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フィカス・アルテシマは東南アジアを原産とする、クワ科フィカス属の観葉植物です。ラテン語で”上背の高い”を意味するアルテシマの示す通り、数あるフィカスのなか大型で、自生地においては20〜30mに育ちます。
今回はフィカス・アルテシマの育て方についてご紹介します。
フィカス・アルテシマは風通しと日当たりのよい環境を好む植物です。室内栽培に足るだけの耐陰性をもっているものの、葉つきのよさは日照量に比例します。屋内で栽培する場合は、可能な限り日当たりのよい窓際に置くのがおすすめです。
耐寒性には優れないため、8℃を下回るような日々が続く冬場では屋内に入れて育てましょう。
フィカス・アルテシマにはそれぞれの季節ごとに合った水やりをします。
葉つきのよいフィカス・アルテシマを育てたいのであれば、春〜秋の生育期にかけて肥料を施します。月1回、緩効性化成肥料を置き肥するか、規定量の2倍に希釈した液肥を10日に1回あたえてください。
葉先が黄色くなる症状が見られた場合は株の生育不良と考えられるため、窒素分の多い肥料を選ぶようにしましょう。
フィカス・アルテシマは温暖な5〜8月が植え付け・植え替え適期です。根詰まりを未然に防ぐため、1〜2年に一度植え替えを推奨します。
フィカス・アルテシマの土には、市販の観葉植物用培養土を使いましょう。
フィカス・アルテシマは剪定からの回復が早い春〜秋の生長期に剪定しましょう。剪定する枝1本につき数枚の葉を残すようにして剪定すると、株への負担を少なくできます。
剪定の際、枝の切り口からこぼれる白い樹液は肌荒れを引き起こすおそれがあるため、ゴム手袋を着用して作業してください。
フィカス・アルテシマは挿し木で増やせます。挿し木で増やす時期は剪定や植え替えと同じく、春から秋の間です。剪定で切り取った枝を使って挿し木で増やしてみるのもおすすめです。
挿し木のやり方は以下の通りです。
挿し木した後は、土が乾き切る前に水やりをして乾燥を防ぎましょう。1ヶ月ほどするとしっかり発根するので、表土が乾いてからの水やりに頻度を落としてください。十分に根が張ったら鉢上げしましょう。
フィカス・アルテシマはハダニやカイガラムシの被害を受けやすい植物です。ハダニには霧吹きや葉水をすることで駆除し、カイガラムシには薬剤や歯ブラシで擦り落とすなどして駆除しましょう。
フィカス・アルテシマは大型の観葉植物としての地位を確立した植物です。家のインテリアプランツにするもよし、大切な人への贈り物とするもよしと、活躍する場面が多いのはとても魅力的ですね。
GreenSnap編集部