2021年10月に、3年半近く使い続けたスマホが壊れたため機種変更しました。
(先代のスマホケースの作り方は「押し花スマホケースの作り方①」に載せてあります。)
急な買い替えだったのでスマホケースのデザインがなかなか決まらなかったのですが、同年末にようやく制作に取り掛かれました。
先代のケースを作った時より上達しているといい…な?(笑)
拙い作成記録ですが、ご覧いただけると嬉しいです(*^^*)
1. 用意するもの
【必須】
・クリアケース(色付きでも可)
・スマホ本体
・押し花
・ソフトレジン(星の雫)
・UV-LEDライト
・クリアファイル(シリコンマットで代用可)
・ニトリル手袋
・エンボスヒーター
【任意】
・押し花乾燥シート
・レジン着色料(宝石の雫)
・調色スティック
・調色パレット
・マスキングテープ
・ピンセット(鷲口タイプ)
・眼鏡拭き
・アイスの棒
・封入物(半球パール、シャインネット等)
2. 押し花の準備
ケースに使いたいお花が決まったら、お花屋さんで買うなり自分で育てるなりして入手します🌺
新しいスマホの本体は落ち着いた青色をしてるので、それに合う淡い空色のブルースターを選びました💙
最初から押し花を購入する場合は、この工程は飛ばして3. にお進みくださいませ↓
ブルースターのお花と葉っぱを重ならないように並べ、不織布と厚紙で挟みます。
それをジッパー付きビニール袋の中に入れて空気を抜き、分厚い本で重しをして1週間ほどおきます。
以前はティッシュペーパーにお花を挟んでいたのですが、水分が抜けるのが遅く、剥がす時もお花がバラバラになりやすかった💦
押し花乾燥シートを使えば綺麗に仕上がるようになったので、押し花を作る機会の多い方は是非持っておきたい一品です✨
押し花が出来上がりました!
葉っぱはそのままだと大き過ぎるので、ケースに収まるようにカットしております✂️
この淡い青紫色のお花も素敵ですが、今回は生花のブルースターの空色を使いたかったので、着色して再現していきます。
(着色が不要な場合は3. までお進みください↓)
まず、クリアファイルの上にレジンを少し垂らし、押し花を載せてUV-LEDライトで硬化させておきます。
こうすることで、作業中に押し花が動かなくなり、カラーレジンを塗りやすくなります👍
次に、ソフトレジンに着色料を混ぜ、押し花の上に色を載せていきます。
レジンが垂れてしまわないように、少し塗ったら硬化させます。
これを繰り返して、自分好みの色合いに仕上げていきます。
(着色するのは表面だけで構いません。)
生花の色合いを再現出来ました!
シアンとホワイトを混ぜて空色の花弁を塗りました💙
花芯には半球パールを載せてあります。
葉っぱはグリーンで着色した後、ホワイトで葉脈を細く引いてあります🌿
3. ケース作成
いよいよ本番です(笑)
レジンを塗る前に押し花を仮置きし、デザインを決めていきます。
この時、ケースを本体に付けておくと、完成図をイメージしやすいです。
(お客様用に作る場合は、スマホ本体を用意出来ないので省略)
デザインが決まったら、忘れないように写真を撮っておくか、並びを変えずに脇に避けておきます。
ケースの表面を眼鏡拭きや柔らかい布でで拭き、埃や指紋等の汚れを取り除いておきます。
レジンを塗った後では下地の汚れは取れないので、念入りに綺麗にしておきましょう。
ケースの側面をマスキングテープで留めます。
こうすることで、作業中にケースを固定出来るだけでなく、側面にレジンが垂れてきても後処理が簡単になります。
お花を載せたい場所にレジンを少し垂らします。
以前は全体的に薄くレジンを塗って一気にパーツを載せていたのですが、新しいパーツを載せる度にレジンの流動で他のパーツが移動してしまう💦
最後に全体をコーティングすることになるので、この時点では仮止め程度の量で構いません。
レジンを垂らした場所にお花を載せ、ピンセットで角度を調整します。
左手がちょこっと見えてますが、手袋を着けてるのがお分かりでしょうか?
