
水はけが心配な場合は、市販の土に赤玉土(小粒)や川砂を半分程度混ぜるいいです。
亀甲竜の植え替え時期は、葉が枯れている6〜8月上旬までの時期がベストです。この時期は休眠中なので、植え替えをしても株への負担が少なくて済みます。
植え替えするときは、下記のものを準備しましょう。
購入した培養土には、初めから肥料(元肥)が配合されている場合があるので、製品表示を確認しておきましょう。
亀甲竜の種まき時期は9月頃です。種はあまり流通していないので、開花し終わったら採取しておきましょう。
それほど病害虫の心配はありませんが、新芽にはアブラムシ、葉裏にハダニがつくことがあります。それらの害虫を見つけたら、すぐに駆除しましょう。
ここでは、亀の甲羅のような塊茎を持つ、亀甲竜の育て方をご紹介しました。
亀甲竜は過ごしやすい気温を好みますので、日当たりのよい室内で育てるのがよいでしょう。乾燥に強く、肥料もそれほど必要なく、特別大変なお手入れもありませんので、初心者にも育てやすい植物だといえます。
※トップ画像はyueさん@GreenSnap
GreenSnap編集部