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ユニークな姿形をしたリトープスは、南アメリカなどに生息する多肉植物です。品種によって多種多様な花色や形状があり、石を擬態した珍しい植物です。コロンとした可愛らしい形状で、「生きた宝石」とも呼ばれています。中央の割れ目から花が咲き、成長するために脱皮を繰り返します。
今回は、リトープスの花言葉や特徴などについて詳しくご紹介していきます!
リトープスの花言葉は、「こよなき魅力」「用心深い」です。品種が多い植物として知られ、独特の特徴があり奥深いことから、こよなき魅力という花言葉が付けられたと言われています。
また、用心深いという花言葉は、石に擬態して身を守っている様子から付けられました。
リトープスという名前は、その外見が石に似ていることからギリシャ語で「石(lithos)+似る(ops)」という意味があります。和名である「イシコロギク(石塊菊)」も、リトープスが石に似ている姿形であることが由来だとされています。
リトープスは、別名「メセン(女仙)」とも呼ばれています。サボテン(仙人掌)が男性的な印象の植物であることに対して、メセンは滑らかで周囲の環境に適応してさまざまに装うことから、まるで女性のような仙人掌に似る植物であることから名付けられたとされています。
英名は、「Lithops」の他に「Living stones」や「Pebble plants」などがあります。
リトープスは、南アフリカやオーストラリアなど南半球を中心に生息する多年草植物です。捕食者から身を守るために石に擬態し、環境に上手く適応しています。開花時期は10月~1月頃で、白やピンク、そして黄色などの花が咲きます。花径は約3cmで、菊に似た花姿が特徴です。
リトープスは石に似た外見で、春の時期には脱皮をする珍しい植物です。中央部分が割れて、そこから新芽が出てきます。この脱皮を繰り返すことで、リトープスはどんどん成長していきます。
中央が割れているような多肉植物は、総称して「玉型メセン」と呼ばれています。砂漠など乾燥した場所で水分を蓄えるため、このような形状をしているようです。また、窓と呼ばれる表面は透明で、この部分から光を吸収して光合成を行います。
リトープスは乾燥した環境で育つ多肉植物のため、多湿には強くありません。そのため、日当たりが良く通気性の良い場所で育て、雨が当たらないように工夫しましょう。
リトープスの品種は、世界中で約200種類以上あります。そのうち、南アフリカには約100種類が分布し、品種によって株の形や花色など実にさまざまです。
南アフリカ北ケープ州に生息し、株全体がエメラルドグリーンで中央に花を咲かせます。別名は、「フーラーグリーン」とも呼ばれています。
この品種の誕生には諸説あり、リトープス・巴里玉(ぱりぎょく)の選抜品種であるという説や、富貴玉系やレッドブラウンの交配種であるという説もあります。窓には、くっきりとした網目模様があることが特徴です。秋の季節には、黄色い花が咲きます。
ハート型のフォルムが特徴で、窓にくっきりと枝模様が入ります。学名は「Lithops bella」であり、「bella(ベラ)」とはラテン語で可愛いという意味です。秋には、菊のような白色の花を咲かせます。
株は白色で、窓には木の枝のような模様があるのが特徴です。瑞光玉の学名は「Lithops pseudotruncatella subsp. dendritica」で、「dendritica(デンドリティカ)」とはラテン語で木のように枝分かれしたという意味です。大輪の黄色い花を咲かせます。
さまざまな花色や形状があるリトープスは、春の季節に中央部分が左右に割れて、新しい葉が生える様子が脱皮するかのように見えます。珍しい特徴がある植物で、他の植物にはあまりないユニークな形状も魅力的です!リトープスには数多くの品種があり、その可愛らしい姿形から何種類も育てる愛好家もいる程です。
リトープスは草丈が5cm程度の小型の多肉植物なので、鉢植えで楽しむことが出来ます。室内にリトープスの鉢を飾れば、きっと癒されることでしょう!ご興味があれば、ぜひご自宅でお好きなリトープスを育ててみてはいかがでしょうか。
Lily