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子どものころ松ぼっくりを拾い集めた思い出はありますか。大人になると自然と触れ合う機会も少なくなりますが、松ぼっくりを使っておしゃれなツリーを作ってみませんか。大人でもデコレーションについつい凝りたくなる松ぼっくりツリーの作り方や一例をご紹介します。
拾った松ぼっくりには、汚れや小さな虫がついていることも多いです。汚れがついていると飾りつけなどもしにくいですし、クラフト造形物として長く飾っておくためにもきちんと煮沸消毒することをおすすめします。
1.拾い集めた松ぼっくりは、まず水洗いをし、歯ブラシやたわしなどを使って砂や汚れを落とします。
2.鍋にお湯を沸かし、沸騰したら洗い終わった松ぼっくりを鍋の中に入れて熱湯で5~10分煮沸消毒をします。熱湯に一定時間浸けることで松やにも溶かして落とすことができます。
3.熱湯消毒し終わったら、松ぼっくりを鍋から上げて新聞紙の上などに広げて天日干しをします。乾燥させるうちに笠がひらきます。しっかりと乾燥させることでカビが生えるのを防ぎますので、晴れた日に2~3日かけて十分に乾かします。
松ぼっくりツリーを作る材料(一例)
ツリーを組み立てる基本の材料のほかに、ツリーのデコレーションに使える材料として以下があります。
人工的な素材のものに加え、木の実や食品用として売られているスパイスの実などを組み合わせることで、よりナチュラルな雰囲気と心地よい香りが漂うおしゃれなツリーに仕上がります。
今回は大人の方もついマネして作りたくなるような、少し難易度のある松ぼっくりツリーを作ってみましょう。
松ぼっくりの鱗片をもみの木の枝に見立て、モスグリーンを埋め込み、まるで本物のもみの木のように見えるツリーの作り方一例です。
1.下処理の終わった松ぼっくりに土台を付けます。小さな丸太やラップの芯などお好みの土台に強力接着剤やグルーガンなどでくっつけて固定する白い絵の具で鱗片に色付けする(雪が積もっているように見えます)
2.木工用ボンドを松ぼっくりの鱗片の真ん中らへんにつけ、モスグリーンを鱗片の隙間に挟み込むようにして付ける。鱗片の先っぽまで細かくしっかりつけると本物のもみの木らしさがアップ。
3.モスグリーンが乾いたら、グルーガンでビーズやスパンコール、パールなどお好みの飾りをつけてでき上がり。
鱗片の先を白く色づけ、コットンパールや透明のビーズを載せています。ほぼ白一色でまとまりのある色使いとシンプルな飾りつけが大人っぽいツリーに魅せるコツ!
複数の松ぼっくりを組み合わせて大きなツリーに仕上げています。あえて色は塗らず、松ぼっくりそのもののナチュラルな色合いを活かしています。飾りの赤い実は、南天(ナンテン)や千両・万両などを用いるときれいに仕上がります。
飾りの種類の豊富さが魅力です。グリーンフェイクを施した上から、木の実、八角など形がきれいなスパイス、コーヒー豆、おしゃれな形のマカロニ、小さめのドライフラワーなどなど・・・。
アイデア次第でキッチンにある身近な食材が思いがけずピッタリの飾りになるかもしれません。また隙間なく飾りを載せるのもポイントです。
松ぼっくりの大人向けツリーの作り方、いかがでしたでしょうか。日頃キッチンでお料理される方は、意外と身近なところで飾りに使えそうなものが見つかるかもしれません。
大人向けツリーのポイントは、いかに本物のもみの木のように見立てて、飾りをできるだけたくさん埋め込む、もしくは塗料の色などを限定してシンプルにまとめるところではないでしょうか。
みなさんも松ぼっくりでおしゃれなツリーを作ってみてくださいね。
GreenSnap編集部