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カーネーションは、母の日に感謝の気持ちをこめて贈る花として有名ですね。定番のカーネーションですが、じつは色別や本数別に花言葉がつけられているほか、白いカーネーションには花言葉以外にも意外な意味を持っていることをご存知ですか?
この記事では、カーネーションの花言葉を中心に、GreenSnapユーザーにとったアンケートを踏まえながら、プレゼントするときに知っておきたい情報をご紹介します。
カーネーション全般の花言葉は「無垢で深い愛」です。この花言葉は平和活動に勤しんだアン・ジャービスという、アメリカの一人の女性のエピソードが由来しています。
1905年5月9日にその生涯を終えたアンは、生前、負傷兵や軍人たちのケア、平和活動や子どもたちへの教育支援などの社会事業活動に尽力してきました。
彼女の死後、アンの娘は、まさに無垢で深い愛を持った母を称え、ゆかりのあった教会へ母の命日に白いカーネーションを贈るようになり、これが母の日の起源となったのです。
カーネーションの花言葉には、全般の意味のほか、色別でそれぞれ下記のような花言葉をもっています。
赤 | 「母への愛」「愛を信じる」 |
ピンク | 「元気な女性」「強い愛情」 |
白 | 「純粋の愛」「尊敬」「私の愛は生きています」 |
緑 | 「癒し」「純粋な愛情」 |
青 | 「永遠の幸福」 |
紫 | 「謙虚」「神秘」「清澄」 |
黄色 | 「軽蔑」「嫉妬」「友情」 |
オレンジ | 「あなたを熱愛します」「清らかな慕情」 |
真紅 | 「欲望」「心の哀しみ」 |
白いカーネーションの花言葉は、「純粋の愛」「尊敬」「私の愛は生きています」ですが、じつは花言葉以外に亡くした母や子を偲ぶ意味もあります。
これは母の日の起源となったアン・ジャービスを偲んで贈られた花が、当初白いカーネーションだったため、故人を偲ぶ意味合いも持つようになりました。
また、赤いカーネーションに怖い花言葉はありませんが、真紅のカーネーションには怖い花言葉がつけられているので、母の日やギフトとして贈るなら色の濃淡にも注意しましょう。
さらに、カーネーションは下記のような本数別の花言葉を持っています。
贈る本数に迷ったら12本のカーネーションを贈るのがおすすめです。12本の花束のことを「ダズンフラワー」と呼び、12本の花にはそれぞれに意味が込められています。
それぞれ、「感謝、誠実、幸福、信頼、希望、愛情、情熱、真実、尊敬、栄光、努力、永遠」という12の意味が込められているので、母の日やバレンタインデー、記念日プレゼントに贈るのがおすすめです。
ここからは、GreenSnapユーザー約300人にアンケートをとった結果をふまえながら、カーネーションをプレゼントするときに知っておくといい情報をお届けします。ぜひ参考にしてみてくださいね。
※2022年4月1日〜4月5日アンケート実施 対象人数294人
カーネーションを贈るとき、切り花(花束)と鉢花のどちらを贈るか、迷ってしまうこともありますよね。
そこで、母の日や記念日にもらうなら、切り花と鉢花のどちらがうれしいかアンケートをとってみたところ、鉢花が66.3%、切り花が33.4%ということで、鉢花のほうが人気だということがわかりました。
ユーザーからはこんな声をいただきました。
贈る相手に事前に聞いておくのが最適ではありますが、サプライズで贈りたいときなど、どちらか迷ったら鉢花を選んでみるといいですね。
切り花を選んだ人の多くが、育てる自信がないという意見だったので、花後のお手入れ方法も一緒に伝えておくと安心です。
いろんな花色があるカーネーションは、何色をプレゼントすればいいか迷ってしまいますよね。
そこで、プレゼントでもらってうれしいカーネーションの花色はどれ?というアンケートをとってみた結果、人気の花色ランキングトップ5がわかったのでご紹介します。
意外にも、定番の赤いカーネーションは9.2%ということで圏外6位という結果になりました。さらに、ネガティブな花言葉や意味がある、黄色・真紅・白のカーネーションも圏外という結果に。
一方で、定番のピンク以外だと、緑色や青色、紫などのさわやかな花色のカーネーションが人気のようですね。
贈る相手の好きな色がわからないときや、毎年同じ色でマンネリ化しているという方は、ぜひこのランキングを参考にしてみてください。
黄色・真紅のカーネーションには、ネガティブな花言葉がつけられていますが、実際にプレゼントされた側は嫌な気分になるのかどうか、アンケートを取りました。
その結果、約25%の方が嫌な気分になる、もしくはタイミングや相手によっては気になると回答。4人にひとりは気にするようなので、贈る相手が特別好きな色でないとき以外は、やはり贈るのは避けたほうがよさそうですね。
もしくは、ネガティブな意味のある花を贈るときには、とくに他意はないことを断っておくといいでしょう。
鉢花のカーネーションをもらって気になるのが花後のお手入れですよね。贈るときにも一緒に伝えるとお相手もよろこばれますよ。
カーネーションの花が終わったら、まずは切り戻し剪定をして、秋に植え替えをしましょう。切り戻し剪定は梅雨前に地上部の茎すべてを半分になるように切り戻して、枯れた茎葉を取り除いて風通しがよくなるようにします。
そのあと、9〜10月に一回り大きい鉢に植え替えてください。地植えにしたい場合は春まで待っておきましょう。詳しい育て方はこちらの記事を参考にしてみてくださいね。
切り花のカーネーションをもらって困ったことがあるかアンケートをしたところ、
という意見を多くいただきました。これはどれもカーネーションの水揚げがうまくできていないから起きてしまうことです。
カーネーションは正しく水揚げして適切な管理ができれば、7〜10日ほど咲き続ける花持ちのいい花なので、切り花を贈るときは下記の情報を一緒に伝えてあげましょう。切り花をもらったという方も参考にしてみてくださいね。
カーネーションは、ナデシコ科ナデシコ属(ダイアンサス属)に属する多年草です。和名ではオランダセキチクと呼ばれています。原産地は南ヨーロッパ、西アジアで、ボリューム感のあるフリルのような花びらと香りが魅力の花です。
この記事では、そんなカーネーションの花言葉を中心にご紹介しました。アンケート結果もぜひ参考にして、大切な方や記念日のプレゼントに贈ってみてくださいね。
GreenSnap編集部