warning
error
success
information
見た目がとても個性的なコーデックス類は、
多くの多肉植物がそうであるように生育期によって「夏型」「冬型」に分類されています。
それによって育て方も違えば葉挿しの時期も変わってきます。ではコーデックス類のどんな植物に違いがあるのでしょうか。
「夏型」とは春から秋に生育期を迎える多肉植物のことを指します。
注目すべきポイントは水やりです。夏型の場合は冬が休眠期になりますので水やりを控え、ほぼ断水状態で育てます。
夏は蒸れない程度に水をあげ、春と秋には土の表面が完全に乾いたらたっぷりとあげます。
夏型の代表的なコーデックス類は「アデニウム」「パキポディウム」「バオバブ」「断崖の女王」「火星人」などです。
「冬型」とは秋から春に生育期を迎える多肉植物のことを指します。こちらは夏型とは逆で夏が休眠期になります。
ですので夏は水やりを控えて断水状態にします。
冬はあまり水を必要としませんので、土が完全に乾いてしばらくたってから水をあげます。
春と秋にはたっぷりと与えて下さい。
冬型の代表的なコーデックス類は「亀甲竜」「チレコドン」「ペラルゴニウム」「黒鬼城」などです。
「夏型」「冬型」ともにコーデックス類は葉挿しで増やすことができます。まず増やしたいコーデックスの葉を取ります。
ブチッとちぎるのではなく、葉を左右に動かしてゆっくりともぎ取ります。
なるべく付け根の部分からきれいに取れるように心がけましょう。
もぎ取った葉の切り口は傷があるとうまく根や葉が出てこない場合があるので注意します。
取った葉は乾いた用土を入れた平らな容器に並べて置きます。
土の上にちょんと乗せるだけで大丈夫です。
そして風通しの良い半日陰の場所で根が生えてくるまで置いておきます。
水は与えません。数週間たつと根が生えるので、その際に霧吹きなどで水をあげるとよいでしょう。
夏型に適した葉挿しは春です。冬型の場合は秋になります。
コーデックス類は上手く葉挿しをすれば可愛らしい若芽を見ることができます。
いくつかの種類を増やして、たくさん育てば寄せ植えにして楽しむこともできます。
葉挿しをする際にはコーデックスが夏型なのか冬型なのかを確かめ、生育期に合った季節に行いましょう。
※トップ画像はPhoto by エービさん@GreenSnap
takenaka