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ハイビスカスの育て方|地植えできる?水やり頻度や葉が枯れる原因は?

  • アオイ科
  • フヨウ属

南国の花として有名なハイビスカスは、沖縄でしか育てられないと思っている方いるかもしれませんが、育て方をしればほかの地域でも栽培することができます。ここでは、そんなハイビスカスの育て方について、水やりや植える時期、増やし方などをご紹介していきます。

ハイビスカスの育て方のポイントは水やり頻度!

ハイビスカス ピンク

ハイビスカスは温暖な気候を好みますが、酷暑と過湿を苦手としています。そのため、開花中の水切れは注意しつつ、剪定や植え替えを定期的にして株が蒸れないようにお手入れしましょう。

耐寒温度は10℃ほどで、最低でも気温が5℃を下回らない場所で冬越しさせてください。温暖な地域であれば、地植えにして育てることもできます。

ハイビスカスの水やり頻度はどれくらい?

鉢植えの場合は、表土が乾いたら鉢底から流れ出るまでたっぷり水やりします。とくに夏の開花期間中は水切れしやすくなるので、土が乾いているのを確認して、朝と夕方の2回を目安に水やりしましょう。夏は昼に水やりをしてしまう鉢内が高温で蒸れて、根が傷むので避けましょう。

冬は、11月下旬以降は水やりを控えめにして、土が乾いてから4〜5日経ってから水やりをし、その代わり定期的に霧吹きで葉水をするとよいです。ただし、冬の間でも休眠せずに開花が続いているなら生育期と変わらず水やりをしましょう。

地植えの場合は、植え付け1週間までの間は、土が乾いたらたっぷり水やりをしてください。植え付けたあと、新芽が出てきたら水やりは基本的に不要です。長期間雨が降らず乾燥しているときは朝の涼しい時間帯にたっぷりと水やりをしましょう。

ハイビスカスを植える時期はいつ?

ハイビスカスを植える時期は5〜6月がおすすめです。春すぎから苗が出回るので、苗を入手したら、すぐに鉢植えか地植えに植え替えましょう。

苗を選ぶときは、葉と葉の間(節間)がつまっていて、葉色が鮮やかなものを選んでください。

植え替え方

  1. ポット苗3号に対して5号鉢、鉢底ネット・底石、草花用もしくは観葉植物用培養土を用意する。
  2. 鉢の底穴をネットでふさいで、底石をしきつめる。
  3. 底石が見えなくなるまで培養土をいれる。
  4. ポットからハイビスカスの苗を取り出す。
  5. 根鉢が白くなるほど根が回っている場合は、3分の1くらいほぐす。
  6. 鉢に苗をいれて、隙間に培養土をいれていく。
  7. 根鉢の肩と鉢のふち下2cmが同じラインになるように調整する。
  8. 土を入れ終わったら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷり水やりする。

植え付け方

  1. 植え付け2週間前に、直径50cm、深さ30cmの植え穴を掘り、庭土に50gの苦土石灰をまいてよく混ぜる。
  2. その1週間後、堆肥か腐葉土を庭土の3割と、緩効性肥料を規定量混ぜておく。
  3. さらにその1週間後、土を植え穴に半分ほど埋め戻す。
  4. ポットから苗を取り出して、根が割っていたら3分の1ほぐしてから植え穴にいれる。
  5. 隙間を土で埋めて、軽く手で押し固める。
  6. たっぷり水やりをする。

種まき

ハイビスカスは、苗を植え付けるのが一般的ですが、種まきから育てることも可能です。

ハイビスカスを種から育てる場合は、4〜5月の時期に種まきを行いましょう。種まきを行う前に、種は水に一晩浸けておきます。ポットなどに種をまいたたあとは、土を乾かさないように水を与えましょう。

ハイビスカスの育て方

日当たり・育てる場所

ハイビスカスは日当たりと風通しのよい場所を好み、基本的に鉢植えにして、季節によって置き場所を変えながら管理します。

日光不足となるとつぼみがつかなかったり、開花する前に落ちてしまうことがあるので、春と秋は日当たりの良い所に置きましょう。直射日光にあたっても大丈夫です。夏に気温30℃以上の日が続くと株が弱るので、その場合は風通しのよい明るい日陰などに移動させましょう。

ハイビスカスは寒さに弱いため、11月中旬になったら、室内の日当たりのいい窓際に移動させて冬越しさせます。

地植えの場合は、長時間西日が当たるような場所は避けた、日当たりと風通しのいい場所を選んでください。できれば建物の南側に植えるのが理想です。

肥料・追肥

ハイビスカスの肥料は、5〜10月の生育期の間に、緩効性肥料と液体肥料を併用して与えます。

とくに鉢植えのハイビスカスは多めに肥料を与えてあげないと、花を咲かせる力が不足し花のつき方がが悪くなってしまいます。

頻度やおすすめの肥料については、こちらの記事を参考にしてください。

ハイビスカスの葉が枯れる原因と復活方法は?