現時点ではレジンアレルギーはもってないのですが、少しでも発症リスクを軽減するために作業中はニトリル手袋を着けております🧤
レジンを扱えなくなったら、私にとっては死活問題なので(^_^;)
パーツの位置を調節したらUV-LEDライトで硬化させます。
この時、ブルーライトを直視しないようにご注意ください⚠️
(アルミホイルや箱等、遮光性の覆いを被せておくと安心です。)
次は左下に大きめのお花を配置します🌺
右上と左下の目立つ場所にパーツを置くことで、全体のバランスが取りやすくなります🙆
この後も写真は撮ってなくても、パーツを配置する度にレジンを硬化させていっております。
シャインネットを台形にカットし、長辺を上に向けて置きます。
(編み目の密度が低い部分には、適宜ネットを重ねて密度が均等になるように調節します。)
後でブルースターの花を並べるので、籠となるシャインネットは真ん中より下側に配置します🧺
お花を並べる前に硬化させておきます。
まずは下段の中央にお花を置きます🌺
籠の編み目があまり隠れないように、花びらの向きを調節します。
籠に入ったお花はバランスを整えてから硬化させたいため、全部並べ終えるまではUV-LEDライトは使いません。
次に、下段の右側にお花を置きます🌺
この時点で気付いたのですが、ブルースターのお花って意外と大きい(笑)
当初はもっとたくさん並べる予定でしたが、籠の中には5輪でちょうど良さそうです🙆
さらに、下段の左側にお花を置きます🌺
このすぐ下に小さな葉っぱを入れたいので、花びらがやや上側を向くように調節します。
今度は上段の右側にお花を置きます🌺
下段に使ったお花よりはやや大きな押し花です。
最後に、上段の左側にお花を置きます🌺
花びらが重なり合わないように、ピンセットで向きを微調整するのが難しかった(;´∀`)
ついでに、籠の左側から出てる小さな葉っぱを配置します🌿
レジンを硬化させる前なら、花びらの向きも直せるので、ここで最終調整します。
バランスを整えたら一気に硬化させます。
メインの図柄が上手く決まって安堵しました😸
上下がお花だけだと少し寂しいので、近くに葉っぱを配置していきます。
下側には大きな葉っぱを1枚🌿
上側には小さな葉っぱを2枚置きます🌿
葉先の向きが同じにならないように並べて動きを出します。
余白にアクセントとして白い半球パールを配置していきます。
今回使ったのは直径1.5mm、2mm、2.5mm、3mm、4mmのパールです。
どのサイズのパールを使うかは未定だったので、Mixサイズで購入しました。
小さめのパールを2つ並べて、籠の葉から滴り落ちる雫を表現します。
上側のお花の近くに3つ並べます。
真っ直ぐではなく少し弧を描くように配置すると動きが出ます。
下側のお花の近くに2本の筋を引くように並べました。
鮮やかな空色と緑色に白を加えることでデザインが引き締まります。
全てのパーツの配置が終わったら、全体をソフトレジンでコーティングしていきます。
パーツの近くは表面が凸凹していたり、ケースとパーツの間に隙間があったりするので、そこから重点的にレジンを垂らしていきます。
レジンを薄く塗り拡げるのにアイスの棒が便利です(笑)
レジンを硬化させる前に、エンボスヒーターの温風で気泡を飛ばしていきます。
レジンの温度を上げて流動性を高めることで気泡を抜くという原理ですが、これが面白いほど取れる😆
ちなみに、ドライヤーでは風が強すぎる割に温度はあまり上がらないので、レジンの気泡を飛ばすのには効果は今ひとつでした💦
自分用のスマホケースを作る分には気泡が残ってても構わないけど、もしお客様に販売する作品を作るならば、是非持っておきたいアイテムの一つです。
レジンの気泡が抜けたら全体を硬化させます。
縦に長いケースや大きめのケースはUV-LEDライトの照射範囲に入り切らないので、何回かに分けてライトを当てていきます。
表面が平らになるまで、コーティング→硬化を繰り返します。
表面の硬化が終わったら、四方の側面にもライトを当てていきます。
側面は意外と光が届いておらず、未硬化の場合もあるので、忘れずに固めておきましょう。
レジンが全て固まってることを確認したら、側面のマスキングテープを剥がします。
垂れたレジンに埋もれてしまった場合でも、ソフトタイプなので、カッターで簡単に切り取れます。
バリが気になるなら、その部分をさらにレジンでコーティングすれば目立たなくなります。
4. 完成!
「花籠いっぱい*ブルースターの押し花スマホケース」
完成しました!
背景を黒い画用紙にしてみました。
仮にminne等のギャラリーページのトップ画像に据えるなら、此方の方がお花の色が映えるかな🤔
作者のスマホ(Xperia 10 Ⅲ Sony SOG04 ブルー)に装着してみました。
本体の青色とお花の空色がいい感じに馴染んでます💙
*****
以上、2代目押し花スマホケースの作り方でした🌼
ハンドメイド作家として経験を積んだおかげか、初代ケースよりは凝ったものに仕上がりました。
とはいえ、実際に使ってみると反省点も多々見つかったので、お客様向けのケースでは改善していきたいと思います。
もし、
「ここが分かりにくかった」
「こっちの方法がやりやすいよ」
といった質問やご意見がありましたら、お気軽にコメントくださいませ✨
長くなりましたが、最後までご覧いただきありがとうございました🙇♂
はじめまして☺️
ブルースターは大好きなお花で目にとまりました。綺麗な色、型で残りずーと楽しめますね。
ドライフラワーアレンジしかした事がありませんが、したくなりました。
ありがとうございます💕