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ゲッキツは別名シルクジャスミンともいう、東南アジア原産の常緑低木です。シルクジャスミンという名前を聞くと、ジャスミンの仲間のようですが、モクセイ科のジャスミンとは異なり、ゲッキツ(シルクジャスミン)はミカン科に属し、ジャスミンの仲間ではありません。今回は、そんな花と香りが楽しめるゲッキツ(シルクジャスミン)の育て方をご紹介します。
ゲッキツは日当たりのよい場所での栽培が適しています。
東南アジア原産の観葉植物なので、寒さには弱いです。寒冷地では特に鉢植えにし、室内で育てることをおすすめします。室内で育てる場合も、よく日が当たる窓際の暖かい場所で育てましょう。
ゲッキツへは、土の表面が乾いたら水やりをします。冬は、やや乾燥気味に管理しましょう。土の表面ではなく、土が乾いたら水やりをします。
ゲッキツの生育期である春から秋(5月~10月頃)にかけて、2ヶ月に1回を目安に緩効性の化成肥料を施しましょう。
ゲッキツを育てるときは、水はけのよい用土を用いましょう。赤玉土に腐葉土を混ぜて使います。また、市販されている園芸用の培養土もおすすめです。
暖かい時期であれば、いつでもゲッキツを植え付けられます。とはいえ、植え付けには5月~8月頃が最もおすすめです。
ゲッキツの根が鉢にまわったら、ワンサイズ大きい鉢に植え替えます。植え付け同様、5月~8月頃に植え替えしましょう。
ゲッキツの増やし方は「種まき」や「挿し木」という方法です。
ゲッキツの赤く熟した実から種を採取して、その後すぐに種まきします。
5月~8月頃に若い枝を10㎝程度の長さに切り、発根促進剤に浸けたあと、挿し木します。
ゲッキツは、枝が混みあうと、風通しが悪くなり蒸れてしまい、病気にかかりやすくなってしまいます。そのため、枝が混みあったら、枯れ枝や細かい枝を剪定しましょう。
うどんこ病は、葉や茎にうどん粉をかけたような白いカビが生える病気です。症状が進行すると、光合成を行えなくなり、生育不良に陥ってしまいます。早めに、薬剤を散布して対処しましょう。
アブラムシは新芽や葉裏に寄生して汁液を吸います。繁殖力が旺盛なので、増えると厄介です。数が増えると、植物が発育不良に陥る直接被害と、病気を媒介する間接被害があります。早期に発見し、殺虫剤を散布して駆除しましょう。
ハダニは葉裏に寄生して汁液を吸います。ハダニの数が増えると、葉が光合成を行えず、発育不良に陥てしまうため、早期に発見し、殺虫剤を散布して駆除しましょう。
カイガラムシは葉や茎、枝に寄生して汁液を吸います。発育不良に陥る直接被害と、排泄物により病気を誘発する間接被害があるため、見つけたら、殺虫剤を散布して駆除しましょう。
ケムシはチョウやガの幼虫であるケムシは、主に葉を食害します。見つけたら捕殺しましょう。中にはドクガの幼虫もいますので、絶対に素手では触れず、割りばしなどを使って捕まえてください。
ゲッキツは開花時期の6月~9月頃になると、ジャスミンに似た白い花を咲かせます。ゲッキツ(シルクジャスミン)の花は香りが強いのが特徴です。
そして、その花が終わったら赤い実をつけます。
ゲッキツ(シルクジャスミン)の育て方をご紹介しました。ゲッキツ(シルクジャスミン)は、観葉植物でありながら芳香が強く、ジャスミンに似た白い花を咲かせます。
また、東南アジア原産のため、寒さは苦手です。このため、鉢植えにして、室内で育てることをおすすめします。日当たりのよい場所を好むため、よく日が当たる窓際などで育てましょう。お部屋の中で緑と白い花、赤い実を楽しめるのは魅力的ですね。
さあ、あなたもゲッキツ(シルクジャスミン)を育ててみませんか?
※トップ画像はpechicaさん@GreenSnap
GreenSnap編集部