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ケールは栄養満点のスーパーフード!今回はそんな進化した野菜・ケールの上手な育て方をお伝えします。
ケールは日当たりと風通しの良い場所で育てましょう。生育適温は15~20℃なので、温かい戸外の環境が適しています。
ケールを地植えで栽培する場合、同じアブラナ科の植物を栽培した土壌では、連作障害を発症する恐れがあります。最低1~2年間隔をあけて栽培してください。株間を大きく取る野菜なので、それなりの栽培場所の確保が必要です。
プランター栽培の場合でも、深くて大きめのコンテナを用意しましょう。
苗の植え付け直後は、たっぷりと水やりをしてください。その後、地植えであれば基本的に降雨による給水で賄い、水やりの必要はありません。
プランター栽培の場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えてください。乾燥し過ぎると葉が痛みやすくなるので、日頃からこまめにチェックをしましょう。
良質なケールをより多く、より長く収穫するためには追肥が欠かせません。肥切れして株が弱るとケールの葉は痛みやすくなるため、定期的な追肥を施すことが大切です。目安としては、本葉が10枚になった頃、葉の収穫が始まった頃の2回です。
畝立てした畑で栽培する場合、畝の両側に葉物野菜用の化成肥料を適量施して土寄せしてください。プランターや鉢植えなどの場合は、葉物野菜用の液肥も有効です。その後は、2週間に1回施すか、週に1回ほど薄めた液肥を水やりの代わりに与えてください。
ケールの栽培には、中性〜弱酸性の土壌が生育に適しています。酸性土壌に弱い性質があるため、予め土作りの際に土の酸度を調整してください。1㎡あたり100gの苦土石灰が目安です。
家庭菜園として育てるときは、植え付けの2週間前には適量の苦土石灰を入れて耕し、1週間前には堆肥と元肥を入れ土になじませましょう。プランター栽培の場合は、野菜用の培養土でも良いでしょう。
べと病や灰色かび病などの病気が発生します。植えつけ時に株間を充分に確保する事と通風を良くする事で予防に努めましょう。発生してしまったら、早い段階で異常のある葉を除去して、既定の薬剤で対応します。
アブラムシ類やシンクイムシ類、アオムシ、コナガなどが発生します。アブラナ科の野菜は虫に狙われやすいので、植えつけの段階で、防虫ネットやトンネルを設置して予防に努めてください。それでも発生してしまった場合には薬剤散布で対応します。
ケールの種まき時期は、3月上旬~4月頃が適期です。種まきの方法は以下です。
ケールの増やし方は、上記のような「種まき」の方法です。
歩留まりが悪い直播きではなく、育苗によって畑やコンテナなどに移植する栽培方法をおすすめします。並行して地植えの場合は土作りを準備し、プランター栽培の場合は野菜培養土を入れたコンテナを用意しておきましょう。
ケールは成長してしまえば、特に手入れは必要のない丈夫な野菜です。
ただしケールの幼葉はアオムシなどの食害を受けたり、アブラムシなどの標的になりやすいので、植え付けの段階で防虫ネットやトンネルを設置しましょう。
また、葉物野菜は、定期的に追肥を施すことで強く丈夫に育ち、病害虫から身を守ることができます。ケールの栽培も、植え付けから収穫まで一貫して生育状況をチェックしながら、定期的に追肥を行いましょう。
ケールは外葉が長さ30~40cmに成長し、葉色が濃くなったら、収穫をはじめられます。
キャベツのように株ごと収穫するのではなく、葉色の濃い大きく成長した外葉から取っていきます。その後も必要な分だけ順次摘み取って収穫しましょう。
成長し過ぎた葉は、硬くて食味が落ちるので注意してください。適期にケールを収穫することで、また新しい葉の生育を促します。ただし1度に葉をたくさん収穫すると株が弱るので、少しずつ1回2枚程度を目安に収穫しましょう。
どうしても独特の青臭さが苦手という方や、生食にこだわる方には、ケール・カーボロネロやカリーノ・ケールなどイタリア原産品種もおすすめです。
手間いらずで育つ丈夫なはケールは、お庭に常備してあるととても便利ですよ。防虫対策をしっかり施してぜひ無農薬で育ててみてくださいね。
※トップ画像はGOOSさん@GreenSnap
GreenSnap編集部