カリン(花梨)の淡いサーモンピンクの花が枝にくっついて咲いていますが、この可愛い花からちょっと想像出来ない楕円形果実を付けるのです〜カリンって馴染みがないのでどんな果物?か知らない。長居植物園に植栽本数も、多いので秋迄の成長を観察しようかなぁ・・と。
雄花と両性花があるとは知らなんだ💦
✳︎花をみて不思議に感じていました〜スッキリです〜
2023.3.31. 開花は1輪だった
2023.4.17. 開花はビークアウト気味です〜
錯誤があればご容赦ください🙇🏻
⚫︎カリンの蕾 3/31
⚫︎カリンとは
→中国原産 バラ科 ボケ属 落葉高木
→日本渡来は寛永11年頃、長崎に移入された記録が残っているそうだ
⚫︎「商売繁盛」という言葉や「金を借りん」という語呂合わせから商人にとって縁起木とされている
⚫︎花言葉→「豊麗」・・春に豊かな美しい花を咲かせる事が由来
→唯一の恋
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⚫︎3月31日 蕾の状態です〜が、開花間近なものもある
新葉も出始める
→開花は3月〜5月
→葉の展開と同時に淡いピンクの花が咲く
→5弁花で香りはない
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⚫︎3月31日この木には1輪だけ咲いていた
→雌雄同株で花には、雄花と両性花があるとのことです♪♪
✳︎雌しべがない花があったのはそういう事だった💦知らなんだです〜💦
→なので、両性花の後にできる果実(正確には偽果) 出来始めは緑色だけど光沢のある黄色に熟す、
⚫︎偽果とは
→真果は、成熟した子房が果実になったいく「ぶどう、桃、梅などの一般的な果実」を指し
→偽果は、「花托、萼、苞など子房以外の部分が成長・肥大してその植物の主要
部分」になったもので、「梨、いちご、イチジク、びわ」などが偽果に当たる。
子房が成長したものか、そうでないものかの違いが「偽果」「真果」が決まります
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カリンの果実の構造です〜
⚫︎カリンの構造です〜偽果
→果芯・種子 子房なのです
種子が5個は、子房の室が5個あった事が分かる
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⚫︎3/31 別の木に咲く一輪
子房の感じから雄花ではないかと思いますがどうでもしょう。
雌花とは感じが違います
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4月17日に様子を見に立ち寄ったら
すっかり開花してピークアウト気味です〜
⚫︎4月17日 すっかり開花してピークアウト気味です〜 雌しべは識別できる
→雄しべは20本
→雌しべの柱頭は5本に分かれている
→自家受粉
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⚫︎雌しべの柱頭が識別できる 5裂
→両性花
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雄花です〜
⚫︎雄花です〜
→雌しべの柱頭はありません!
✳︎不思議に思っていたがスッキリです〜
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⚫︎カリンの花と幼果
→雄しべは20本
→雌しべの柱頭は5本に分かれている
→自家受粉
→幼果は、5月中旬頃から肥大し始めて、10月上旬迄続き、その後、成熟期に入り、10月下司から収穫期に入る
→11月には落葉して、翌年3月迄休眠する
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⚫︎花柄がなく、枝に咲いているので中々上手く撮れない💦
→雄花と両性花がある事を初めて知りました。
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⚫︎この様に低いとこにも花を付ける。子房もよく識別できる。果たしてこれは成長するのかなぁ?
→花木としては花は少ないが、実はなりやすいそうだ。こんなところに結実するかなぁ?
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⚫︎花びらも散って、幼果が形成されています
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⚫︎幼果
幼果期を生き残っていくでしょうか?
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⚫︎幼果
花びらが散った直後かなぁ、
秋迄
折をみて観察します
2024.4.17. 長居植物園 カリンの様子です〜
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参考迄 偽果の例
⚫︎偽果の例