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鉄分が豊富なで食べると美味しいプルーンは、大きく生長しない植物でお庭でも育てやすい果樹です。ここでは、そんなプルーンの育て方の基本をまとめています。土選びや水やり頻度、お手入れなど気になる方はぜひプルーンのお迎え前に読んでみてくださいね。
プルーンは地植えと鉢植えで育てることができます。地植えの場合は、日当たりがよく、さらに水はけもいい場所で育ててください。湿気を嫌いますので、通気性のいい場所を選びましょう。
鉢植え栽培の場合も同様です。梅雨の時期は雨に当たらないように軒下に移動させるなど対策も必要です。
プルーンは湿気を嫌うので水はけのよい土がおすすめです。地植えの場合は、腐葉土をまぜて堆肥をします。鉢植えの場合は、赤玉土と腐葉土を8:2ぐらいの割合で混ぜて、さっぱりした土を作ってください。
プルーンを地植えで栽培している場合は、水やりの必要なく、降雨のみで十分です。真夏の雨が長く降らない時期で土がとても乾燥している場合は水やりをしましょう。
鉢植え栽培の場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと与えてください。鉢の底から水が流れるくらい与えます。
プルーンへは、有機質性肥料または即効性化成肥料を与えます。地植えは2月と10月に、鉢植えは2月、5月、10月に与えましょう。
プルーンは鉢植えと地植えで育てられますが、植え付けに適する時期がそれぞれ違うので注意しましょう。
鉢植え栽培の場合は、植え付け時期は11月から3月まで、地植えで庭などに種をまくときは2月から3月が適した時期です。植え付けをしたあとはたっぷりと水やりが必要になります。
鉢植えでプルーンを栽培している場合は、ある程度生長してくると鉢が窮屈になるので、植え替えが必要です。根腐れをすることもあるので、必ず植え替えをしてください。
植え替え頻度は、だいたい2〜3年に1回くらいが目安です。植え替えの時期は、11月から3月で、植え付けと同じ時期です。
プルーンを地植え栽培している場合は、植え替えずにそのまま育てることが可能です。植え替えや水やりの手間が面倒で、お庭にスペースがある方は地植えをおすすめします。
プルーンは耐寒性も耐暑性も優れていて強いため、手入れは特に必要ありません。ただし、生長してくると見栄えが悪くなります。枝が伸び放題だと栄養が分散してしまうため、実のつき具合も悪くなります。
そのためにも、必要であれば適宜剪定を行いましょう。剪定時期は、果実を収穫したあとの12月から2月頃です。伸びすぎた枝や、傷んだ枝などをカットします。大きくなり過ぎた場合は、夏に剪定してコンパクトにしておくと良いでしょう。
プルーンの果実の収穫時期および旬の季節は、夏の7〜9月頃です。果実が柔らかくなってきた頃が収穫の目安です。
プルーンは、「種まき」のほか「接ぎ木」や「挿し木」でも増やすことが可能です。
果実を収穫してその種を植えて増やすことも可能ですが、時間がかかります。種を果実から取り出したあとは、湿ったキッチンペーパーでくるんで乾燥させないようにします。冷蔵庫で保管をして、2〜3月に種まきをしてください。
接ぎ木は、台木をまず用意してください。台木は高さ5センチくらいでカットしたものがよいです。プルーンの枝をカットして、切り口を台木の切り口につなぎ合わせて固定します。
プルーンの挿し木は、剪定した枝を使用するので問題ありません。枝の切り口を斜めにして水にひたし、持っていれば発根促進剤を塗り、挿し木用の鉢植えに挿しましょう。1ヶ月ほどで根が出ます。
なお、挿し木や接ぎ木をした場合は、とてもデリケートなので扱いには気をつけてください。水やりもたっぷりとして安定するまでは様子を見るようにしてください。
プルーンは、黒斑病、灰星病にかかることがあります。通気性が悪いと病気にもなりやすいですので、葉が生い茂ってきたら剪定をして通気性をよくしてあげましょう。
虫は、シンクイムシ、カイガラムシ、コスカシバが付くことがあります。プルーンにつくと栄養を吸収してしまうので、プルーンの株全体が元気なくなります。果実をしっかりと収穫したい場合は、こまめに虫のチェックを。見つけたら取り除いてください。
プルーンはバラ科スモモ属で、4月になると白い花を咲かせます。
プルーンは栄養豊富で、食物繊維がたっぷりと入っていて、お通じ改善によいとされています。またポリフェノールも豊富です。美味しいだけでなく体にいい果実で、鉄分も多く含まれているため女性にやさしい果実です。
プルーンの花言葉は、「誠実な一生」です。
プルーン耐寒性、耐暑性が強いので自宅でもかんたんに育てられます。ただし病気になることもあるので、剪定をしてこまめに葉の様子をチェックしてくださいね。
夏になれば果実の収穫時期です。栄養豊富な果実をぜひお楽しみください。
GreenSnap編集部