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夏から秋にかけて白い花や、赤く美しい実を楽しむことができる鬼灯(ホオズキ)。お盆の仏花として飾られたり、アレンジメントとしても楽しむことができる人気の植物です。今回は、そんなホオズキの花言葉や怖い意味があるのかどうか、そのほか種類や花実の特徴などについてもご紹介していきます。
鬼灯の花言葉には、「偽り」や「自然美」、「私を誘って」、「浮気」という意味があります。また、西洋ではホオズキの花言葉は「ごまかし」となっています。
「偽り」や「ごまかし」という花言葉は、鬼灯の実の大きさのわりに中身は空洞になっていて、タネも小さいため、このような意味がつけられたとされています。
「私を誘って」という花言葉は、ホホという虫が寄りつくさまに由来しているといわれています。鬼灯という名前の由来と同じですね。
「浮気」という花言葉は、観賞用ホオズキに毒性があることからきています。その昔、浮気をした女性の身篭っていた子供が、鬼灯の実を食べたことによって堕胎してしまったことに由来しているのだそうですよ。
鬼灯の花言葉には、このようにネガティブな意味合いが多いため、怖い意味を持つとされているようです。そのため、鬼灯の花言葉を人に贈るのは、あまりおすすめできません。
また、「私を殺して」という花言葉があると思われている方も多いようですが、こちらについては正確な情報は見つかっていないのです。
ただし、前項でも記したように鬼灯の毒性は”堕胎”に影響することから、望まれない妊娠の中絶薬に用いられたという伝承は各地に残っています。そのことと、お盆にご先祖様の霊を導く提灯として飾られることが重なり、「死」を連想させるイメージがついたのだと考えられます。
鬼灯の実は赤く染まった頬を連想させることや、ホホというカメムシがつきやすいということから「ホホ付き」と呼ばれていたことが由来となっているようです。
鬼灯の花は6〜7月頃に咲き、白い花を咲かせます。
また、実は7〜9月に付きます。最初は緑色の実が徐々に赤く染まっていき、みなさんが主に目にする姿になります。
鮮やかな赤い実はお盆には仏花として飾られることも多い植物です。
鬼灯には観賞用として楽しまれるものと、食用として楽しまれるものがあります。
観賞用として有名な「ヨウラクホオズキ」は江戸時代に生み出された園芸品種で、三日月のような実が特徴的な品種です。
大きな実をつける「タンバホオズキ」は、切り花として人気の高い品種です。
食用として人気があるのは、メキシコ料理に使われていて、トマトのよううな味をしている「オオブドウホオズキ」や、甘酸っぱい美容に良いフルーツとして人気の「ショクヨウホオズキ(ストロベリートマト)」などです。
赤い実が美しく、人気のある鬼灯はアレンジメントとしても用いられることが多く、いろいろな楽しみ方ができます。鬼灯の実を繋げてリースをつくることもできますし、よく見かけるのは透かし鬼灯ですね。
また、鬼灯の実を2週間ほど水に浸しておいて、袋全体の皮が剥がれてくると美しい葉脈と透けて見える実がすてきなアレンジメントになりますよ。
鬼灯の花言葉には怖い意味がありますので、アレンジの方を楽しむと良いでしょう。みなさんもお盆が終わったあとの鬼灯の実でチャレンジしてみてくださいね!

GreenSnap編集部