ハイビスカス 枯れかけの花

ハイビスカスが枯れる原因としては、下記などの理由があげられます。

  • 夏の水切れ
  • 根詰まりを起こしている
  • 蒸れて害虫が発生している
  • 気温が寒すぎる、暑すぎる

それでは、一つずつ症状と復活方法をご紹介します。

①夏の水切れで枯れたときの復活方法

ハイビスカスは水切れがおきると、葉の先から萎れ気味になって枯れていきます。とくに夏は水をよく吸収するので、水切れに注意しましょう。

水切れを起こしてしまったハイビスカスを復活させるときは、ただ水やりするのではなく、一旦鉢ごと水の中に1〜2時間沈めて、根に十分水分をいきわたらせます。

そのあとは、しっかりと水を切って明るい日陰で数日管理しましょう。

②根詰まりによって枯れたときの復活方法

ハイビスカスは生育が旺盛なので、すぐに根詰まりになったり、根詰まりが原因で根腐れを起こします。販売されている苗でも、大体根詰まりを引き起こしていることが多いです。

そのため、鉢植えで育てる場合は、毎年5月〜6月の間に必ず植え替えを行いましょう。

植え替えの基本的な方法や失敗しないコツは、こちらの記事で紹介しています。

③害虫によって枯れたときの復活方法

ハイビスカスで注意してほしいのはアブラムシ、ハマキムシ、コガネムシなどの害虫です。

  • 葉がグルンと巻いているならハマキムシ
  • 葉の裏や枝に黒っぽい粒がついているならアブラムシ
  • つぼみに食われた跡があったり、葉に茶色い粒がついているならコガネムシ

これらの害虫は、株の蒸れが原因で発生します。害虫が発生してしまったら、まずは被害にあった枝葉を剪定します。同時に植え替えをして、葉や枝をよく水で洗い流し、土をできるだけ落として新しい土に植えましょう。

このとき、土に混ぜるタイプの殺虫剤をいれておくと予防ができます。

④気温によって枯れたときの復活方法

ハイビスカスの生育適温は12〜30℃です。そのため、日本の真夏では暑すぎて枯れることがあるので、30℃を越す時期は風通しのいい明るい日陰に移す必要があります。

また、耐寒温度は5℃なので、冬の最低気温が5℃を下回る地域では、11月ごろに室内の日当たりのいい場所に移して、冬越しをさせる必要があります。

冬越しさせるときは、秋ごろに強剪定をしておくといいですよ。詳しくはこちらの記事を参考にしてください。

ハイビスカスの挿し木での増やし方

挿し木

ハイビスカスの増やし方は、基本的には「挿し木」の方法が一般的です。挿し木をする時期は5月〜7月の時期なので、植え替えと一緒に作業してもいいでしょう。

  1. 挿し穂を切り取る

    ハイビスカス 挿し木1

    枝の先端の元気な枝を、長さ15cm程度カットします。すべてが発根して成功するわけではないので、3〜4本用意しておくといいでしょう。

  2. 挿し穂を整える

    ハイビスカス 挿し木1

    挿し穂の下半分についている葉を落とし、枝の切り口を斜めに切り直します。さらに大きな葉がついている場合は、蒸散作用のバランスをとるため、半分に切っておきましょう。

  3. 土に挿して水やりをする

    ハイビスカス 挿し木3

    3号ポットなどに挿し木用の土をいれます。土は市販されているほか、赤玉土・バーミキュライトなどを混ぜて配合することもできますが、肥料はいれないでください。

    ポットのフチにそって3〜4本均等に配置して、3分の1以上が埋まるように挿し木しましょう。最後にたっぷり水やりをして完了です。

ハイビスカスの育て方でよくある質問

ハイビスカスは冬場でも最低気温が5℃を下回らない地域なら、地植えで育てることもできます。

もしくは、春から秋までは地植えで育てて、冬前に掘り起こして鉢植えにして冬越しする方法なら日本全国で地植えできますよ。

ハイビスカスの葉っぱが落ちるのは、夏の暑さによる葉焼けか、冬の寒さが原因です。

真夏の直射日光や西日に長時間あたると、葉が黄色くなって落ちることがあります。もしくはこの時期落ちた葉に病班や黒い粒があれば、害虫が発生しているので、こちらの項目を参考に復活のお手入れをしてください。

冬に葉がぽろぽろと落ちてしまうのは、寒さが原因です。室内で冬越しさせていても、夜間の窓際の気温はかなり下がるので、夜は部屋の中程にいれてあげるといいです。

とはいえ、5℃を下回らなければ、多少冬に葉が落ちても、春になれば自然に芽吹いてきます。

ハイビスカスの開花時期は?

ハイビスカスの開花時期は、5月から10月にかけてです。

ハイビスカスは一日花といって、咲いた花は1日で枯れてしまいますが、正しく育てていれば5〜10月の間、いくつもの花が咲き続けてくれます。

ハイビスカスの花が咲かないのはなぜ?

ハイビスカスの花が咲かないのは、暑すぎるか、肥料不足が原因です。

真夏の時期は明るい日陰に移してあげて、草花用の液体肥料を与えましょう。詳しい対処方法はこちらの記事でご紹介しています。

ハイビスカスの育て方は、真夏と冬の管理がポイント!

ハイビスカス つぼみハイビスカス つぼみ

南国の島をイメージさせてくれるハイビスカスについてご紹介しました。

ハイビスカスは育てていくうちに愛着が沸いてくるほど初心者に優しい花です。風水効果もありますので室内に飾ってリゾート気分に浸りましょう。

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ハイビスカスの基本情報

ジャンル
庭木・花木
形態
低木
学名
Hibiscus hybridus
別名
ブッソウゲ
原産地
ハワイ

ハイビスカスの性質

栽培難易度
やや易しい
耐寒性
弱い
耐暑性
普通
耐陰性

時期

植え付け・植え替え
5月 、6月
肥料
5月 、6月、7月、8月、9月、10月
開花
5月 、6月、7月、8月、9月、10月
剪定
4月 、10月

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