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ドウダンツツジ
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醜男
2024/12/19
灯台躑躅/満天星躑躅(ドウダンツツジ)
ツツジ科ドウダンツツジ属の落葉低木。山地の岩場に自生し、公園樹、庭木、生け垣として広く植えられる。自生地は四国などのごく狭い地域に限られ、1914年に自生地が発見されるまでは外国の植物かと疑われていた。5枚前後の葉を車輪状につけることを繰り返して枝を伸ばす。3つずつ枝を分けて自然にこんもり丸く整う樹形。花期は4~5月。1~5個の白い壺形の小さな花が吊り下がって下向きに咲く。花弁の反り返りは、花にぶら下がって蜜を吸い花粉を運ぶ昆虫のための足掛かりになる。そのため、蜜に到達できる昆虫を限定し、ハナバチなどの仲間を選択している。ハナバチなどの仲間は気まぐれにいろいろな花に行くのではなく、同じ花と巣を往復するので、送粉の確実性が高まると考えられる。果実は蒴果。長楕円形で果柄とともに上向きにつき、熟すと5裂する。種子は広い線形。果実に種子は6~8個。秋の紅葉も木全体が赤く染まって美しい。日当たりがよく朝夕の温度差の激しいところでは葉が真っ赤に色づき、日陰の葉は黄色くなる。
鐘形の花に紅色の筋が入る更紗灯台(サラサドウダン)、その変種の紅更紗灯台(ベニサラサドウダン)、紅色の鐘形の小さな花を吊り下げる紅灯台(ベニドウダン)などが栽培される。
名前は、幹から枝が分かれる様子が結灯台(むすびとうだい💬篝火を焚くために、3本の棒をひもで結んで開いて立て、上に油皿を乗せたもの)の脚を思わせることに由来し、『とうだい』が変化して『どうだん』になったとされる。また、漢字で満天星と書くのは中国名による。中国の伝説では、太上老君(だいじょうろうくん💬道教の祖といわれる老子が神格化した古代道教の最高神)が天上で仙薬を練っている時に、誤って霊水を木にこぼしてしまったところ、霊水が枝上で壺状になり満天の星のように輝いたのが、ドウダンツツジに壺状に花が咲く理由とされる。
出典『里山の花木 ハンドブック』『葉っぱで見わけ五感で楽しむ樹木図鑑』『樹木の名前』
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醜男
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ツツジ科ドウダンツツジ属の落葉低木。山地の岩場に自生し、公園樹、庭木、生け垣として広く植えられる。自生地は四国などのごく狭い地域に限られ、1914年に自生地が発見されるまでは外国の植物かと疑われていた。5枚前後の葉を車輪状につけることを繰り返して枝を伸ばす。3つずつ枝を分けて自然にこんもり丸く整う樹形。花期は4~5月。1~5個の白い壺形の小さな花が吊り下がって下向きに咲く。花弁の反り返りは、花にぶら下がって蜜を吸い花粉を運ぶ昆虫のための足掛かりになる。そのため、蜜に到達できる昆虫を限定し、ハナバチなどの仲間を選択している。ハナバチなどの仲間は気まぐれにいろいろな花に行くのではなく、同じ花と巣を往復するので、送粉の確実性が高まると考えられる。果実は蒴果。長楕円形で果柄とともに上向きにつき、熟すと5裂する。種子は広い線形。果実に種子は6~8個。秋の紅葉も木全体が赤く染まって美しい。日当たりがよく朝夕の温度差の激しいところでは葉が真っ赤に色づき、日陰の葉は黄色くなる。
鐘形の花に紅色の筋が入る更紗灯台(サラサドウダン)、その変種の紅更紗灯台(ベニサラサドウダン)、紅色の鐘形の小さな花を吊り下げる紅灯台(ベニドウダン)などが栽培される。
名前は、幹から枝が分かれる様子が結灯台(むすびとうだい💬篝火を焚くために、3本の棒をひもで結んで開いて立て、上に油皿を乗せたもの)の脚を思わせることに由来し、『とうだい』が変化して『どうだん』になったとされる。また、漢字で満天星と書くのは中国名による。中国の伝説では、太上老君(だいじょうろうくん💬道教の祖といわれる老子が神格化した古代道教の最高神)が天上で仙薬を練っている時に、誤って霊水を木にこぼしてしまったところ、霊水が枝上で壺状になり満天の星のように輝いたのが、ドウダンツツジに壺状に花が咲く理由とされる。
出典『里山の花木 ハンドブック』『葉っぱで見わけ五感で楽しむ樹木図鑑』『樹木の名前』