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フィカス・ベンガレンシスは東南アジアを原産とする、クワ科フィカス属の観葉植物です。
フィカス・ベンガレンシスはゴムの木の仲間で、うごめくヘビのような、曲がりくねった幹をもちます。仏教発祥の地インドでは「長寿の木」と呼ばれており、室内に飾る観葉植物や贈り物にも最適です。
今回はフィカス・ベンガレンシスの育て方についてご紹介します。
フィカス・ベンガレンシスは風通しと日当たりのよい環境を好みます。春〜秋には屋外栽培が可能で、直射日光による葉焼けを防ぐため遮光ネットを設置しましょう。フィカス・ベンガレンシスには耐陰性があるため、室内照明でも育てられるのは大きな魅力です。耐寒性には比較的乏しいので、8℃以下になるような冬の間は室内に移動させることをおすすめします。
フィカス・ベンガレンシスは寒さに弱いため、それぞれの季節に合った水やりをするように心がけます。
フィカス・ベンガレンシスには春〜秋の生育期に肥料を与えます。
固形の緩効性化成肥料を2ヶ月に1回与えるか、200〜300倍に希釈した液肥を10日に1回ほど、株元に施してください。肥料焼けのおそれがありますので、冬場に肥料を施すのは控えましょう。
フィカス・ベンガレンシスには水はけのよい土が適しています。「赤玉土小粒7:腐葉土3」の割合で混ぜた配合土を使用しましょう。市販されている観葉植物用培養土でも構いません。
フィカス・ベンガレンシスは発芽適温である10℃以上の気候が続く5〜6月が植え付け・植え替え適期となります。鉢植え栽培の場合、根詰まり防止のために1〜2年に一度植え替えしてください。
フィカス・ベンガレンシスは春〜秋の生長期に剪定します。剪定からの回復期を可能な限り短くするため、剪定する枝1本につき数枚の葉を残すようにして剪定するのがおすすめです。こうすることで水分や栄養が葉の位置まで確実に行き届き、素早い回復が見込めます。
フィカス・ベンガレンシスを剪定したら、一緒に剪定した枝で挿し木をしてみるのもおすすめです。フィカス・ベンガレンシスは生命力が高いので、時期とやり方さえ間違えなければ、初心者でも簡単に増やすことができますよ。
挿し木のやり方は以下の通りです。
挿し木をした後は、明るい日陰に置いて根が張るまでは土が乾燥する前に水やりをしましょう。1〜2ヶ月もすればしっかりと根が張るので鉢上げしましょう。
フィカス・ベンガレンシスはハダニやカイガラムシの被害を受けやすい植物です。ハダニには霧吹きや葉水をして、カイガラムシには薬剤や歯ブラシで擦り落とすなど早急に駆除してください。
フィカス・ベンガレンシスの花言葉は「永久の幸せ」です。
仏教やヒンドゥー教など、インドの宗教史において神聖視されてきたフィカス・ベンガレンシスを表す花言葉となっています。
フィカス・ベンガレンシスは水やりのポイントを押さえれば誰でも簡単に育てられる観葉植物です。インテリアプランツとしての評価も高く、お部屋の雰囲気づくりに一役買ってくれますよ。
GreenSnap編集部