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リトープスは見た目が奇抜な多肉植物。見た目がとても美しいことから、「生きる宝石」と呼ばれるほど。リトープスの季節は春であり、夏場に休眠することも特徴になっています。また、リトープスはメセンと呼ばれることもあります。リトープスは南アフリカ・ナミビアが原産です。現地では砂漠地帯に生息していますが、こうしたことからも見た目が独特さなワケがわかるものでしょう。
リトープスは一年を通して栽培を楽しむこともできます。ここではリトープスの育て方について紹介しましょう。
リトープスは基本的に日当たりと風通しの良い場所で育てます。季節によって、置く場所も変えます。
リトープスは冬場に成長するので、この時期は日当たりの良い場所が良いです。逆に夏場は休眠するので半日陰に置きます。
リトープスは鉢植えにすることで、管理しやすくなるのでおすすめ。鉢植えなら簡単に、休眠期となる夏場に室内へ避難させることができますよね。
リトープス水やりも、季節によって異なります。通常は土が乾いてきたら水をあげる程度で、やりすぎは禁物です。
そもそもリトープスは乾燥地帯が原産であるため、湿度にはかなり弱いです。なるべく雨の当たらないようにしましょう。
夏場は休眠するリトープスですので、この時期は完全に水やりを止めましょう。秋以降の涼しい季節になってきたら水を徐々に与えるようにします。また、リトープスの脱皮が始まったら水を与えないようにしましょう。
リトープスはあまり肥料を必要としません。成長期である11月から4月にかけて数回肥料を与えれば十分です。また、休眠期となる夏場は完全に肥料も絶ちましょう。
リトープスの栽培時には、水はけの良い用土を用いましょう。多肉植物専用の土を用いることもおすすめです。こうした用土は多肉植物専門店などで入手可能です。
ネジラミは根の周囲に発生します。根に発生したネジラミは確認しづらいですが、一見問題がないのに枯れ始めている場合などは、ネジラミの可能性があります。植え替え時などによく確認しましょう。ネジラミが発生している場合には、薬剤に根をつけておきましょう。
また、ダンゴムシなどが発生することもあります。こうした虫を避けるためにも虫除けネットなどを利用したり、殺虫剤を事前に撒いておくと良いでしょう。
リトープスを選ぶ際にはぷっくりとしている種を選びましょう。キズがついているようなものは避けておくべきです。どれくらい良い種を選ぶかで栽培のしやすさもかわってきます。
リトープスを植える時期は10月から11月です。種を撒いたら、乾燥させないように水を与えましょう。霧吹きなどで水やりするのがベストです。
リトープスはあまりする必要性がありません。数年に一回程度でも全く問題ありません。植え替えする際には開花後の11月頃に鉢からリトープスを引き抜きましょう。いたんだ根や枯れた葉っぱなどを落としたら1週間ほど陰干ししてください。その後、植え付けをします。
リトープスは品種によって見た目および色もかなり変わります。花の色は白色やオレンジ、ピンクなどがあるので気に入ったものを選んでみてください。
例えば、網目模様があるのがトップレッドです。こちらは赤色の見た目が美しいです。他に白色の葉のボルキーもあります。こちらはマーブル模様の品種。このように違いも大きいので、なるべく実物を見てどれを育てるか決めると良いでしょう。
リトープスは、夏の時期は休眠します。この時期に水を与えると、腐って枯れることもありうるので、水やりは絶対にしないように注意してください。
リトープスを夏越しさせるために、夏場は直射日光が当たらない、ベランダなどの半日陰の風通しが良いところにおいておきましょう。風通しが悪い場合には扇風機などを活用してみてください。
リトープスの開花後に果実ができたら、それが茶色くなるまで待ちましょう。
茶色くなったら種を取り出します。種は日陰につるして乾燥させましょう。種は冷蔵庫などで保存して次に植えるときまで取っておきます。
リトープスの開花後に花が枯れたら、その枯れ花を取り除きましょう。脱皮した際に古い皮を取り除きたくなりますが、それは放っておいて問題ありません。逆に、無理に取り除くとリトープスにダメージを与えてしまうこともありますので注意しましょう。
リトープスは時期によって育て方が変わります。これから育てる際にはこうした違いを理解することが大事です。
1月から4月はリトープスの成長期です。この時期は日当たりの良い場所で育てます。
5月頃になるとリトープスも休眠の準備をしていきます。この時期は風通しの良い場所で育ててあまり水は与えないようにしましょう。
6月から8月は休眠期になります。この時期は半日陰で育てます。風通しが良いところを選ぶことも大事です。
リトープスは冬に育つ多肉植物です。ただし、あまりにも外気温が寒いと危険です。もしも外気温が5度以下になる場合には室内に鉢を移しましょう。この際、窓際などの日当たりの良いところにおいて成長を助ける事が大事です。
リトープスは脱皮します。多肉化した葉っぱが中央から割れだし、その中から新芽が現れるのが脱皮です。リトープスの場合、脱皮は一年に一回、春先に起こります。
この脱皮を通してリトープスは大きくなります。脱皮は放っておいても勝手に起こります。脱皮が始まったら水は与えないようにしましょう。
リトープスの花言葉には「こよなき魅力」という意味があります。ほかにも、石のような外見から「用心ぶかさ」という花言葉もつけられています。
リトープスは見た目がかなり独特な花の一つ。奇抜な花を栽培したい際にはうってつけかもしれません。とはいえ、育てる際には紹介したような注意点もあるのでしっかりと気をつけておきましょう。
※トップ画像はまきさんさん@GreenSnap
GreenSnap編集部